20200119(了)
2020年版/このミステリーがすごい!
(2019年12月25日 宝島社) ¥680,-
今回もなんとか目を通し終わりました。毎年目を通すだけというの
が常になりました。
初めて読んだのは’91年版ではないかと思います。読んだ結果、はじ
めは国内、国外ともそれぞれ何冊づつかの作品を読んだものですが、
いつのころからかあまり読まなくなってしまった。でも年1回のこ
の雑誌だけはどういうものか目を通しています。
読みはじめは1冊380円ぐらいだった。安い雑誌だなあと思ったのを
覚えてますね。今はその倍近くになってる。
ワタシが目を通すのは、国内・国外の20位ぐらいまでの順位と、そ
れに関する解説。あとは何十人かの読み手が、その年に出た広義の
ミステリージャンルと思しいものの中から、内外それぞれ6冊を順
位を付けて選び、選んだわけを短く書く。この後者が面白いのです。
中にミステリーとは言えないような作品も時々交じるのがいいアク
セントになっていて、それを選んで読むなんてことも多かった。
読書量の多い人は、各社の「隠し玉」(まあ、次に出てくる隠れた
期待作のことだね) なんかを読むなんて書いていたっけ。めぼし
い作家たちが次に何を出す用意をしているか、なんてのもそうかも
しれない。ワタシはその辺はまったく興味ありません。
今回も、面白そう、と印なんぞつけたのもなくはない(主に国外も
のです)のですが、多分なにも読まないんじゃないかな。
書評子は皆知っているわけですが、ワタシには、知らない作家名が
結構ありました。どんどん入れ替わって行きますね。中には作家生
活50年選手の対談なんてのもありました。(皆川博子と辻真先!)