20220224(了) |
2022年版』
2021年12月17日/宝島社 |
加藤シゲアキ、米澤穂信、佐藤究ら、直木賞作家やその候補になった話題 |
の方などのインタヴューが豪華。(表紙には佐藤究の名がない、、、かな |
りギリギリやったんやろね) |
毎年一回、目を通している雑誌です。略して『このミス』。 |
中の作品たって、もうほとんど読まなくなっているんですが、つい。 |
この雑誌は1988年に出版され始めた。ワタシは91年から読み始めました。 |
当初から書評を載せている人がまだいますね。みんなジジババになっちま |
っているんだよな・・・ |
10位以内に限らず、中に面白そうなものはいくつもありましたよ。 |
でもまぁ、この雑誌に目を通すのは年中行事で、やっと果たせました。 |
朝日新聞の金曜の夕刊に、スウィフトの『ガリヴァー旅行記』の新訳が掲 |
載されてきました。それがこの2月18日に終了。84回の連載でした。 |
一応全部読み、全部残し、袋に詰め込んでおきました。 |
第1部と第2部ぐらいしか記憶になく、第3部と第4部は新鮮でしたね。 |
約300年前のこの(文明)批評精神旺盛な作品には、わかりやすい注釈 |
もふられていて役に立ちました.。 |
始めはくすくす笑えるところが多かったが、第4部ともなると、原作者も |
相当おかしくなっていたのか、それともこれも批評精神の表われなのか、 |
ガリヴァーはフウイヌムという馬の世界の価値観に染まってしまい、シン |
ドイ精神状態で終わって、人間社会に復帰適応できるんだろうかと思わせ |
るなんざ、特異なエンディングだという気がしました。 |
2/25には翻訳の後記として、訳者大森望さんが締めていましたが、その大 |
森さん、忙しいでしょうに、しっかりミステリーも読まれたようで、『こ |
のミス』の選者の中にはちゃんと名前がありました。
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1年半以上もほぼ毎週のように読み続けた『ガリヴァー旅行記』の読書感
想文としては、ちょっと寂しすぎだよね・・・