休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』

20210826(了)

映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』

  リューベン・オストルンド監督//クレス・バング/エリザベス・モス
  2017年製作/151分/スウェーデン・独・仏・デンマーク合作/
  原題:The Square/DVDレンタル
  <★★☆>

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時々英語が出てくる。でもここはスウェーデンなんやね。ヨーロッパは英語が
普通に喋れるような教育をしているところが多く、北欧なんかその最たるもの
だそうだし。(実は、遠い昔にそれがよくわかる経験をしたのですが、ま、恥
でもあるし、パス)
 
多分国の管轄下にある美術館。そこの現代美術のチーフ・キュレーターのお
話。仕事にリキが入っていないだけでなく、生活にも少々倦んだ感じの男。な
んとなく花形の仕事のように思うんだけど、たいていの物事にエエカゲン。ス
ノビズムというか、剝がしにくい差別意識というか、そんなものにも結構支配
されている。あとのほうでわかるが、可愛い娘が二人いて同居している。カミ
サンのことは、まったく説明がなかったと思う。
キュレーターとしてというか、お仕事としては、タイトルの「ザ・スクエア
いやりの聖域 云々」という、なんだかよくわからん、凡庸なようなアイデア
実施することになる。
 
ある時、謀られてまんまと掏られる。財布と携帯とカフスボタンスマホには
GPS機能があって、それがどの建物にあるかまではわかり、ある部下と共謀し、
建物の全戸に「返さないと・・・」という悪意はないとはいえ脅迫状を配布す
る。その結果、トバッチリを食ってしまった少年が、必死に食い下がる・・・
等々、エエカゲンな管理や対応から窮地に追い込まれる事件が次から次へと
起きる。
おしまいのほうで気取ったパーティに、猿人のような人間(多分特殊な演技
の専門家かなにかで異常にウマイ)が出てくる余興がある。おりしも、バカ
な部下の企画でもってSNS上で大炎上し、セクションの長として進退問題に
発展している。どうもこの余興、猛烈に意味ありげながら、ワタシには意味
が分からなくて、ひっかかったまんまなんですが、ま、いいや。
 
そうそう、物乞いが随分出て来ました。冬でなかったからいいようなものの、
寒い時期はどうしているんだろう。ちゃんと屋根のある所で過ごせるのかね
ぇ。というか、、、スウェーデンに物乞いがこんなにいるとは思わなかった。
本当だとして、主に移民なんだろうか。そうでもないように見えた。
 
この男のアイデアである「スクエア」に紐づく「思いやり」を自身が少し取

り戻し、始めに書いた少年の件は、回収されそうになるんだが、結局は果た

されない。

SNSでの炎上事件で引責辞任をする。キュレーターにとって、あまりすっき
りとは終らない。観ているこっちは、ある程度の予定調和を感じるものの、
彼のジタバタ感を除けば、とりつくろわれた世界ばかリ見せられた感じで、
後味はやはりスッキリとはしない。もっとも、その辺が主眼かもね。
 
2017年のカンヌのパルムドール受賞。「女は2度決断する」の年(2018年)
の、ゴールデングローブ賞やオスカーの外国映画賞の候補だったとある。
 
音楽は誰なのか載っていません。男一人か二人のアカペラが主で、恐らく多
重録音もやりつつの個性が強い(灰汁が強い)音楽。ワタシは好きではあり
ませんが、意図の感じられるものでした。

ツクツクボウシとヤマボウシ

8/29(日)

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これは何ゼミに見えますか・・・
逆光のせいか上手く写ってくれなかった。ガラケーで。残念。
小さくて気品があり、キラキラ感なんて夢に出てきそう。そんな感じが写し取
れていません。
いま一番よく鳴いている ツクツクボウシ です。
犬ころとの散歩中、通りがかりの近くのカシノキで、グジュグジュグジュ・・・

オーシ、ツクツク、オーシ と始めたもので、あまり近づきすぎないようにワン

ショット。

毎年一回は撮ってますね。
前にも書いた気がしますが、今夏はこの辺ではめったに聞けないミンミンゼミ
を、珍しく何回も聞いています。
ミンミンのほうはこうやって目の前で聞くのは難しそうですけどね。
数が増えたクマゼミは、まだ少しは鳴く。せいぜい朝のうちだけ。時期的にも
う羽化か終わっているので、新たな蝉殻は見かけない。それより、夥しい死骸
・・・
 
近くの池では、ギンヤンマやオニヤンマがまだ巡回しています。もうあと僅か
な日数でしょう。
たまたま昨日は対岸をカワセミが飛び過ぎて行くのを見ました。

 

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庭のヤマボウシの収穫時期です。
スーパーに並ぶことはないですね。ふつう、あまり食べられないのでしょ
う。うちじゃあ、この時期は果物の一つ。
下に落ちた大きい粒で、赤く、あぶないほど柔らかいのがいい。
やたらたくさん実り、小さいもののほうが多い。
小さいのも食べられないことはないけれど、実も少なく食べた気がしない。
緑色の実の段階で間引くとかいう方法があるのかもしれない。外で話題に
しないからか、まだ教えてもらえたことはない。
外側の見かけも、中の果肉も少なからず怪しいが、熟れた実は独特の上品

な甘さが癖になる。(ネットだと、かなり甘いとある。そうかなぁ)

果実の中にざらざらと口に残るものがあるのが邪魔と言えば邪魔なんだが、
なんだかもう慣れた。気になるときは、ペッ!と空いた皿に吐き出す。
これだけたくさん穫れるんだから、「ジャムにしてみたらどないやのん?」

とカミサンに言ってみたところ、裏ごしやらなんやらがメンドクサイって。

要は嫌だとさ。

ネットにジャムの作り方がぞろぞろ載っていた。
(来年かな・・・)

 

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(散歩中、ある公園の階段を上りきったところで、後ろを振り向いて。

 見飽きるほど見ている景色。天気が悪かったようです。8/22)

 

(補)

やっぱり毎年同じような記事を書いてまして、おととしの9月のものから、

新聞記事だけ、貼り付けてみます・・・

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ブーレーズ・コンダクツ・シェーンベルク 9/11

20210814(了)

ブーレーズ・コンダクツ・シェーンベルク

                   (9/11)

Pierre Boulez conducts Schoenberg(1874-1951):

   Chamber Works・Orchestral Works・Vocal Works

(27)オラトリオ「ヤコブの梯子」(フラグメント) 

   Die Jakopsleiter(1917-22)

   (オーケストレーション:Winfried Zillig、テキスト:シェーンベルク)D1-11 47:35

 ①「右にいても、左にいても、将来に目を向けていても」(ガブリエル、合唱)4:51

 ②「問いかけもせずに?」(合唱、ガブリエル)4:46 

 ③「その調子で!先へ!」(ガブリエル、指名された男)3:54 

 ④「お前はいつも自分に満足している」(ガブリエル、扇動的な男)2:09 

 ⑤「この二者択一」(ガブリエル、奮闘する男)3:54 

 ⑥「彼と汝等の意志に対して」(ガブリエル)2:25  

 ⑦「私は近寄れない、何故なら近寄る時に私は負けるからだ」

   (選ばれた男、  ガブリエル)5:40 

 ⑧「主よ、私の不遜をお許しください!」(修道士、ガブリエル)5:10 

 ⑨「主よ、私は一生涯この時間を待っていました」(瀕死の男)3:30 

 ⑩「お前が再び光に近づくのは」(ガブリエル、魂、合唱)3:25 

 ⑪大交響間奏曲 7:25      

 (ソリスト)     

    ガブリエル :  ジークムント・ニムスゲルン(Bs)  

    指名された男:  ケネス・ボウエン(Te)  

    扇動的な男:   イアン・パートリッジ(Te)  

    奮闘する男:   ポール・ハドソン(Bs) 

    選ばれた男:   ジョン・シャーリー=カーク(Br) 

    修道士 :      アンソニー・ロルフ・ジョンソン(Te) 

    瀕死の男(女声):オルトルン・ヴェンケル(Ms) 

    魂 :       マディ・メスプレ(Sp) 

     BBCシンガーズ、BBC交響楽団

(28)室内交響曲第1番 Op.9(1906) D12 19:43

         アンサンブル・アンテルコンタンポラン

(29)映画の一場面の伴奏音楽 Op.34 (1929-30) D13  8:25

    BBC交響曲

 

  録音: (27)1980年4月、パリ、ジョルジュ・ポンピドー・センター、IRCAM 

      (28)1979年9月、パリ、ジョルジュ・ポンピドー・センター、IRCAM8    

      (29)1976年2月、ロンドン、EMIスタジオ     (【CD9】Tot.75:43)

  全ての指揮;ピエール・ブーレーズ
  Ⓟ&ⓒ 2013 Sony Music Entertainment/11枚組/現代音楽//輸入/中古


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(27)オラトリオ「ヤコブの梯子」 D1-11
   <★★★★>
5年前にこの演奏のことはブログにアップしています。読んでみたら、今回聴い
ての印象とほんど同じようなことを書いていましたね。そして、気に入っている。
コピーしてもいいぐらいです。
こんなタイトルにしたら総括したことになるんじゃないでしょうか・・・
 『「ルカ伝」(ルカによる福音書)をもとにした宗教的思索組曲
シェーンベルクがテキストを作ったそうですが、こっちはもともと宗教談義を気
にしつつ聴く気はさらさらない。だからちゃんと聴けているかどうかは大いに怪
しいわけですが、いまさらそんなことを言ってもしょうがない。ガキの頃から宗
教曲は聴いてきた。それでも歌が苦手だし、ここじゃあ、時には更に苦手な
「シュプレヒ・シュティメ」で歌われたりもする。
でも、それを補って余りある、とんでもなくすばらしいオーケストラルサウンド
が楽しめてしまったのですね。一つ前の『グレの歌』とはまるで違って、一皮む
けた(調性を離れた)音楽の完成度の高さがあって、一つのピークに近づいてい
るとまで思わせる。
そりゃ音楽全体を聴いていることにならんだろうと言われても、素敵なものは素
敵であって、じゃあどうしろというんだと、ケツマクリせざるを得なくなっちま
う・・・ 案外この辺は、本音なのです。

思い付きみたいなもんですが、何か違うことを書くとしたらこんなことでしょう

か。

 
さて、いたって具体的なことです。シュプレヒ・シュティメ以外にも大いに苦手
なものはあって、D10のソプラノの非人間的な高音。こういう無理して出す声は
楽しみようがない。その代わり、最後のD11でもって陶然とさせてくれるので、
帳尻は合うんですけどね。
 
もっとも、このオーケストレーションは奥さんが頼んだツィリッヒというかたの
手になる部分が多くあるようで、主に広範なんだろうとは思うものの、ワタシに
ゃよくわからん。解説にも書いてはいなかった。でもこの御仁、シェーンベルク
をよほどよく知っていて、能力もあったんでしょう。
そして、構想では出来上がっている部分は第一部。第二部はまるっきり未完成で
で終わったわけだから、「フラグメント」、つまり「断章」みたいなものになっ
た。残念でした。
 

(28)室内交響曲第1番ホ長調op.9 D12 

   <★★★☆>

小さいオケによるものであるために、斬新なサウンドに聞こえなくもないものの、
これはいかにも後期ロマン派のものという感じが強い。
 

(29)映画の一場面への伴奏音楽op.34 D13 

   <★★★★△>

どういう映画のつもりだったか、この曲、少し映画としてはオーバーだけど、
1930年頃だと思えば、実際に使われれば、そうとうぶっ飛んだものというこ
とになったに違いない。こんないい音では録られないのみならず、一音たりとも
変えないなんて駄々こねたとすれば、そもそも使われっこない。
それも納得。
較べると、前曲(28)なんざ、古色蒼然。
 
アルバム作成上の都合、こういうところに(28)と(29)をくっつけたわけで、
あまりいい案だったとは言えない。(28)でガタっと雰囲気が変わってしまう。
でもまあ、レコードなんてままそういうことが起きる。ましてセットものですか
らね。『モーゼとアロン』の余白に入っている室内交響曲第2番とはわけが違う

・・・ もっとも、室内交響曲2つってのは、とかく余白用の扱いが多い気がす

るなぁ。

 

さて、最後はその『モーゼとアロン』の聴き直しです。感想はいつになることや

ら。暑さが戻ってきたことですし。

 ※

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          (以前聴いた時のアルバム・ジャケット)

映画『博士と狂人』

20210816(了)

映画『博士と狂人』

  P・B・シェムラン監督//メル・ギブソン/ショーン・ペン/ナタリー・ドーマー/
  エディー・マーサン/ジェニファー・イーリー/スティーヴ・クーガン
  音楽;ベアー・マクレアリー
  2019年製作/124分/英・アイルランド・仏・アイスランド合作/DVDレンタル
  原題:The Professor and the Madman
  <★★★>

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                    (エディ・マーサン、ナタリー・ドーマー)

The Oxford English Dictionary 

習いましたねぇ、英語の超権威OED。つまり、オックスフォード英語(大)辞典。
この編纂にかかわる大事業の裏話です。
ノンフィクションの原作があるというのだから、この通りかどうかはともかく、似
たようなことがあったんでしょう。
なにやら怪しげないきさつで編纂の責任者に抜擢される博士は、さまざまな言語に
非常に詳しいが、箔や権威に乏しい子だくさんの貧乏先生。
そしてこの大変な任務に、不思議な縁で絡んでくるのが、もともと教養はとても高
いんだけれどトラウマを抱える元軍医で、そのトラウマが原因で引き起こしてしま
った失敗(殺人)によって更にトラウマを背負いこんでおかしくなり、精神病患者
専門の牢獄のような施設に入れられている。この「狂人」。
この二人の運命的交錯を中心に、殺された男の妻や子供達の一家、施設の怪しげな
ボス、狂人にいつもよりそう優しい看守、博士の首根っこを抑えているオックスフ
ォードのお歴々、もちろん博士の家族、そしてしまいには政治家(え?と驚く人物
が出てくる)。彼らが絡むドラマ。20世紀のはじめごろからのお話。
堂々とした大芝居でした。
 
辞書というと『舟を編む』だったかな、日本のも楽しみましたっけ。こっちは基本
的に現代語の辞書なので、古語まで遡ったりするようなところはほとんどなかった

ような記憶があります。「神去なあなあ・・・」は読んで面白かったが、映画は観

ておらず、こっちは小説のほうは読んでません。

OEDの場合は、16世紀の用例みたいなものまでチェックしてましたね。英語の辞
書ってそこら辺まで遡るものなんだ。これがすごい。そうそう、英語って三割近く
まで(いや、四割だったか)ドイツ語系の言葉が入り込んだりしてたんじゃなかっ

たかなぁ。

とにかく途方にくれずに済むお仕事じゃない。

先生、始めは7年でやるなんて豪語してしまうんだが、あの小人数じゃ、何十年か

かるやらわからない。映画のエンディングにいたってはじめて、ではその後どうな

ったか、一応わかる。

当初から工夫はいろいろしているみたいなんだけれど、遅々として進まない。そこ
に強力な助っ人(狂人)が現れて、しばらくはドラマティックに進捗する。映画は
その頃のいきさつが中心というか、ハイな部分として描かれる。
言葉はいろいろ例こそ出て来ましたが、それほどたくさんというわけでもない。あ
まりにも地道で長い作業なので、映画の尺じゃあ無理がありますからねぇ。あれく
らいの紹介が限度なんでしょう。

 

主役二人は共にラビっぽくひどい髭面なので、表情が読みづらく、そのためだろう、
往々ドアップになる。しょうがないが、ちょいと鬱陶しかったかな。
それに比べると、『ゲーム・オブ・スローンズ』で強く印象に残ったN・ドーマー
さんは、微妙な役柄にも拘らず受けにくいだろうなあとは思うものの、さほどアッ
プにならないで、それでもなかなかの存在感だったよう。
でも、ホンマにこんな逸話あったんかいな・・・
映画にしたくなるのはわかります。

 

言語に関わる話は、よくはわからんくせに、ワタシはなんやかやと気になる世界で
す。この映画の表現では言語というものに大上段から切り込むような面は避けてい

たわりに、逆に細かい面も伝わり切れていない気はしました。例文へのこだわりは

当たり前とはいえ、よかった。

とかいいつつ、けっこうのめり込んで観たので、映画自体の出来は果たしてどうだ
ったのでしょう。よくわからない。
ああ、音楽は、可もなく不可もなく。機械的にではなく鳴らしてはいたものの地味
で、もう少し主張する余地はあったように思うんですけどねぇ、あまり冴えた感じ
じゃなかった。

Take 6/He is Christmas

20210808(日)

Take 6/He is Christmas

 
 ①SILENT NIGHT 3:31
 ②OH! HE IS CHRISTMAS 4:01
 ③HARK! THE HERALD ANGELS SING 2:39
 ④AWAY IN A MANGER 3:37
 ⑤AMEN! 3:34
 ⑥THE LITTLE DRUMMER BOY 3:55
 ⑦'TWAS DA NITE 3:46
 ⑧SWEET LITTLE JESUS BOY 3:27
 ⑨GOD REST YE MERRY GENTLEMEN 4:35  with Yellow Jackets
 ⑩O COME ALL YE FAITHFUL 2:23
 
   CD/1991/Reprise/WEA/輸入/中古
   <★★★☆>

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もうほとんど活動をやめているであろう(って、知らないんですが)、こ

のアカペラが主の黒人ヴォーカル・グループのアルバムも、これが3枚目

になりました。

 

つなぎ的に選んでみました。
これで3枚目。7月にアップした2枚目の「Join The Band」が
すばらしい出来だったもので、こっちも期待。
期待にたがわず。
 
これはクリスマスものなんで、さすがにこの夏場には北半球ではピンとこな
いものの、10曲という少な目の曲数を、バランスよく配置してあって、ま
とまりがよく、かつ、単調さからちゃんと免れている。
オリジナルっぽいのは②と⑥で、この存在も効果をあげている。
冬に聴けば、バッチリ(古いか・・・)だと思う。
 
ワタシ、クリスマスものは特に好きというわけではないのですが、人にはシ
ンガーズ・アンリミテッドのものがいいよ、ということにしていまして(な

んてね、そんな機会なんかめったにありませんけどね)、そこにこれも加え

てもいいかな、なんてちょっと思いました。

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ブランチ後のひと時

ほぼそのまんま

8/20(金)
 
新聞を広げています・・・
〇 
え?中田翔が巨人へ? 
野球といったら、MLBぐらいなんだけど、事件は知ってるから、けっこう
びっくりしましたねぇ。大谷の「翔」ちゃんの40号よりは、はるかに。
 〇

福岡伸一先生版「ドリトル先生」の連載、また載っていない。

昨日までで105回。

土曜の休みだけじゃなく、けっこう飛ぶやないの・・・
〇 
朝早い時間に小便に立った時は、陽が照って、パアーッと明るかったのに、
11時に起きた時にはもはやどんより。
昼には降り出した。
××会の事務局長と幹事のジャッジ&決断は大正解。お礼!

(今日だったのです)

こんな雨の中でのプレーはごめんこうむりたい。

皆もたぶんそうだろう。
夕方には止みそう。
先に、××公民館や×××ホールに、職場で依頼されたチラシの陳列
を頼みに行くのもアリかもな。(柴犬娘の散歩の前に)
 
もっとも、そのゴルフの延期(⇒9/3)で思うこと・・・

急に6時に早起きなんかしてやっても、オラァ、まだ寝ている≒死んで

る・・・

通常11時に起き出してボーっとしている状態だって、普通の(同年齢の
平均として?)オジン・オバンとは、3-4時間ズレた生活をしているわ

けで、肉体的に、だいぶん違った褒められない状態を生きているのかも

しれない。

この遅寝遅起きが長生きのためにはならないらしいのは、さんざん聞か

されているのですが、今のところ、変えられない。ゴルフの前には、要

調性・・・

 
 〇
タリバンがカブール市内で、市民に街頭インタヴューをしているのが、ブラン
チの最中、民放のニュース番組で流れた。
市内の状況は安定していて、生活しやすく嬉しい、とマイクを向けられたオッ
サン(たち)がにこやかに喋っている。画面に銃は見えない。
お笑い。作っているほうの意図は見え見えのプロパガンダ
でも、電波はたちまちに世界に伝わる時代になったので、ある程度は信じても
いいかもしれない。
「安定、平穏の状態を無理やり作られている」にしても。
バイデンさんは、米国人が完全撤退するまでは、米軍も居残る・・・なんて言
ってる。(どれだけのものを残すの? というか、残っているという事実があ
ればいいのかもね。)
 
 〇
NYタイムズのある書き手の長文コラム。
共和党は20年前の共和党と完全に違う。
トランプによって変質を余儀なくされ、良識や常識や理屈が通じないゾンビと
化した!米民主主義に巣くう害悪であり、昔の共和党はもう存在しない。
そうはっきり書いている。(8/1付けのものの抄訳)
 〇

ついでに・・・

切り取っておいた昨日の政治季評;豊永郁子さんの

 「習近平体制の本質/全体主義に回帰する中国」
と題された文章のおしまい部分・・・  (ちょっと勝手に改行)
 
・・・全体主義化は難しい。従って独裁者となったプーチン氏はあくまで権威
義体制のリーダーなのである。
 では習体制は毛体制の再現となるのか。
中国はもう共産主義経済ではないのでそれは違う。
では何か。
国家が掲げるイデオロギーには2種類ある。
どの国にも採用可能な普遍的理念やプログラムを掲げるものと、
自国に固有の価値観や理想を掲げるものとだ。
共産主義体制は前者を有したが、今日中国を導いているのは後者である。
戦前戦中の日本のイデオロギーも後者であり、同盟国のドイツなどその危険性
を極めつくした。
このタイプのイデオロギーを有する全体主義国家には特徴的なふるまい
 (領土的野心の性質や人権侵害のあり方など)
と陥りやすい陥穽
 (合理性の欠如や他国の反応の読み間違いなど)
が存在する。
これらについては日本とドイツの前例が多くのことを教えてくれる。
 
 〇

さらに・・・

同じような、と言っては語弊があるけれど、ルカシェンコが治めるベラルー

シの状況を、ノーベル賞受賞作家アレクシエービッチにインタヴューした内
容を基本にまとめたものがあった。これも切り取っておいた一昨日の夕刊
(もう夕刊やめたいんやけどネ)。
 「戦争は女の顔をしていない」
なんて読みたいと一瞬思ってリストアップしていたけれど、、、逆に読む気
が失せてしまった。
この記事で沢山。
 
ぼちぼち小降りになってきました。
しばらくはこんなもんでしょう・・・今のうちに・・・

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 ストレッチなんぞ始めると、こういうスタイルをすぐ採りますね。

 「クビアカウォッチャーが終ったと思ったら・・・またかよ! ったく」

 てなところなんでしょう。(写真は8/10のもの)

 

 洗濯機の不法投棄を知らせる回覧は、原稿は作りましたが、まだ

 もう少し待ちましょう・・・

映画『とんかつDJアゲ太郎』

20210807(了)

映画『とんかつDJアゲ太郎

  監督・脚本;二宮健//北村匠海/ブラザートム/伊勢谷友介
  2020年製作/100分/G/日本/DVDレンタル
  <★★>

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<映画.com>解説から; テレビアニメ化もされたイーピャオ、小山ゆうじろう
の人気ギャグ漫画を・・・実写映画化。渋谷の老舗とんかつ屋の3代目・アゲ太
郎は、弁当の配達で初めて足を運んだクラブで憧れていた苑子に出会う。
キャベツの千切りばかりの日々を送っていたアゲ太郎は、音楽でフロアを盛り
上げるDJたちのプレイに刺激を受け、これまで味わったことのない高揚感に心
を動かされる。苑子のハートを射止めるため、アゲ太郎は、とんかつ屋の仕事
の仕事もDJも精進し、豚肉もフロアもアゲられる「とんかつDJ」 になることを
決意する・・・
 
新聞の紹介記事で、面白そうとメモっておいたものです。
 
オヤジのトンカツ屋を継ぐことに異存はないが、オヤジはなかなか肝心のトン
カツをあげる部分を教えてくれない。それに、特段夢を持っているわけでもな
いもんだから、なにか打ち込めるものを探している。彼の友人たちもそれぞれ
家業を継いだような者たちで、似た感覚を持っている。が、まあここでは、ア
ゲ太郎のにぎやかし役。
憧れの彼女とほとんど合わせて見つけたのが、クラブのDJ。
DJに対する考え方は、大恥をかいたのち、途中で一皮むける。
ややこしい話は一つもない。キモと言えるのはなんだろう。
例えば、トンカツ定食を作る過程の状況。カウンターの中だけのごそごそした
作業とか、あげる音の微妙な変化だとか、キャベツを切るリズミカルな音。
こういったものが、DJがターン・テーブルを(打)楽器的にいじったり、その
他のオーディオをごちゃごちゃ触ったりする見かけと、妙に通じるというか、
似ているというか。
この辺なのかしらん。
 
ま、それ以上、何を書いたらいいのかよくわからないんですが、、、
DJが独立した「仕事」であることもよくわからなかったので、伊勢谷友介が演
じるセンスの古い「DJ」が、仕事として成立しているらしいのに、食うや食わ
ずであること、受け続けるのはなかなか大変らしいこと、などは物珍しかった。
既成の音楽にチャチャをいれて受けるなんてのは、わかるけれど、「仕事とし
てはどんなもんなんやろか」、という感じなんですけどね。

 

 (クラブという語のアクセントが後ろにあるんだが、これがワタシ、どうしても
 ぞくぞくする。気色悪くてイヤ。他にもこういうの、山ほどあります。挙げたら
 きりがない。それを外国人がまた上手に発音(真似)したりする・・・ゲッソリ。
 言葉なんて生き残って行ったりすぐ廃れたり、時間と共に変わっていくんだから

 「ホットイタラエエネヤ」と、割り切りたいんだけれど、ワタシにはどういうも

 のか易しくないのです・・・)

 

 (先日、長男一家が、お盆に行けんというんで、LINEでテレビ電話みたくかけて
 きた。カミサン、ワタシの「最近」の紹介として、上記のようなことを気にして、
 いつもテレビに毒づいてるヨと伝えおった。
 そしたら長男が、「20年前と変わらんなぁ」とぬかしよった。もっと別なこと
 言えっちゅうんや!町内会のこととかあるやろ・・・  ハァ・・・

 ま、ええわ。孫の顔ひさびさに見ることできたしな。)

 

 (ところで、ワタシはスマホ、もっていません、ワクチンは打ち終わっていますが、

 パソコンで頼んだんでした)