休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

テイク6

20210418(了)

TAKE 6

 
①ゴールド・マイン 3:52
②スプレッド・ラヴ 3:29
③イフ・ウィ・エヴァー 4:59
クワイエット・プレイス 2:43
⑤マリー 3:31
⑥デイヴィッドとゴリアス 4:25
⑦ヨルダン河 4:23
⑧眠れぬ夜に抱かれて 3:10
⑨ミルキー・ホワイト・ウェイ 4:47
⑩愛の言葉を 0:55
 
  1995年/CD/ヴォーカル/リプリーズ/wea/ワーナーミュージックジャパン/邦/中古
  <★★★☆>

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音楽系のブログに、このグループが大好きなかたの記事がありまして、
「フーン」と思った勢いで手に入れてみました。ファーストアルバム。
といっても、前から名前は知っていて、気になっていたんですけどね。
ベースはゴスペルなんでしょうが、ジャズやR&Bと重なる。
多分、ワタシの好きなシンガーズ・アンリミテッドだとか、ジャズヴ
ォーカルグループとしてとくに有名なフォー・フレッシュメンなどの
影響は大きいでしょうね。それに、マンハッタン・トランスファー
日本のゴスペラーズは勿論マントラと主にこのTAKE6に刺激を受けて
結成したんじゃないでしょうか・・・
 
ぶ厚かったり鋭かったり、あまりに見事なハーモニーで、もうなにも言

うことがありません。ベースやリズムもバッチリ。多重録音なんか要ら

ない、生声だけ!
 
しばし堪能したら、ああもう十分やなぁ、と思ってしまって・・・ 続
けては聴きにくい気がします。ワタシにはそんな感じでした。黒人中心
の独特の声質のせいではないでしょう。
いきなり、グラミー賞を受けた(1989年)のもわかりますし、生演奏
だったら、これはすごいだろうな。
2作目以降、大分苦労したんじゃないかと思ったら、とんでもない。毎
年のようにアルバムを発表し、計8回もグラミーを受賞しているんだ。
しばらくしてから、また何か探してみるのもいい。

同窓会ゴルフコンペ

4/23(金)
 
昨日は年2回の同窓会(中学)のゴルフコンペ。
温かくてね、疲れもさわやかでした。
スコアには大不満でしたが、こんなもんや。
 「ドラコン」を一つ獲れたのは儲けもの。思ったとおり、パター無残。
 
ワタシのパート仕事の職場は大阪府内のある町のコミュニティセンター。

珍しく3日空けて出勤した今日の職場は、コロナ対応がどうなるかピリ

ピリ状態。

で、夜、大阪府知事の(≒国の)発表を受けてこの町が決めた方針によ
れば、(公共)施設は5月11日までは休館になるよう・・・
我々が属しているのは、民間の「指定管理業者」。
ワタシは受付のオッサン。
管理業者にはいくばくかの休業補償はあるのかもしれないが、パートなん
かには、よくは知らんが、何もないらしい。
事務所(受付)は夕方までは開かなければならない。職場のボスは気遣っ
て、シフトに組み入れるよう、夜専門のワタシにも昼間の出勤の提案をし
てくれた。まあ、ありがたいことではあります・・・
 
話を戻して、考えてみると、ゴルフ場ってのは、これまでは新型コロナウ
イルスの影響をたいして受けずに来たらしいのね。

やっぱり、ちょっと不思議というか、意外というか。(カミサンは自分の

教室のイベントが中止になったこともあって、怒ってますナ)

ゴルフ場に着き、スタートするまではマスクはしているんだが、コースで
スタートしてしまえば、マスクは外してプレー。
風は吹いているし、電動カートったって、風が素通りの乗りもの。フェア
ウェイを歩くといっても、犬の散歩ほどにも近くに人はいない。とっとこ
歩くもんだからマスクなんざむしろ苦しくって付けてられない。
ハーフの後、クラブハウスに戻って食事をする際は、短い時間、マスクは
するけれど、食べ始めたらマスクは外す。
「まん防」後は風呂どころかシャワーもダメになりはしたそうだが、別に
困りはしない。楽しみではあるんだけどね、値段に入っている気もするし。
(ワタシなんか家まで車で20分なんだもの)
などと書いていて思い出した。カートやバッグを運んだりしているパート
のオッサンや爺さんたちもマスクってしてなかった気がする・・・ 帰り
にはクラブの本数確認、バッグのナンバー付け、アルファベット順などの
置き場の指示等々、色々とやっちゃくれなかったけどさ。
松山英樹のマスターズ優勝を受けて、若者のゴルフ熱が突然爆発したみた
いな報道があった。確信はないんだけれど、全体に若い客が多かったよう
に思えましたね。お姉ちゃんばっかりのグループとか。そうそう、ミニス
カート姿のプレーヤーなんて、久々に見かけた。
最低限のエチケットのようなものは必要だけれど、それ以外のルールは、
もともと「ブラック校則」ほど酷いものはないものの、ものによっては少
少なら緩くなってもいいんじゃないかな・・・

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散歩中

 

ジェノサイド?

オリンピック開催のことに繋げるつもりだったのです。

なんだかもう、実施すると決めているかのような新聞やTVの

報道があるのでね。

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(パートの職場のオッサンがよく見せてくれる毎日新聞の夕刊 3/31)

 

大阪発ですし・・・ 

今はとてもオリンピックを開催している図が思い浮かべられない

と感じてます。

でも、でも、オリンピックがどうなるにせよ置いといて(ホントは

興味津々なんですけどね)、方向転換・・・

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まあ、この辺りは、だいたいわかっているつもりではいたのですが

・・・(3/31)

 

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(数日前です)

 

こんなふうにある程度具体的に数字で示されると、あまりに強烈。

これが正しい数字なのかどうか、疑うことも忘れちまう。(様々

な無責任極まりないSNSを非難する資格もないかも)

これがもし本当のことだったら「ジェノサイド」はオーバーじゃ

ない。

ああだれか、この国の今やこれからを、わかりよく解説や予測を

してくれないか。

 

サクソフォン・クァルテットのためのアメリカ音楽集

20210405(了)

ショート・ストーリーズ       

サクソフォン・クァルテットのためのアメリカ音楽集

①チャールズ・アイヴズ(1874-1954):
   コラール(弦楽四重奏曲第1番「救世軍より」第1楽章<M・シンチャク編曲>)
   (1896/2003)                          5:20
②-⑦ジェニファー・ヒグドン(1962- ):ショート・ストーリーズ(1996)25:40
   チェイス/夏の前夜/子守唄/キャンバスに絵の具を叩きつける/
   コヨーテの夜/ダンスのステップ
⑧フレッド・スターム(1951- ):ピカソ・キューブド(2003)      5:33
⑨マイケル・トーク(1961- ):7月(1995)               7:45
⑩-⑯デイヴィッド・ビクスラー(1964- ):ヘプタゴン(2006)      8:11
⑰カールトン・メイシー(1944- ):とらえどころのない夢(1995)     7:46
⑱“ジェリー・ロール” モートン(1890-1941):ブラック・ボトム・ストンプ<F・ス
   ターム編曲>(1926/1995)                    3:43
 
  アンチア・サクソフォン・クァルテット、ディー・ラングリー(アコーディオン)
  録音;2003年8月&2007年7月、米、ミネソタ州、セントポール Tot.63:59
  CD/現代音楽/室内楽/Ⓟ&ⓒ 2009 Naxos/中古
  <★★★☆>

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(帯紹介文から) このアルバムはサクソフォン・カルテットの限りない可能性
を追求したもので、サックス・ファンにとって垂涎の1枚です。アイヴズを始め
としたアメリカ近現代作曲家の様々な作品が並びますが、中でもヒグドン
「ショート・ストーリー」は5つの部分からなる極めて技巧的で描写的な音楽で
す。例えば第1曲目の「チェイス」での追いつ追われつの緊迫感、第3曲目の子
守歌などは新鮮さと親しみ易さが程よく混在した楽しいもの。アンチア・サク
ソフォン・クァルテットは20年間以上北アメリカ、ヨーロッパおよびアジアで
活動し、高い評価を受けています・・・
 
 サックスの可能性を極限まで追及した作品集
 完膚なきまでに完璧な作品、そして演奏
 
 
なかなかオーバーな惹句ですナ。
さて、マルサリスに続いて、またサキソフォン。音色が好きなクァルテット。
 
アイヴズとヒグドンは一応知っていて、特にヒグドンは、前回の生演奏では、
ソプラノ・サックスと小編成オケ(いずみシンフォニエッタ大阪)との実に
変化にとんだ楽しい曲を聴いたんでした。その女流作曲家ヒグドンの曲がこ
のアルバムのメインだし、ワタシの期待も大きい。
もっとも、他は知らない思ったら、最後の短い曲がなんと、ジャズの創始的
な存在の“ジェリー・ロール” モートンの曲。映画『海の上のピアニスト』で
船からいっかな降りようとしない主役のピアニストと張り合う嫌味なピアニ
ストとしてなかなか印象深く登場したあのアーティスト、独特のブロックコ
ードの・・・
 
 ①アイヴズは弦楽クァルテットの編曲もの。コラール。
いきなり、気の狂っていないほうの、ピューリタニズムの~清い~アイヴズ、
という感じ。フーガ味の讃美歌・・・
 ②-⑦ ヒグドンの始まりは、猛烈な速さでうごめくアリ、ハチ、ハチドリ
、、、などの大写しの映像という感じ。破裂音はぶつかり合いだとか、滑稽
味。「チェイス」とある。なるほど。③はどこかオーロラでも観ているよう
な感じ。涼やかな響きがいい。④あまり甘さのない素敵なララバイ。⑤変わ
ったタイトル。激しいというよりは若干ひょうきん。⑥コヨーテの意味は分
からぬが、声が聞こえるぐらいか。やや遠くのものに思いをはせる感じ・・・
 ⑦ダンス? 始めのような破裂音が、やはりやや滑稽味を伴って。ミニマル
っぽい。上記の生演奏時の時と同様で、捉えやすいかどうかは疑問だけれど、
音色・曲調については、そのヴァラエティの豊かさが申し分なく、楽しかっ

たですね。ただし、頭の中で「再現」しにくい。難解というのでもないけれ

ど・・・

 ⑧スターム、知りません。モダンダンスっぽい。例えば「ウェストサイド・
ストーリー」のなんとか団の踊り。こちらは「わかりやすい」。
 ⑨トークの名は聞いたことがある程度。なにかありますね・・・ 米国現
代音楽の雄であるらしい。ミニマル・ミュージック
 ⑩-⑯ビクスラー、知りません。7曲あるのでヘプタゴン、7角形なのかな。
ジャズのリフの寄せ集めみたい。と書いてみたら、少しポップス系の匂いが
する。
 ⑰カールトン・メイシー。初耳です。なんとアコーディオンが加わってい
る。それで少しヨーロッパ的なニュアンスが加わったというぐらいで、特徴
は不安げなことぐらい。
 ⑱始めにも書いた通りで、この方は知っています。ジャズ系に含まれるで
しょうね。
 
惹句のような「垂涎の1枚」なんてことは、ワタシに関する限りありません
でしたが、トータル的にはやはり時々無性に聞きたくなるに違いない、好き
サウンドでした。てぇと、点数、ちょっと辛いかもしれへんねぇ。

映画『盗まれたカラヴァッジョ』

20210409(了)

映画『盗まれたカラヴァッジョ』

  ロベルト・アンドー監督//ミカエラ・ラマゾッティ/アレッサンドロ・ガスマン/
                レナート・カルペンティエリ/ラウラ・モランテ
  マルコ・ベッタ(音楽) 
  2018年製作/110分/伊・仏合作/原題:Una storia senza nome
  DVDレンタル
  <★★★△>

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これは、珍しや、タイトル借りでした。
 
【映画.com】解説から:・・・1969年にイタリアで実際に起きた未解決の絵画
盗難事件の謎に迫るサスペンス。人気脚本家アレッサンドロのゴーストライター
でもある映画製作会社の秘書ヴァレリアは、引退した捜査官を自称するラックと
いう男から、1969年に起こったマフィアによるカラヴァッジョの名画「キリス
ト降誕」盗難事件を映画化するよう勧められる。男の助言に従い、ヴァレリアが
プロットをまとめ、映画会社は映画化を決定するが、映画化の情報を耳にしたマ
フィアによってアレッサンドロが誘拐され、こん睡状態で発見されるという事件
が起こる。ラックの情報を元にミスターXとしてシナリオを書き進めるヴァレリ
ア。マフィアがミスターXの正体を探る中、映画の制作が着々と進んでいく・・・
 
映画の製作や脚本の世界の諸々の中に、カラヴァッジョ(1571-1610)のある
絵の秘密が入り込んでくる。絵の秘密は、国家の中枢やマフィアも絡む。
映画の世界が外側にある構造で、カラヴァッジョはいわばプラスアルファ的か
なあ。しかも、最後にはもうひとつの外側があるかのような、やや強引に捻っ
たような作りになっています。
 
ここで出て来たカラヴァッジョの絵は「キリスト降誕」のみ。
見たことないなあと思ったら、この作品は盗難に遭ったあと、いまだ見つかっ
ていない。だから展覧会では当然見ることができなかったのね。
美麗な写真はネットで見ることができますが、10数年前に愛知県のある地方
都市であった展覧会のときの図録にはモノクロ写真すら載っていなかった。知
識のネタはこれしかないので知らなかったわけです。
とはいえ、ワタシが期待したのはあくまで好きなカラヴァッジョ。シェイクス
ピアより少し遅れて生まれ、苛烈な絵(自分の生首なんぞも)を描きつつ、犯

罪者扱いをされるようなハチャメチャな生を生き、シェイクスピアよりずっと

早く死んだ。

作品数は、例えば37-8作しか残っていなくて大人気のフェルメール(ワタシも
好きです)よりは多いけれど、80点程度。ちょっと好きなだけで、詳しいわ
けでも熱烈というほどでもないんですけどね。他の絵も、画家自身のこともほ
とんど出てこなかったもんだから、そりゃあ、物足りなかったですよ。もっと
出てくりゃあ、印象はもっと良くなったかも。って、このドラマには必要なか
ったんでしょうし、イタリア人には、何も言わなくても、カラヴァッジョとい
う名前だけで、自明のことがたくさんあるのかもしれない。
 
音楽は知らない方です。かなりのウェイトでミニマル・ミュージックを使ってい
ました。幸い拒否反応が起きるほどではありませんでした。

ストリングズ・ウィズ・ゴンチチ

20210401(了)

Strings with Gontiti

 ①Right Side of Sorrow
 ②塩と太陽 
 ③Standard Exercise
 ④Railway
 ⑤水辺の人々
 ⑥Days of Wall
 ⑦Pirouette
 ⑧Bamboo Chair
 ⑨Foggy Valley
 ⑩Kiss on the Corner
 ⑪Closed Book
 
   All songs written by Gontiti
   Recorded in April and May,1998
   CD/イージーリスニング/Ⓟⓒ 1998 Sony Music Entertainment/邦盤/中古
   <★★★★△>

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ゴンチチ・ウィズ・ストリングズ じゃない、逆なのね。「ゴンチチ付きの
ストリングズ」なんだ・・・
 
いまどき流行らないかもしれないが、べったりストリングズ付きを聴いて
みたくなっていたようなのです、自分のことなんだけど・・・
で、最近起き抜けにNHK-FMの「ゴンチチ」の超長寿番組(世界の快適音
楽・・・だったかな)を流しながらうとうとしていたら、たまたま、彼ら
自身のストリングスべったりのちょうどいいのがかかって、起きてから探
したのね。そこでこのCDを見つけた。
もともとギターデュオのゴンチチは好きなんだけど、偶然手に入ったもの
以外あまり手元に持ってこようとはしてこなかったですね。相当たくさん
の録音があるわけだし。
もう古いものは、オリジナルのアルバムとしては入りづらくなったものが
大半になっちゃったろうなぁ。
これはとても安かった。珍しく「即」購入。
ライナーノーツが付いてない。元からか、中古やからか。 ま、いいや。
 
車に持ち込んでヘヴィー・ローテーション。
仕事場でも同様に・・・
ところが、ラジオ聴いて気に入ったという曲が、見つからない。
⑦か⑪あたりか。いや、違うなぁ。
このアルバムではないのかもしれない。
ウィズ・ストリングズのアレンジなんて、いくらでもあるに違いないし。
でも、この20年以上も前のアルバム、気に入りました。
最初の①のセンチメンタリズムなんざ、イヤーもう最高でっせ。
それと、②はゴンチチの件のラジオ番組のテーマに使われている曲だっ
たのもうれしい。
後は個々では書きませんが、管の入り方も含めて、なんとも品がいい!
大推薦やね。
 
こういうアレンジを聴いて嬉しくなるなんて、我ながら不思議な気がしま
す。中学生や高校生じゃあるまいし・・・ いや、ガキに戻りつつあるの
かもしれない。あるいは、こういういたって緩い音楽でもって、枠組みの
厳しい音楽とのバランスを、知らず知らずのうちに取ろうとしているのか

もしれません。空想、妄想の類ですけどね。だいたいワタシが普段聴く音

楽が厳しいかどうかなんて判断基準なんか、あれへんし。

映画『テネット』

20210403(了)

映画『テネット』

  クリストファー・ノーラン監督//ジョン・デビッド・ワシントン/
  ロバート・パティンソン/エリザベス・デビッキ/ケネス・ブラナー
  音楽;ルドウィク・ゴランソン
  2020年製作/150分/G/アメリカ/原題:Tenet/DVDレンタル
  <★★★>

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(映画.com)解説から ; ・・・クリストファー・ノーラン監督によるオリ
ジナル脚本のアクションサスペンス超大作。 「現在から未来に進む“時間のル
ール”から脱出する」というミッションを課せられた主人公が、第3次世界大戦
に伴う人類滅亡の危機に立ち向かう姿を描く・・・
 
こりゃなんだぁ、というようなSFものでした。
部分的に映像が、つまり時間が、遡るというか逆に動く。力を逆転させるとい
うような表現も使ってましたね。
祖父を殺したら自分はどうなる?といったタイムパラドックスのオンパレード
で、話もあっちへころころ、こっちへコロコロで、いったいどないしょういう
ねん・・・
途中でどうにも話についていけなくなって、理屈をこねるのをやめました。
武器商人で生に倦んだようなねじ曲がって誇大な考えの持ち主(ブラナー)の
意図というか企みというか(まあどちらも正しいとは言いにくいんですが)、
それを時間を弄り倒して食い止めようというようなことなんですな。
そして、そのストーリーの「外側」にも、もうひとつストーリーというか、構
造がある。

まあそんなところで・・・いくらも理解していないんじゃないですかね。恥ず

かしいがしょうがない。

 
あっちこっちで時間が逆行したり普通に進んだり、ってのがいっぺんに色々見
られるもんだから、実に奇妙奇天烈な映像。団体さん毎の動きにも、格闘シー
ンなんかにも、逆回しと正回しが交錯して、恐らく大変な手間や技術による編
集が施されているんでしょう。
観続けていると変な気分になって疲れました。
それでも好奇心は萎えきったりはせず、それなりにオモロかったです。

 

音楽はこのごろ受けている人のようですが、音楽自体というより、様々な個所

で映像同様、音楽もやたらとさかさまに鳴らしてまして、生身には向いていな
いんじゃないのかなぁ、これも疲れさせる原因になっていたかも。