休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

マルティヌー/調理場のレヴュー

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20190129(了)
マルティヌー/調理場のレヴュー
Bohuslav Martinů (1890-1959)/La revue de cuisine

 (1)ハープシコード協奏曲 H. 246(1935) 18:40
    ①~③
 (2)室内音楽第1番 H. 376(1959) 20:04
    ④~⑥
 (3)ロンド H. 200 (1930) 15:35
    ⑦~⑫
 (4)バレエ音楽「調理場のレビュー」 (完全版) H. 161 (1927) 20:42
    ⑬~㉒
  ホルストシンフォニエッタ
  クラウス・シモン(指揮①-③、⑬-㉒),(ピアノ⑦-⑫)
  ロバート・ヒル(ハープシコード①-③)
  録音;2009年10月、独、フライブルク、シュロスベルクザール、SWRスタジオ Tot.75:14
  CD/室内楽管弦楽/Ⓟ&ⓒ 2012 Naxos/輸入
  <★★★☆>
印象に残りそうなジャケット写真・・・
<帯紹介文> マルティヌーがイマイチ知名度を上げられないのは、もしかした
らあまりにも作品数が多すぎて、聴くべき曲がわからないからなのかも知れ
ません。そんな時は、やっぱり楽しい曲から攻めてみませんか? この「調理
場のレヴュー」などは入門曲としてうってつけ。 結婚を控えたポットと蓋です
が、泡だて器が横やりを入れ、そこに布巾が介入、ほうきも交えてのケンカ
が始まります。最終的には仲直りをするという物語ですが、なんといっても音
楽が楽しいこと!タンゴ、チャールストンなど当時流行の音楽が至るところに
使われています。組曲版としての上演機会は稀にありますが、残念ながら、
バレエとしては、初演以降忘れられてしまっていたもので、今回、ホグウッド
による綿密な校訂のもと、この全曲盤が蘇ったのです。 ハープシコード協奏
曲は、マルセル・ド・ラクールパリ国立高等音楽院にチェンバロ科を設立した人
物)に献呈され、初演もラクールが行いました。プーランクの「田園のコンセー
ル」にもひけを取らないほどの、ネオクラシカル調の精彩に満ちた名作です。

小さいマイカーの大事な大事なオーディオが突然、このCDを咥えこんだまま
沈黙してしまいました。
修理はできなくはないが、新品交換しちゃっても変わらないというので、新機
種に替えることにしました。音が以前のより悪くなるってこともあり得ると心配
しましたが、ほとんど似たようなもので、杞憂でした。
で、このCDは大分間をおいて聴き直すことになりました。
さてさて、器用で筆の速いマルティヌー
なんでもそこそこ面白いし、シンフォニーなどちょっと重い曲もあるが、このア
ルバムは面白いジャケット(でしょ?)であることからも「軽め」だろうと期待し
ました。予測、バッチリ。
(1)プーランクの「田園コンセール」に引けを取らぬと大きく出ましたが、どうで
しょう、、、比べることもないと思います。プーランクの奇妙なというか突拍子も
ない個性とは違う。でもとても明るく、あか抜けしている。擬古典主義というと
ちょっと違うかもしれないですが、まあそんな感じです。飽きるかもしれないも
のの、楽しいコンチェルトです。最後はピアノも加わる。
(2)今回もっとも面白かった曲です。擬古典主義というよりは新古典主義。で
もそれよりももっとピッタリくるのは、ストラヴィンスキの真似みたいな感じがす
ること。小オーケストラの音色だとか、ハープの強奏など実に魅力的。 ピアノ
も活躍はするんですが、むしろハープ協奏曲と言ってもいいぐらい。ハープが
活躍して素敵だという曲は個人的には多くないしね。
どの楽章も陰影のある曲想に満ちている。しまいにストラヴィンスキのことを
忘れている。
(3)ストラヴィンスキの名を出すなら、むしろこの曲のほうでした。似た音がし
こたま出てきます。それはそれで面白い。民謡っぽさもふんだん。
(4)横文字表記は La revue de cuisine;Ballet du Jazz、当時のジャズなん
ですね。
調理器具、器などを擬人化した、アニメ向きなお話。
数年前亡くなったあのクリストファー・ホグウッドの校訂で完成したという全
曲盤だそうな。バレエを合わせて観ればそれなりに面白いのでしょうね。い
や、楽しいんですよ、楽しいのは確かなんですが、その当時の最新のポピ
ュラー音楽、レヴューの音楽などを取り入れているようで、それがかえって
古臭さを強く感じさせる気じがしました。繰り返して聴きたいものじゃない。
⑰の暗めのTango(Dance d'amour)はいい雰囲気でした。


オケの名、ホルストってついているので、グスターヴ・ホルスト、つまり英国
のオケかと思ったんですが、どうやら、南ドイツのプレーヤーを集めたドイツ
の若いオケだったようです。ところが名の由来はやはり英国のこの作曲家
からいただいたんだって。どうでもいいことですけどね。とにかくこの室内オ
ケ、はつらつとして、かなり上手いようにも思いました。