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印象に残りそうなジャケット写真・・・ |
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<帯紹介文> マルティヌーがイマイチ知名度を上げられないのは、もしかした |
らあまりにも作品数が多すぎて、聴くべき曲がわからないからなのかも知れ |
ません。そんな時は、やっぱり楽しい曲から攻めてみませんか? この「調理 |
場のレヴュー」などは入門曲としてうってつけ。 結婚を控えたポットと蓋です |
が、泡だて器が横やりを入れ、そこに布巾が介入、ほうきも交えてのケンカ |
が始まります。最終的には仲直りをするという物語ですが、なんといっても音 |
楽が楽しいこと!タンゴ、チャールストンなど当時流行の音楽が至るところに |
使われています。組曲版としての上演機会は稀にありますが、残念ながら、 |
バレエとしては、初演以降忘れられてしまっていたもので、今回、ホグウッド |
による綿密な校訂のもと、この全曲盤が蘇ったのです。 ハープシコード協奏 |
曲は、マルセル・ド・ラクール(パリ国立高等音楽院にチェンバロ科を設立した人 |
物)に献呈され、初演もラクールが行いました。プーランクの「田園のコンセー |
ル」にもひけを取らないほどの、 ネオクラシカル調の精彩に満ちた名作です。
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小さいマイカーの大事な大事なオーディオが突然、このCDを咥えこんだまま |
沈黙してしまいました。 |
修理はできなくはないが、新品交換しちゃっても変わらないというので、新機 |
種に替えることにしました。音が以前のより悪くなるってこともあり得ると心配 |
しましたが、ほとんど似たようなもので、杞憂でした。 |
で、このCDは大分間をおいて聴き直すことになりました。 |
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さてさて、器用で筆の速いマルティヌー。 |
なんでもそこそこ面白いし、シンフォニーなどちょっと重い曲もあるが、このア |
ルバムは面白いジャケット(でしょ?)であることからも「軽め」だろうと期待し |
ました。予測、バッチリ。 |
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(1)プーランクの「田園コンセール」に引けを取らぬと大きく出ましたが、どうで |
しょう、、、比べることもないと思います。プーランクの奇妙なというか突拍子も |
ない個性とは違う。でもとても明るく、あか抜けしている。擬古典主義というと |
ちょっと違うかもしれないですが、まあそんな感じです。飽きるかもしれないも |
のの、楽しいコンチェルトです。最後はピアノも加わる。 |
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(2)今回もっとも面白かった曲です。擬古典主義というよりは新古典主義。で |
もそれよりももっとピッタリくるのは、ストラヴィンスキの真似みたいな感じがす |
ること。小オーケストラの音色だとか、ハープの強奏など実に魅力的。 ピアノ |
も活躍はするんですが、むしろハープ協奏曲と言ってもいいぐらい。ハープが |
活躍して素敵だという曲は個人的には多くないしね。 |
どの楽章も陰影のある曲想に満ちている。しまいにストラヴィンスキのことを |
忘れている。 |
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(3)ストラヴィンスキの名を出すなら、むしろこの曲のほうでした。似た音がし |
こたま出てきます。それはそれで面白い。民謡っぽさもふんだん。 |
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(4)横文字表記は La revue de cuisine;Ballet du Jazz、当時のジャズなん |
ですね。
調理器具、器などを擬人化した、アニメ向きなお話。
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数年前亡くなったあのクリストファー・ホグウッドの校訂で完成したという全 |
曲盤だそうな。バレエを合わせて観ればそれなりに面白いのでしょうね。い |
や、楽しいんですよ、楽しいのは確かなんですが、その当時の最新のポピ |
ュラー音楽、レヴューの音楽などを取り入れているようで、それがかえって |
古臭さを強く感じさせる気じがしました。繰り返して聴きたいものじゃない。 |
⑰の暗めのTango(Dance d'amour)はいい雰囲気でした。
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