| 20241112(了) |
映画『2001年宇宙の旅』
| DISC1 |
| ・本編 |
| スタンリー・キューブリック監督/キア・デュリア/ゲイリー・ロックウッド/W・シルヴェスター |
| アーサー・C・クラーク原作/ダグラス・トランブル特撮 |
| 1968年製作/140分/G/アメリカ/原題;2001:A Space Odyssey |
| /配給:ワーナー・ブラザース映画 |
| ・キア・デュリア、ゲイリー・ロックウッドによる音声解説 ・オリジナル劇場予告編 |
| DISC2 |
| ・“2001年”という神話 ・キューブリックが残した遺物 |
| ・キューブリックの見た未来 ・2001年という“未来” ・“2001年宇宙の旅”の哲学 |
| ・コンセプチュアル・アート ・キューブリックの初期作品 |
| ・キューブリックのインタヴュー(1966/11/27) |
| DVD/2枚組/2008年/(本編 2001:A Space Odyssey ⓒ1968)/中古 |
| <★★★★△> |

| 今頃『2001年』もないんでしょうけどね、何故か安かったので、手に入れ |
| る気になりました。 |
| 大学生の始めの頃だったと思いますが、その後まもなく病魔に侵されて闘病生 |
| 活に入ったオヤジとワタシの妹の3人で、梅田のOS劇場でシネラマのロード |
| ショーとして観たのが「最初」だったはずです。その後、幾度観たのか思い出 |
| せない・・・ |
| 当初から、ワタシも、キューブリック(皆クーブリックって言ってるなぁ)監 |
| 督とアーサー・C・クラークとは色々対立があったとか聞いたような気がしま |
| す。映像へのこだわりが異常だった監督ですからね、それを優先してしまえば、 |
| 理屈っぽい叙事SFが多いクラークとぶつかったのは当然だと思えたものです。 |
| それにしてもDVD2枚目の、最後のシーンに関する解説はなかなか面白かった |
| です。56年もたって言うようなことでもないですけど。 |
| 理屈の面では、クラークのほう(原作?ノヴェライゼーション?)は映画と違 |
| って、ちゃんと理屈を通したもので、わかりやすかったという記憶です。 |
| 映像は50年以上も前に観た時に、特撮について不満を覚えたところがいくつ |
| かあって、それは新しいDVDでも当然ながら同じだったわけですが、それでも、 |
| 1968年時点で、よくもまああれだけのものを作れたものだという感慨は覚えま |
| した。 |
| 今回のは、リマスターみたいなことをやったからなんでしょうね、映像が美し |
| く蘇っていたような気がしました。2018年には本当にデジタルリマスターされ |
| たそうですが、いいテレビ(ディスプレイ)なんぞ使っていないので、ワタシにゃ |
| あ関係ありませんがね。 |
| さて、本編の映画評や感想文は今さら書く気にはならなかったものの(って、 |
| ちゃんと観ましたよ)、2枚組ですからね、たくさんの付録がありました。 |
| 1枚目は、本編に続いて、ほぼすべて(6-7割かな)をもう一度、出演者二人 |
| のお喋り入りで見せてくれます。キア・デュリアとゲイリー・ロックウッド。 |
| 内輪話と自身のこと(彼らの経歴にも人生にも大きな影響があったことがよく |
|
わかります)と、解説や解釈。あらかた観てしまいました。長かった!当たり 前ですが。 |
| 音楽については元々色々ありました。リジェクト騒動(二人の喋りでは、この |
| 件は詳しく知らないか、わざと詳しく喋らなかったか、なんとも言えない)や、 |
| その後のワタシのミュージックライフに大きな影響を与えたリゲティの音楽の |
| ことなど。でも、すでにあちこちで触れてきたことでもありますし、ここでは |
| その辺には触れないことにします。 |
| ただ、2つだけ。 |
| 一つは実際には使われなかったが、ヴォーン=ウィリアムズの『南極交響曲』が |
| 用意されていたという話が出てきました。こいつは初耳。驚きました。 |
| もう一つは、音楽のリジェクトに関するアレックス・ノースに対する非礼を、 |
| キューブリックが謝りもしなかった云々ということを知らされていたんで、印 |
| 象が相当悪かったんですが、どうも言われるほど厚顔な人ではなかったらしい。 |
| ま、実際のところどうだったのかわかりません、興味もありませんがね。 |
| 2枚目は別日。内容的にはやや古いものでしたが、興味深かったですよ・・・ |
| はじめは興行的にも内容的にも失敗作だ、なんだかんだ、と言われたけれど、 |
| 徐々に株を上げて、しまいにゃあ、「SF映画のバイブル」などと祀り上げられ |
| ることになっちゃった。(雑誌評じゃあ、始めからいい評価も多かった!) |
| 始め不評だったわけの分からなさ(特におしまいのほうの)も無駄に長いとい |
| うのも、逆にかっこよくなっちゃったみたい。 |
| もっとも、、、ここの解説にも触れている通り、おしまいのところは、製作費 |
| が足りなくなってしまい、なんとかカッコがつくんじゃないか、みたいなこと |
| にして(打ち切るかの如くに)終えてしまった、ようなところがあったという |
| のが本当のところらしい。ホンマカイナ・・・ 製作費が潤沢にあったら、どん |
| な結末になったというんやろねぇ。 |
| ジジイになってこんなDVDなんぞ手に入れてどないすんねん!と我ながら思う |
| のですが、ワタシにはそれだけ思い入れのある映画だったわけで、、、宇宙船 |
| のポスターでなく、HAL9000というコンピュータの目がPケースの写真だった |
| のが、間違いなく所有欲を刺激したみたいです。(ちょっとちゃうか・・・) |
| CDはかなり溜まってしまっていますが、DVDなんてもらいものがほんの数枚あ |
| るぐらい。これなど例外に近いです。 |