休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

誘惑/スティーヴ・キューン・トリオ

20260325(了)
誘惑/スティーヴ・キューン・トリオ
Temptation ; Steve Kuhn Trio
①誘惑 7:17
②黒い瞳(ロシア民謡) 6:06
③ユー・ベター・ゴー・ナウ 6:20
④思い出の夏(ルグラン) 7:48
⑤わか恋はここに(ガーシュイン) 6:40
⑥ジャンゴ(ジョン・ルイス) 3:30
⑦ライクリー・ストーリー(自作) 9:17
⑧言い出しかねて 5:27
 
  スティーヴ・キューン(p) 
  バスター・ウィリアムズ(b)
  ビリー・ドラモンド(ds)
  録音:2001年6月、ニューヨーク、ザ・スタジオ
  CD/ジャズ/2001年12月/徳間/邦盤/中古/Ⓟ&Ⓒ 2001 Venus Records
  <★★★>

帯には 「スイングジャーナル選定ゴールドディスク・・・ (略)キューンの
ロマンティシズムがスローでもアップでもゴージャスにアドリブ展開され(略)
圧倒的な美しさで迫ってくる誘惑的な傑作」 なんてありまして、、、
キューン(1938-)は学生の頃は、まあ大昔ですけどね、心地良くないへんて
こりんな、ちょっと現代音楽を感じさせるような(だったと思う)アドリブが
あまり合わなかった。今ならどうだろうと選んでいたのですが、ずっと後のこ
んなアルバムが目について、これにしてみました。そのまま古いの(尖ったヤ
ツ)を聴いてみるべきだったかもしれません。
 
そもそも学生の頃に聴いたものが、すでにビッグネームだったのに、自分には
どうヘンテコリンで面白くなかったか、具体的には覚えていなかったのがいけ
なかったのだとは思いますが、このアルバムのころにはおそらく演奏がすっか
り丸くなっちゃんったんでしょう、あまりにも「普通」でした。面白くない、
ワクワクしない、ぐらいの意味です。
これなら学生時代に聴いても十分普通で、印象に残らなかったろうな。

SJ選定ゴールドディスク・・・
このマークに(つまり権威に)惑わされてしまったことになります。古いの、
探せばよかったよ。
ゴールドディスクの名折れ、みたいな気がしちゃった。
 
それ以上書くこともないようなものですが、音はさすがに新しくなってまして
リアル。勿論リアルになればいいってもんでもないのは、50年代のモノーラル
録音のバップジャズの名演奏が、いまだに色あせないのが、案外あの古臭い音
の魅力もあずかってのことではないかと思えなくもないから。
ベースのバスター・ウィリアムズの名が懐かしかった。ザ・クルセイダーズの
前身であるジャズ・クルセイダーズに短期間だったか在籍して、その時録音し
たアルバムで名前を覚えています。知られたベーシストではありますが、それ
にしても忘れないものですね。学生時代によく行ったジャズ喫茶店のレコード
目録を作り直す、なんてことを友人とやりまして、そんなこともあって覚えた
んでしょう。ジャズ・クルセいダーズは、ジャズの聴き始め頃はよく聴いたも
のです。ファンク系フュージョンの手前という感じ(こんな表現でいいのかな)
がとても聴きやすかった。