休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

落語「大工調べ」/三遊亭小遊三

20260323(了)
三遊亭小遊三/大工調べ
 ①出囃子 ~ マクラ
 ②道具箱の行方
 ③八百文の不足
 ④言葉のもつれ
 ⑤決裂 ~ サゲ
  集録:2002年2月16日 有楽町 朝日ホール (27:33)
  CD/2009年12月/落語/Sony/邦盤/レンタル落ち(中古)
  <★★★☆>

気の弱い大工の与太郎のところに、久々にいい仕事が入ったと棟梁が伝え
に来たところ、与太郎は道具箱がないという。店賃を払わないもんだから、
大家に道具箱を持って行かれちゃった。
そんなこともあろうかと、若い棟梁は与太郎に金を持たせて道具箱を返し
もらうよう送り出すも、1両2分と800文のうち、800文が足りなくて、与太
郎は追い返されてしまう。
 
そこで、今度は棟梁が与太郎を連れて大家に談判に行く。
びくびくものの与太郎の態度や喋りも面白いが、それとの対比が面白い、
勃発する大家と棟梁のバトル。この噺の白眉。
居丈高の大家の喋りの迫力に対し、大人しく聞いてりゃいい気になりゃ
がってと反撃する棟梁の、とんでもない早口のまくしたて。このまくし
たてのスピードがすごくて聴きもの。早口すぎてね、よくわからないと
ころがたくさん。(今の若者なら、早口は多分平気だろうな)
極論だけれど、それだけと言っても過言じゃない。
 
マクラで、小遊三さんは自分の年齢を54歳と言っていた。勘定すると
団塊の世代なので、お仲間ですね。
師匠じゃないが、大先輩の春風亭柳橋をいじっている。七代目でなく六
代目の柳橋。19世紀生まれだって。1899年なんだね。すっとぼけている
が無口。録音時、重鎮で功績も大きかった六代目はとうに亡くなってい
たから、かまわなかったんだろう。
ハンフリー・ボガートの名なんかが出てくるところをみると、小遊三さ
んは映画好きだったのかな。それに、出囃子がなんと『ボタンとリボン』
・・・ その辺は、どうでもいいのですが、偶然次に上記の六代目柳橋
さんの録音を選んでいたので、つい書いてしまいました。
 
マクラは、江戸の火事のあと、家が建つのが早かったのは、大工の腕も

良かったからなんじゃないかと話が続いて、本編に入っていったんでし

た。