さっき、用事を済ませて、少しだけ散歩。 |
このところの常として、捕虫網を持たされてとぼとぼついて歩いているオジイ |
チャンという風体で。
もちろん孫たちとは何百キロも離れているし、第一彼らは一人を除いてまだ
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ゼロ歳・・・。 |
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池に着くまでに、逆光で目の前を通り過ぎたカミキリムシに反応したんだけ |
れど、ギリギリのところで逃してしまった。なんだったか気になる。 |
カミキリムシと言えば、昨夜遅く、鎧戸とガラス戸の間で、ゴマダラカミキリが |
よろよろ這い進んでいるのに気がつき、パチリ・・・ |
この時期にはよくヤモリが来るんだが、今年はまだ見ていない。 |
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で、今日、捕虫網のこの夏の目的は早々と達成。
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第一目標はギンヤンマ。 |
2つ並んだ池のあちこちで徘徊中。遠くには交尾中のものも見えた。 |
少し岸から離れて、こっちを見定めるようにホバリングしてみたり、いかにもト |
リッキーな飛行をしたり、とにかく単純な網で捕獲するむずかしさはトンボ中 |
ピカイチかもしれない。(そうでなければいろいろ方法はあるんだけれど、こ |
れ、書き始めると小冊子が書けちゃう。やっぱり子供時代にはぎっしり詰まっ |
たものがあるもんです。) |
たまには岸のほうに近づくこともある。こういう徘徊はおそらくメスを見つけて |
交尾に繋げようというものだろうけどね。他のオスと追いかけっこをしたり、コ |
シアキトンボやチョウトンボを蹴散らしたりという行動も挟んで、とにかく一定
には飛ばない。
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岸に近づいた時を逃さないように、(この網、目立つよなぁなどと思いつつ)ひ
たすらじっと待つ。
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腰のブルーが鮮やかーっ!(こいつを胸部と似た色にしてやると、オスどもは
際限なく挑みかかってくる、なんて、、、思い出しますねぇ)
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バカチョンで写真とって、リリース。 |
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第2目標はわりとワンパターンで池の端を巡回するオニヤンマ。 |
池のフェンスが邪魔だけれど、待った甲斐があって回ってきた。 |
ただし向きは予定とは逆に回ってきてしまった。ヤンマの正面に被せる格好。 |
トンボの正面から網を振って捕れた場合、トンボの細い首を痛めてしまいが |
ちなのは、小学生時代の経験を(えぇ?60年前?!)いまだ覚えていたわけ
で、スゴイじゃないか、小学生に戻っちまったぞ・・・
逆回りでやって来たのに気づき、夢中で網を繰り出してしまった。
捕獲!でも同時にヤバッ!
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悪い予想は的中。止めればよかったのかもしれないが、捕りたい気持ちのほ
うが勝っちゃったんだよな。
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果たして、オニヤンマの首がぐらぐら。かろうじて胴(胸?)と繋がっている。 |
ゴメン・・・
やってしもた。
写真は現場でとって、持ち帰った。どうしたもんか。
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カミサンに見せる。殺生をなじりおる。(まだ死んでないって・・・やれやれ・・・) |
死んでしまうまで(動かなくなるまで)食卓においておくことにした。 |
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夏の代表的なヤンマ二種(とジジイの雄姿)を、孫に見せてやりたい気はした
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ものの、孫たちは夏には来ない。だいたいウチには「お盆」なんてものがない。 |
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何十年かぶりでやってみたら、捕れるとはわかった。ほとんど信じられん。 |
それはそれでよかったんだけれど、いつまでできるものかしらん。
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まだまだ夏は長いのに、目標を達成してしまったんじゃ、150円とはいっても、
網の持ち腐れだ。
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‘鈴なりの クマゼミ’なんぞ追いかけたってしょうがないし・・・
散歩時には携帯するつもり。どんな珍しいやつに遭遇するかもわからん。
・・・ ・・・ ・・・ ・・・
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朝、食卓の上でオニヤンマは絶命しておりました。
外のカチカチの地面はこんなふうに穴ボコだらけ。
硬い地面が平気なこの蝉らしい。
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