休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ピストン/ヴァイオリン協奏曲

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20170219(了)
ピストン/ヴァイオリン協奏曲
 Walter Piston(1894-1976):Violin Concertos Nos.1 and 2
(1)ヴァイオリン協奏曲 第1番(1939)
  ①8:19 ②6:34 ③6:44
(2)ヴァイオリンと管弦楽のための幻想曲(1970) ④ 14:31
(3)ヴァイオリン協奏曲 第2番(1960)
  ⑤モデラート 8:02 ⑥アダージオ 11:10 ⑦アレグロ 5:26
  ジェイムズ・バスウェル(v)
  ウクライナ国立交響楽団 指揮:テオドレ・クチャル
  録音:1998年5月、キエフ、ウクライナ放送コンサートホール Tot.60:49
  1999年/CD/協奏曲/Naxos/輸入/中古
  <★★★★>
(帯紹介文から) ピストンは20世紀アメリカの音楽界を展望する上で欠か
せない一人です。パリで作曲を学んだ彼は、何より教育者として重要で、
彼の教科書は音楽を学ぶ学生のスタンダートとなりました。作曲家として
はメソッドに常に忠実、一度書いた作品を改訂することは稀だったと言い
ます。8つの交響曲などと並ぶ代表作がここに聴く2つのヴァイオリン協
奏曲。第1番は調性も明確で親しみやすく、ピストン入門に相応しい作品
です。第2番と「幻想曲」は、より抽象的な玄人好みの作品・・・
苦心の紹介文のようだけれど、ワタシには響かない。
ただ・・・この作曲家のサウンドが好きだということは、このCDでも変わら
なかった。厳しい音楽じゃないんですが、、、これも「快楽」! 捕まえやす
そうでいて、実は存外難しいのかもしれないけれど、サウンド、好きです
ねぇ。
そんなことで、あんまり具体的に書くようなこともないんだが・・・
1番も2番もそんなに大きく違わない。2番が少し新しくなったなあというく
らい。
教育者、つまり「先生」としてとてもオーケストレーションがうまく、聴き手
に、ちょっとは新しく、心地いいなあとか、うまいなあとか感じさせるツボ
を実によく心得ている気がする。尖がっていて、誰もまねできない個性、
なんてものはどうも目指しているわけではないみたい。
ワタシ自身がわかりいいと思う言葉で表現するとするならば、新即物主
義の音楽に――こう言っては言語矛盾かもしれないけれど――彩色を
施した、それも極めて念入りに。そんな感じ。精神性にはほとんど拘っ
ていないという気がする。
明るく美しい1番、第3楽章では、ラロの「スペイン交響曲」にあったよう
なメロディが聞こえた。偶然似ているふうだけど、、、もちろん確信犯だ
よね。幻想曲は、協奏曲の緩徐楽章ふうだけれど、曲想が多い。

そうそう、先日ショスタコーヴィチを聴いた指揮者とオケ。
とてもいいですね。
ウクライナプーチンさんに小突き回されているみたい。いろんなものに
目をつむりながらも強いロシアであってほしいロシア国民の思いがわか
るようなわからないような・・・ ウクライナの漂流はどうなっていくのか。
視点を替えたら、見え方、まるで違ったりするのかねえ。
えぇーーー、関係のない話でした。