休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

『このミステリーがすごい! 2017年版』


今年一番目はこれで・・・

あけましておめでとうございます。


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20161226(了)
このミステリーがすごい! 2017年版』

   2016年12月24日/宝島社

毎年、1回のことですしね、一応ざっと目を通します。
今回で29冊目、とある。
数えてみると、うちには「93年版」から揃っていて今回ので25冊。
89年からの4冊が抜けている。揃っていないのがなんとなく残念・・・ 
よく見ると、90年には出なかったので、実際は88年からで、計29冊。
とまあ、そんなことはいいのです。
ジジイにはどうせもうすぐどうでもよくなるんじゃないかという気がする。
で、始めの4冊以外は揃っているということで、買ってくださるならお譲
り(お売り)しますよ、なんてね。らくがきその他で、あまりきれいじゃな
い号も含まれますけど、、、ハハハ。
  
本号では、なんとなく国内編のほうに面白そうなものが多かったようで
す。(海外編も人によってはたいそう充実していたというコメントあり)
どんどん読まなくなってるし、読むとしても、2年ほどもたってから、気ま
ぐれにその気になって、たまたま。
雑誌を読んでワクワクしたときのことなんざ、たちまち忘れる。読みた
いリストにメモしたところで同じ。
何か別のきっかけの助けで、運よくその気になったら、中古屋やネット
を調べる・・・それが‘たまたま’「このミス」の上位作品だったりするだ
け。そういう‘たまたま’です。この雑誌の中身は自分の読書にはあん
まり意味がなくなっちゃってる。この雑誌を読むという意味だけが残って
しまっているふうです。
今回ちゃんと目を通したのは・・・
・ベストテン(実際は国内と海外のそれぞれベスト20作品)の順と評
・上記を選ぶ評者(今回は72人だそうな)の順位付けと寸評
・その他の企画。今回は・・・
  オールタイム・ベスト/‘海外短編ミステリー・ベストテン’
  『今また読み返したい珠玉の傑作短編はこれだ!』
  (ベスト20、作品解説、評者のベスト5と寸評)
この3つ目の‘企画’が、短いけれど面白かった。
これは「本の名前」じゃなく「作品名」だった。
ベスト20と謳っていながら44位まで載っているのはいいとしても、とに
かく異常に古い作品が大半だ。甚だしきは19世紀前半のポー、後半
のドイルまで入っている。評者はジジ・ババばかりではないからね、
ちょっと驚いた。それにしても、好き者の集まりとはいえ、短編一つレ
ベルでよくも覚えているもんだ。
19世紀後半から20世紀の大戦直後ぐらいまでが多い。人の世のこと
とか、人間の発想することなんて、まあ大して変わらないということの
証左のようでもある。
20位まででいいから、収めた本があったら、頑張って定価でも買うけ
どなぁ。
いい企画。
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