(3)内戦後のスリランカ |
26年も内戦をやって、タミル人の「行方不明者」だけで15000人という |
のが公式発表の数字。こんなもんじゃないと言われているが、死んだと |
はっきりわかっているものを合わせたらどうなんだろう? 体制側の死人 |
や行方不明者はどうなんだろう? |
まったくもう・・・ 涙のかたちに似たこんな小国での話だなんて。それだ |
け殺し合ってしまっているというのが信じられんよ。 |
まだ北部には回収しきれない地雷がわんさか、と来たもんだ。 |
そりゃあ国としてまとまろうったって、進まなかったわけで、どうやって癒 |
やすのか! 大変としか言いようがないわなあ。 |
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映画『ディーパンの戦い』がそうだった。映画は覚えている。スリランカの |
内戦に倦んで(?)、逃げるようにしてパリにやってきた兵士の話だった。 |
彼が仏教徒で体制側のシンハラ人だったか、ヒンドゥー教で反体制側の |
タミル人だったか・・・、確かタミル人と言ったと思う。 |
この映画での、逃げてきた兵士が、アパートの管理人をしつつ、悶々とし |
ているのが、今ならもう少しだけわかる気はした。
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12/19(月) 後日談のようなものです。朝刊に大佛次郎賞なるものが載 |
っていた。昨日は小説部門で、浅田次郎の戦争に関する短編小説集の |
ことが幾人もの評者の評とともに載っていたんだが、今日はその「論壇 |
賞」の部門。朝日新聞自体の主催。 |
森千香子さんという一橋大学の社会学の准教授の論文(本)に対して。 |
『排除と抵抗の郊外 フランス《移民》集住地域の形成と変容』というタ |
イトル。(東京大学出版会) |
これが上についでに書いた映画「ディーパンの戦い」の舞台になったパ |
リ郊外のような地域のことで、女性には異常に難しかったであろう、フィ |
ールドワークが結実した研究報告本(だそうな)。 |
どこにでもありそうな話のようにも見えるけれど、ともあれこれはフランス |
社会が抱かえる |
「よそ者」扱いし続けた排除のの歴史であり、根底には「人権宣言の |
国」にひそむ人種差別があった |
とズバリ指摘しているよう。映画の中での、地域内の抗争の直接の理由 |
というわけではない。ああいう地域を作ってしまった側の話としてのもの。 |
ところで、、、あの映画の結末はやっぱり奇妙なものだったなぁ。 |
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(4)タコがすごいというお話
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頭がいいようだし、神経系に至っては驚異的。ニューロンの数なんて猫 |
と同じくらい。しかもその3分の2は腕にある。腕も脳。いやそうでないと |
あの腕が別々に動いたり、吸盤が別々の仕事をしたりなんて出来るわ |
けがない。変装能力も半端でない(いろいろ書いてある)。 |
目と目の間あたりに本来の脳がある。そんなに大きくないな。 |
頭がいいかどうかわからん、意識があるのかどうかも。が、やっぱり頭 |
が悪いわけはないと思ってしまうね。結局は「進化」なんだろうが。 |
身のこなしの説明の中に、‘タコは歩く’というのがあって、歩くという言 |
い方に引っかけて、ある研究者がこんなことを言っている。 |
捕食動物にとって「タコはまさに歩く肉です。しかも極上のひれ肉で |
すよ」 |
だって。俊敏じゃないし、弱味も大きいという意味を含んでいるわけね。
頭はいい、とも言えないかぁ。脳の3分の2は手にあるんだし。「脳」は
いいものも多いという方が正しい。
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知性の研究もなされているらしく、かなりのものもいるけれど、中には |
“何の知性も感じられないような間抜けな種類もいた”とのこと。 |
種類が多いのだ。 |
さまざまなタコの体組織や‘きれいな’写真が載っていたが、アップはや |
めときます。 |
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さーて、 |
次の号がとっくに届いている。一押しの記事のタイトルは |
「プーチンのロシア ―― 若者たちの夢と失望」 |
少々飽きが来てるけど。 |
あれあれ、その次も来ちゃった。 |
「ジェンダー革命 まるごと一冊 多様化する『性』を考える」 |
まるごと一冊だぁ? こっちはもっと気乗りしない。
※
今年はこの辺で終わりでしょうか・・・
頼んであった「おせち」が届いた。
オフクロに付き合っての「ホーム」2往復の他、第一弾、娘が車でやって
風邪で禁酒中とはいえ、うれしいネ。
なに、メシも食わず、そそくさ戻って行っちゃいましたけどね。
夜には次男坊がやってくる予定。車じゃないだろうから、こっちはお迎え
が要るのかな。
正月はまずまずいい天気のよう。
こんなお酒です。
ネットの‛評判’なんぞ読みません。よほどまずけりゃあ、娘に言います。
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