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現代ギター音楽の最高峰作品 |
冷たい風の音、記憶の隅にある懐かしい弦の音 |
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(帯紹介文) ヘンツェとギター。一見ミスマッチな組み合わせですが、そ |
の奥深い味わいは第1集(8.557344)でも実証ずみ。まさにギター音楽に |
新たな地平を拓いたと言っても過言ではありません。このアルバムも、 |
ファンならずとも一聴の価値あるものとなっています。シェークスピアの |
戯曲の登場人物に触発された「王宮の冬の音楽」を始め、幼年期に触 |
れたおとぎ話やメリケの詩による「エオリアン・ハープ」など感覚的で抒 |
情性溢れた作品を聴くことができます。マンドリン、ハープなど典雅な音 |
を用いているところもポイント高しです。「ネオロマン」という言葉がぴっ |
たりの音楽です。 |
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聴く人を楽しませようという意図が横溢するヘンツェなので、聴いてみよ |
うと思った次第。なに、安いNAXOS系ではもう他にアルバムがほとんど |
ないし。 |
独奏では、ハープシコードほどでなくても、ワタシには単調で、嫌いでは |
ないがあまり好きともいえない楽器なのです。 |
カミサンがウクレレを習い始めていて、いっかな上達しない。もういい加 |
減諦めたら?とも言えずにいます・・・ 関係ありませんが。 |
てなところで・・・期待せずに聴きはじめました。 |
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(1)退屈しないね。なんでや。 |
正しいかどうかよくわからないが、ソナタという形式名を付けてはいるも |
のの、一つとして同じフレーズがないように思う。起承転結もヘッタクレ |
もない、みごとにばらばら・・・ |
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(2)この組み合わせが変わっていて、弦楽器3つの重なり合う音色が面 |
白い。驚くようなものではなく、シャランシャランという感じが美しい。それ |
ぞれの楽器単体では味わえるはずもない音色。 |
⑦ではワルツがつづき、情景を想像してしまいそう。 |
⑧や⑨の四拍子主体(少しラテンが匂う)の二つの章はさっと終わってし |
まって、物足りない。 |
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(3)ギター独奏。うんと叙情的な小品。 |
子供のオペラ「Pollicino」からギター用に別人が編曲したらしい。 |
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(4)小アンサンブルと。音色や音の広がりでもって、ぐっと興味が湧く。 |
打楽器の使い方などが陳腐にならずに、とても美しく楽しい。 |
この曲のみライブ録音でした。 |
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(1)と(3)はワタシ、何も言えないが、(2)と(4)は楽しめました。大オーケ |
ストラを駆使するヘンツェもいいが、楽しげなこういう音色もいい。聴いた |
ことなかったと思う。 |
(これの第1集もちょっと聴いてみたい) |