休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

マルティヌー/交響曲 №3&5

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20150511(了)
マルティヌー交響曲 №3&5
Bohuslav MARTINŮ(1890-1959):Symphony №3 and №5
(1)交響曲 第3番(1944)
  ①9:32 ②8:21 ③11:26
(2)交響曲 第5番(1946)
  ④9:04 ⑤9:36 ⑥12:32
  アーサー・フェイゲン指揮/ウクライナ国立交響楽団
  録音:1995年3月、ウクライナ、キエフ、ウクライナ国立放送コンサート・スタジオ
  2002年/CD/管弦楽/60:31/NAXOS 8.553350/中古
  <★★★☆>
(帯惹句) チェコ出身のマルティヌーが、ナチスに追われて移住したアメリ
カで(第5番までは毎年1曲ずつ)書いた6つの交響曲。その中でも当盤の
2曲は、とてもわかりやすい!ベートーヴェンの「英雄」をモデルにしたとい
う第3番は元気いっぱい(調性は短調が支配的だけれど)、これはカラフル
管弦楽曲が好きな人なら必聴です。ニューヨークで作曲、名指揮者クー
ベリックが「プラハの春」音楽祭で初演した第5番は、ボヘミア風の親しみ
やすさに加え、チェコスロヴァキア解放後の、希望が見える時代のムード
を反映しています。
(1)「英雄」をモデルにした点に興味はないけれど、感覚がちゃんと新しい。
大オーケストラを使ってにぎやかで明るい。
1番、6番を聴いた後では、音にビックリするようなことはないけれど、音楽
はとても新鮮。
第2楽章ではチャイコフスキーの第5交響曲のフレーズに似たものが何度も
出て来る。
(2)3番より更ににぎやかで明るい。確かにひときわ親しみやすさがある。
おどろおどろしくなってしまわない。規模感のわりに軽味があって、深刻に
聴く必要もない。それを解放後のムードの反映と言うもよし。でも、、、アメ
リカで書いたというのも大きいみたいだ。
おしまいに行くほど散漫な感じもする。形式感がなく、交響詩だとか、交響
的作品だとか、まあそういうようなイメージかな。
3番はご当地であるV・ノイマン指揮チェコ・フィルのCDがたまたまあったの
で聴き比べ。録音は当盤より古いけれど、コロムビア社のPCM録音が素
晴らしく、いろんな音がしっかり聞こえ繊細でニュアンス豊か。骨太で勢い
があり、流れがつかみやすい(わかりやすい)感じの当盤とはアプローチ
が違って、どっちがいい悪いというものでもなかった。
ついでに、、、ノイマン盤のカップリング、6番のほうも再聴。こちらは3番と
はうってかわって、非常に勢いのある演奏で、幻想的~モヤモヤになるの
をむしろ避けたんでしょうかね。
このノイマン盤、録音はこの2年前である3番の繊細さよりはむしろド派手、
ド迫力。ちょっとギスギス感すらある。
フェイゲン/ウクライナ国立響は、スピードは似たり寄ったりだが、ノイマン
盤のド派手な録音には勝てない。大半、単純に1本のマイクロフォンで拾
ったみたいなかんじ。もやもやしたホールトーンがある。もっとも、だからこ
そ幻想曲的にはなった。これも勝ち負けではなさそう。
バレエ音楽があっておすすめらしい。