20230528(了) |
(1)「はんどたおる」 (2)「死神」 |
2003年/CD/落語/Sony Records/邦盤/中古 |
<★★★★> |
たまには聴きたくなる落語。安くて面白そうなものをと選んだのがこれで、 |
ジャケ写も解説もないひどい中古ですが、なに、聴けりゃあいい・・・ |
志の輔さんの20年前のCD。この前は談春のを聴いたから、立川一門が続い |
ちゃったことになる。 |
「はんどたおる」 レジで、3000円買ったらハンドタオルがつけてもらえるというのを見た |
奥さん、それがほしくなる。その時に足りなかった分をシュークリームで補 |
って、思いを遂げた。 |
帰った旦那が、シュークリームをほおばる奥さんを見て、さあ、景品に関す |
る(だけではない)二人の考えの違いにより、屁理屈バトルの始まり始まり。 |
後半は新聞屋の売り込みを介して、大爆笑。 |
「死神」 運のいいヤツ悪いヤツから説き起こす。悪いヤツの話。そいつが主に賭け事 |
に失敗して猛烈な借金を背負いこむ。死ぬしかないと思ったところへ死神が |
現れる。お前にはまだ運が残っているから死ぬのはもったいない、病気など |
で伏せっている人間に取り付く死神の取り付き方で、瀕死の人の生き死にが |
わかるから、それをネタに医者になりゃあ金儲けができるぞと、アイデアを |
くれる。いったんは稼ぐが、浪費したり盗まれたり。そして今度は医者をや |
っても不運続き。それを起死回生のアイデア(これがオモロイ!)で乗り越 |
える。 |
「担当の死神」と呑みに行こうと向かった先は・・・てな話で、死を扱うの |
で「はんどたおる」の笑いとは大分趣が違うけれど、しっかり笑わせてくれ |
ました。オチは、気の抜けるような、まあ落語ではよくある「えっ?それで |
終わり?」というようなものだったけれど、二話のタイプの違いもよかった。 |
車の中で何回か聴きました。 |
談春さんから見ればだいぶん兄弟子なんでしょうね。 |
談春さんよりはるかに活舌というか、発音がはっきりしていて、聴き取りやす かった。 |
いつになるかわからんが、次は別の流派のにしよう・・・ |