休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『記憶にございません』

20200728(了)

映画『記憶にございません』
 
  監督・脚本;三谷幸喜//中井貴一/ディーン・フジオカ/小池栄子/
  草刈正雄/佐藤浩市/石田ゆり子/斉藤由貴/吉田羊/木村佳乃/
  2019年製作/127分/G/日本/DVDレンタル
  <★★★★>

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〈映画.com解説〉から ・・・国民からは史上最悪のダメ総理と呼ばれた総
理大臣の黒田啓介は、演説中に一般市民の投げた石が頭にあたり、一切の記
憶をなくしてしまう。各大臣の顔や名前はもちろん、国会議事堂の本会議室
の場所、自分の息子の名前すらもわからなくなってしまった啓介は、金と権
力に目がくらんだ悪徳政治家から善良な普通のおじさんに変貌してしまった。
国政の混乱を避けるため、啓介が記憶を失ったことは国民には隠され、啓介
は秘書官たちのサポートにより、なんとか日々の公務をこなしていった。
結果的にあらゆるしがらみから解放されて、真摯に政治と向き合うこととな
った啓介は・・・

 

 

笑って笑って、一晩ゴキゲンで過ごせました。一晩だけですけどねぇ。
満足です、と言ってしまったんじゃ怒る人も必ずいらっしゃる日本ですが、
これも、映画の楽しみの大きな面なんですから、文句を言われる筋合いは
ない。
政治風刺の戯画そのもの。古典的といってもいい。
そしてダレない。
こんな内容のお笑い映画が撮れなくなったら、まあ、その時は相当ヤバイ。
 
配役とその見かけで驚いたのが山口崇さん、そして有働由美子さん。
 
選んだ写真、あちらもののポスターふうなもののタイトルは、
 『HIT ME ANYONE  ONE MORE TIME』
って書いてありますね。

もっぺんやってくれたら、元に戻るかも知らへんやん・・・のニュアンス

かな。

 (あっ、あの時の・・・)
それはオチともかかわっているわけです。

ツェムリンスキー; 歌劇『夢見るゲールゲ』

20200715(了)

ツェムリンスキー

                ; 歌劇『夢見るゲールゲ』

Alexander von Zemlinsky(1871-1942); Der Traumgörge
  Opera in two acts and an epilogue ・ Libretto:Leo Feld
  <登場人物>
  ゲールゲ(テノール)       :David Kuebler
  グレーテ(ソプラノ)     :Iride Martinez
  ハンス(バリトン)      :Andreas Schmidt 
  王女(ソプラノ)        :Susan Anthony
  ゲルトラウト(ソプラノ)   :Patricia Racette
  マレイ(ソプラノ)       :Natalie Karl
  粉屋(バス)         ;Zelotes Edmund Toliver
  牧師(バス)         :Julian Rodescu
  農夫(バリトン)       :Julian Rodescu
  ツュングル(バリトン)      :Lothar Odinius
  カスパルバリトン)     :MichaelVolle
  マテス(バス)        :Zelotes Edmund Toliver
  宿屋の主人(バリトン)      :John C.Pierce
  宿屋の主人の妻(ソプラノ)    :Machiko Obata
  夢の声(ソプラノ)      :Machiko Obata
  若者達・小娘達・村人達・夢の声達・農夫達・子供達:合唱
 
  ジェイムズ・コンロン指揮/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団
  ケルン音楽高校合唱団
  録音:1999年6月、ライヴ/Philharmonie,Cologne
 
  CD/オペラ/2枚組/ⓒ2010 EMI Records/輸入/中古

    <★★★☆>

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あらすじ
第1幕
田舎の小さな村で生まれ育った青年ゲールゲは夢想家であった。婚約者グ
レーテとの結婚式の日、彼は結婚式を抜け出して小川の畔へ行くと、夢想
の中に王女が現れ、彼を村の外の広い世界に誘った。ゲールゲは婚約者を
捨て村を出る。 
第2幕
数年後、革命的サンディカリズムの指導者として迎えられたゲールゲだが、
サンディカリスト達から「魔女」「放火魔」等と批難されスケープゴート
にされていたゲルトラウトと心を通わせていた彼は、急進的革命運動から
身を引き、ゲルトラウトを連れて生まれ故郷の村に帰り、彼女と結婚して
幸せに暮らした。 
 
なんだかヘンテコリンな話なんで、シナリオを読まないといけないんでしょ
うね。特に第2幕はいろいろありそう。だけどこれではほとんどわからない。
作曲から最初の上演までの経緯も結構ヘンテコリン。初演はなんと1980
年・・・
ウィーン宮廷歌劇場、G・マーラー、F・ワインガルトナーが絡んだごたごた
の末にツェムリンスキーも放置して、ほかに興味も移ってしまい、そのまま
になってしまった。ツェムリンスキーの再評価の機運が、やっとこの作品の
発掘に繋がったそうな。初演は作曲(1904-06)されてからなんと74年を
経た。
 
CDは2枚組。対訳は出ていないので、中身はあらすじで想像をたくましくす
るしかない。
これはシンドイなぁと思ったんですが、CDの2枚目は第二幕の3分の2とエピ
ローグを含み、1枚目より俄然音楽が盛り上がる。掴みやすいメロディもあれ
ば、ドラマに緊張感も出ている。サウンドにも1枚目より断然面白味がある。
特に第2幕のおしまいはド迫力。圧倒されつつ聴き惚れてしまいました。そし
てエピローグはおおむね穏やかな語らいふう。静謐で美しい。
もっとも、ツェムリンスキーの音楽というのは、暗くなり過ぎることがない
というか、そもそも暗い音楽ってのがほぼないんじゃないか、って気もする。
 
ゲールゲ役のテノールを聴いていると、ワーグナーのヘルデン・テノール
いう感じの声で、ツェムリンスキーの音楽もマーラーR・シュトラウス
様、ワーグナーの系列だということをどうしても嗅ぎつけた気になってしま
う。ゲルトラウト役のソプラノもよかったな。
 
音色なんかはねえ、前にも書いたことがあるけれど、ツェムリンスキーやR・
シュトラウスのほうが、マーラーなんかより、アメリカ映画の音楽に繋がっ
ている気がする。コルンゴルトはそのものズバリだけれど、M・スタイナー
だとかワックスマンだとかドイッチュだとかA・ニューマン・・・きりがな
いくらい。1930年代から50年代ぐらいまでの、ね。

 

「作曲の経緯」があったのでお借りします・・・
レオ・フェルトの台本により1904年から1906年までかけて作曲された。グ
スタフ・マーラーが芸術監督を務めるウィーン宮廷歌劇場(ウィーン国立歌
劇場の前身)で上演されることを見越して作曲し、1907年に初演が計画され、
ツェムリンスキーはマーラーの助手に選ばれた。だがマーラーの突然の退任
劇により、後任指揮者のフェリックス・ワインガルトナーは、既にリハーサ
ルも行われていた『夢見るゲールゲ』を上演予定から外してしまう。今度は
ツェムリンスキーがこれに抗議し、指揮者助手を辞任するという顛末であっ
た。 
ツェムリンスキーは結局、この作品は改訂が必要であると見なして、その普
及にほとんど力を尽くさず、しかも別の作曲の構想に心変わりしてしまう。
こうしてツェムリンスキーの生前は顧みられることのなかった本作であるが、
ツェムリンスキーの再評価の始まった1970年代に、ウィーン国立歌劇場
書庫で上演用の楽譜が発見され、本作にも新たに関心が集まるようになっ
た。この結果、遅ればせながらも1980年10月11日に、ニュルンベルク
初演を迎えたのである。日本初演は2005年10月18日、ゲルト・アルブレヒ
ト指揮、読売日本交響楽団、トーマス・ピフカ(ゲルゲ)、林正子(ゲルト
ラウト)による(演奏会形式)。               Wikiから

蝉しぐれ

眠るときにエアコンのタイマーをかけると、起き出すころの室内は

地獄みたいになってて、熱中症になりそうです。バカですね。

おまけに、ひどい夢を見たりしてます。このお昼近くは、ゴルフで

とんでもないことになった・・・(ゴルフのことなんて、この時期

いっさい考えない、頭にないんだけどな)

 

窓を開けると、クマゼミのウルササがどっと攻め込んできて、ムカ

つきついでにちょっと目が覚めます。

 

ブランチを作る前に、このごろの写真を少し・・・

 

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8月2日、散歩中に。
網を持って出て、ハナ(華、ウチの柴犬娘です)をうっちゃらかし

といて。

ギンヤンマ、一匹仕留めれば、この夏はOK、というぐらいワタシに

は大事なこと・・・

無粋な池の柵で、腕に幾筋も傷がついてしまいました。汗が染みま

した。

勿論即解放してあげます。ごめんな―と声をかけつつ。ダメージは

きっと小さくないでしょう。

 

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同じ日の新聞。
どの回か、どういう状況下なのかもわからずに、一度少しだけ観てま

した。確かに顔と顔をくっつけて、怒鳴り合ってた。

喧々囂々と侃々諤々の違いが判りました・・・で・・・
ああ、そういう方向ですか。

 

これは8月3日。

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路上です。

散歩を始めれば、クマゼミの死骸の累々を見ざるを得ない時期になって

います。そんな中に、この死骸、目につきました。ミヤマカミキリ。

クヌギなんかが好きというから、クワガタやカブトムシ、カナブンやス

メバチ、タテハチョウの類等々、まあ虫一般の好みと同じ。去年は

近くにずーっと続くケヤキ並木で見つけました。この死骸もそう。

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どうでもいいようなコラムです。セミ、とあったので。

でも何となく今の中国の雰囲気が少し伝わってくる気がしないでも

ない・・・ なぜかそんなにチリチリした感じでもない。ダメなと

きは有無を言わさず強制排除されてしまうけどね。

中国の蝉しぐれはどんなだ?

藤沢周平の「蝉しぐれ」のセミと、芭蕉の「岩に染み入るセミの声」

とはたぶんセミの種類が違っていると思うんだが、なんか分析した

ものがあった・・・忘れてしまいました。

ここのクマ公どもの狂騒とは違うんだろうな。

 

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これは8月5日です。

虫が嫌いな方にはあまり魅力的には見えなかろうが、ワタシには

とても可愛い。この樹のせいもあって、見事に溶け込んでいる。

このニイニイゼミアブラゼミともども、今年はクマ公に負けず

劣らずとても元気な気がする。この辺りの昆虫全体としては、生

息密度がどんどん薄くなってきていると感じているのに。

 

「染み入る」の語感なら断然この蝉の声でしょう。

映画『サンセット』

20200723(了)

映画『サンセット』

 
 ネメシュ・ラースロー監督//ユリ・ヤカブ/ブラド・イバノフ/エベリン・ドボシュ
 2018年製作/142分/ハンガリー・フランス合作/原題:Napszallta
 <★★△>

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〈映画.com解説から〉 ラースローの長編第2作。第1次世界大戦前、ヨーロ
ッパの中心都市だったブダペストの繁栄と闇を描いた。1913年、ブダペスト
イリス・レイテルは、彼女が2歳の時に亡くなった両親が遺した高級帽子店
で職人として働くことを夢見て、ハンガリーの首都ブタペストにやってくる。
しかし、現在のオーナーであるオスカール・ブリッルはイリスを歓迎すること
なく追い払ってしまう。そして、この時になって初めて自分に兄がいることを
知ったイリスは、ある男が兄カルマンを探していることを知り、イリスもブタ
ペストの町で兄を探し始める。そんな中、ブタペストでは貴族たちへの暴動
が発生。その暴動はイリスの兄とその仲間たちによるものだった・・・
 
上の解説ではイリスはいたって普通なんだが、実際はどうも彼女、最初っか
ら最後まで、思いつめた様子や目つきで通す。
とにかく、なんでそんなに思い詰めてるんだろうと不可解なままずるずる。
そして秘密めかしたふうな彼女の態度のみならず、周りのそっけなさ、へん
なヤツのみすり寄ってくるのはなんで?
 
とりあえず最大の衝撃は、自分には兄がいるらしいということ。最大の疑問
も兄で、近くにいるらしいが近づけない、生死も不明、どういうことをやっ
ている(やっていた)かもてんでわからない・・・
疑問が一進一退、実に緩慢にながら融けて行くようなんだけれど、前に書い
たように、なんたって端から思いつめているもんだから、彼女にとってのイ
ンパクトの大小が掴めない。
 
おしまいのほうになってようやくわかるのは、世界的な大事件といってもい
いことに兄が絡んでいたり、主舞台帽子屋にもかかわりがあったこと。どう
もこじつけっぽい(そういう演出もありだけどネ)気はしましたけど。
でもそこまでが実にまだるっこしかった。いやその大事件に繋がろうが、繋
がるまいが、実はどうでもいいというか、彼女の疑問や鬱屈の対象が徐々に
ずれながら進んでゆく、そのかったるさが、なかなかしんどかったというこ
とです。
 
彼女は、大事な産業であったらしい「帽子」業界の大店ゆかりの人間で、創
業者である両親が大変なことをしでかしたかで(火事らしい)、遠方にやら
れていたことが、始めはずっとミステリーとして存続するんだけれど、現在
のオーナーの態度振る舞いが、なんとも煮え切らないのみならず、はじめは
撥ねつけていた彼女を、ずるずるとバックアップしだす。その理由がこれま
たわからないんだよね。
大事件を控える20世紀初頭のヨーロッパのなにやらきな臭い町々や雰囲
気などは、それなりに良かったんですが、観ているほうは彼女がおんなじ
調子で思いつめ続けるのに倦み、ロマン派の弦楽四重奏(「死と乙女」の
第二楽章でしょう)がずっと流れ続けるのにも飽きてしまいました。
幕切れには少し驚き、もやもやのいくらかはスッキリしましたが、まるで回
収は足りなかった。2時間20分も長すぎました。(横でカミサンいびき)
「謎を謎のまま叩きつける、芸術家魂が炸裂した怪作」、ウーン、そんなも
んですか。

ジュニア・マンス   コンプリート・アルバム・コレクション 3&4/4

20200707(メモ了)

ジュニア・マンス 

 コンプリート・アルバム・コレクション 1959-1962

JUNIOR MANCE(1928- )/The Complete Albums Collection 

3&4/4

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Disc3(78:43) <★★★△>
<5>Big Chief!(1961)
   ①-⑨ ジミー・ロウザー(b)、ポール・ガスマン(ds)
<6>The Jazz Soul of Hollywood(1962)
   ⑩-⑳
Disc4(82:19) <★★★☆>
<7>Junior's Blues(1962)
   ①-⑨ ボブ・クランショー(b)、ミッキー・ローカー(ds)
<8>Happy Time(1962)
   ⑩-⑰ ロン・カーター(b)、ミッキー・ローカー(ds)
 
 CD/ジャズ4枚組/ⓒ2017 Enlightenment/輸入/中古
 <★★★△~★★★★>

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(続きです)

〈5〉アップテンポの②や⑤の印象が残って、落ち着いたイメージは残らな
いものの、出来が悪いということはないと思います。ドラムとベースはちょ
っと凡庸かもしれないけど・・・凡庸というなら、このアルバム全体がちょ

っと乗りが良くない感じがする。普通の出来でしょう。唸り声、聞こえない

し。

 
〈6〉こういうアルバムも作ったんですね。ビッグバンドのメンバーと曲は、
  Clark Terry 、 Ernie Royal (tp) 
  Jimmy Cleveland 、 Britt Woodman (tb) 
  Jerome Richardson (fl,ts)、 Romeo Penque (fl) 
  Danny Bank (bs,b-cl) 、Junior Mance (p) 
  George Duvivier (b) 、Osie Johnson (ds) 
  Melba Liston (arr,cond) 
  ⑩Never On Sunday ⑪Maria ⑫Tara's Theme ⑬Fanny
  ⑭On Green Dolphin Street ⑮One-Eyed Jacks ⑯Exodus
  ⑰Invitation ⑱The Apartment ⑲Goodbye Again ⑳Spellbound
と、名ぐらい知っているプレーヤーと曲。女性トロンボーン奏者でアレン
ジャー兼コンポーザーでもあるメルバ・リストンがリーダーかと思いきや、
よく見るとジャケットにはマンスの名が大きく載っているから、やはりマン
スがリーダーらしい。雑多な集め方やけど、いちおう映画に絡んだものな
んやね。よく知っている⑭も映画に関わりあるんだぁ・・・ ⑲はやたらハ
ープが出てきて、もうこれはジャズじゃないと思う。ブラームスの大好きな
第3交響曲の知られたメロディ。映画で使われたとは聞いたことがある。
 
木管系の繊細で美しいアレンジが混ざるのが面白い。とにかくなかなか疑っ
てエレガントなアレンジを施している。予想通りマンスの個性なんかまるで
出てない。だいたい、ピアノはマンスである必要性がほぼゼロ。
でもね、全体的には独特なものに仕上がっているとは思います、オモロイか
どうかは怪しいけれど。
ネットでリストンのことをちらっと覗いてみたら、地味に徹した方だったら
しい。それから、クインシー・ジョーンズと繋がりがあり、彼の担当した映
画やテレビの音楽の「ゴーストライター」をやっていたこともあるんじゃな
いかという。ビックリ!オーケストレーターならおおいにありそうだが、作
曲も担ったんだろうか。 クインシーのバンドにいたこともあるかもしれな
いネ。(バンドの来日公演を聴いた時には、女性奏者は確かいなかったと思
う、ずっと後の話だけど)
 
〈7〉ドラムもベースもレベルが高く、マンスもまずまずゴキゲンなんじゃ
ないか。最初のものには及ばなくても、出来は良い感じ。特にスローなブル
ースらしいもの。
ビバップの④、ゴスペルの感じの⑥以外で、①②③⑤⑦⑧がいい。特に長い
⑧のブルー・モンク。アップテンポの⑨はちょっとミスタッチが惜しい。
 
〈8〉アップテンポで始まるライブ感覚のアルバム。若きロン・カーター
ベースは確実だが、わりとおとなしい。威勢よく始まったが、やっぱりミデ
ィアムかスローなもののほうが断然いい。きらびやかに聞こえる音階的な装
飾の使用頻度が高いのも、微妙なところなんだけれど、なんとなく特色を薄
めている感じ。
 
長く活躍したピアニストで、まだご存命らしい。オフクロより若い・・・
CD4枚、アルバム8枚分。ぽつぽつメモっているうちに時間がたってしま
いました。
またいつか。



 

続く 米中 茶番の冷戦

2か月前の朝日の米国駐在中の方の記事です。

ひどくなってます。いやな感じです。

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この5月の支局長さんのつぶやきでは、米中の対立構造はどうもしっく
りこないが、こんな感じなんでしょう。冷戦とすら呼べない、その通り。
トランプさんの支持率がそれなりにあることも、なんでか、つまるところ
よくわからない。支持するもの以外は排除されればいいんだという状態で、
思考停止しているんだろう。アバタもエクボってわけでもないんだよ。

 

ほぼ一か月前の天声人語

本編は教養のひけらかしのようなものはありませんが・・・ 

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7月初めの天声人語は、トランプさんを相当馬鹿にしている。大統領の
無教養をふつう、こんなにあらわにする?
でも、「へぇ、そうなんだ・・・」としっくりくる面が間違いなくある。
もうたくさんの生の声を(ツイッターのかたちで)世界中の人々だって聞
いている。やっぱりなあという感じではある。
十分タカ派だったはずのボルトンさんの本、だれか内容をちゃんと教えて
ほしい、って、日本で出版されるまで紹介は難しいか。
 

一方、習さんの生の声は聞けたという気がしたことがない。

   ヤン・イー(楊逸)/わが敵「習近平」(飛鳥新社

で、いくらかでもわからないものか。そんなことのために本を読むなんて
ことはしたくないんだけれど。
 
バイデンさんに代わっても、こと対中政策についちゃあ、変わらないんじゃ
ないかと言われている。
もっとも・・・南シナ海のことなんぞ、今更言いつのっても、もう遅いと思
うんだがなぁ・・・
 
 

空しいので、やめます。

県によっては始まりましたが、全国の緊急事態宣言も来るかもしれ

ませんね。

ワタシの行動範囲はもともとかなり狭いのですが、不特定多数が集

って対面が必要な職場なので、ちょっと心配です。(ピストル型の

検温機を使うときは、手や腕でなく、主にデコチンで。目を伏せる

人の比率が高いとはいえ、こっちをキッ!と睨みつけてくる方もい

る。別に気にしませんが、ワタシは極力デコチンだけを見るように

しています。アレを急に突きつけられるのはきっといい気分じゃな

いに違いないし・・・

 

今年もクマゼミの行列

クマゼミとクビアカツヤカミキリが中心になっている、主に散歩

時(だけでもないですが)のメモ。

虫の記述に関わるところのみ・・・ ちょっとヘンやけど・・・

 

7/28(火)

クビアカ、昨日は1匹のみ。
今日はゼロ匹。
恋の季節が終ったか、雨によるものか・・・
代わりに…ヒグラシの一声を聞いた。

 

夜の12時も回り、1時頃だったか、クマゼミがワンコーラス、鳴きおった。
昼間はもうクマ公どもの行列が始まっているんだが、こういうやつも中に
はいるんだな。
そういや、散歩の終り頃、16時半くらいだったか、散歩からの戻り道で、
羽化直前のクマ公を2匹見つけた。
ほとんどじっとしているんだが、なんとなくわかるもんやね。

 

7/29(水)

30℃、55%

さあ散歩。今日も汗だくになろう。
網、もってく?
(あそこの町会長なぁ、子供みたいに網持って犬の散歩したはるねんでぇ、
ダイジョブなんかいなぁ・・・)
なんてね。
ちょっとだけ気にしてます。

 

仕留めたのは1匹だけ。
やはり繁殖時期が終る時期なんだろうな。

 

7/30(木)

今日はゼロ。もういないわ。
今日かいた汗は妙に多くて、シャワー後も疲れていて、はや夏バテみたいな
感覚。
今日も網を持って散歩に出ているので構えて待ったが、ギンヤンマは近づい
てこずじまい。オニヤンマはいない。ウチワヤンマは見かけた。
その間、柴犬娘はほったらかされ、紐を引きずりながら、池のはたをうろう
ろ、「まだかいな、ええ加減にしてや!」と視線を送ってくる。
小型犬の散歩は一回15-20分で十分だというが、ワタシャ一日一回だか
らね、一回は最低40-50分ぐらいかけているなぁ。
クビアカを探したり、ヤンマを待ったりしていたんじゃ、彼女には悪いし、
時間もそんなにかかっていないことになるかぁ。ゴメンナー。
それにしてもシンドイ。今日は、仕事中きっと眠いだろう・・・

 

写真がなくては寂しいので、今日撮ったこれ・・・

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もうクマゼミ、撮るまいと思ったんですが、おかしいのでついパチリ。

昨日より今日がちょっと多い感じ。まだふえるかも。

これが子供の時にはわくわくさせられたクマゼミとは思えない。あり

がたみなんぞ全くない。

この樹だけで200匹は下らない。

ケヤキ並木のうち、ウチにいちばん近いこの樹のみが毎夏こんなふう

になるのがなんでなのかはよくわかりません。