休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

カエターノ・ヴェローゾ&ガル・コスタ/ドミンゴ

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20180331(了)
カエターノ・ヴェローゾガル・コスタドミンゴ
  gal  caetano veloso  “DOMINGO”
 ①コラサォン・ヴァガブンド(Veloso)
 ②僕が生まれた町には川が流れている(Veloso)
 ③アヴァランダード(Veloso)
 ④ある日(Veloso)
 ⑤日曜日(Veloso)
 ⑥痛みなくして(Veloso/G・Gil)
 ⑦カンデイアス(Edu Lôbo)
 ⑧ヘメレッショ(Veloso)
 ⑨ミーニャ・セニョーラ(G・Gil/Torquato Neto)
 ⑩ケン・ミ・デーラ(Veloso)
 ⑪マリア・ジョアナ(Sidney Miller)
 ⑫ザベレー(G・Gil/Torquato Neto)
  CD/2001/ボサノヴァ/フィリップス/ユニヴァーサル・ミュージック/Ⓟ1967Polygram
  /中古屋
  <★★★★>

サンバなんかから生まれたボサノヴァジョアン・ジルベルトらがはじめ
たんだったか。
このアルバムは、ボサノヴァが生まれてから数年たっているのかな。
ワタクシメは今はボサノヴァだけを聴くというようなことはなくなっていて、
むしろ元のサンバのほうが好きかもしれないが、このアルバムは、ボサ
ノヴァを好むようになってから有名なものだと知った。でも、聴いたこと
はなくてね。たまたま見つけて、手に入れてみた。
録音されてからなんとなんと50年もたってる。
いやはやだ。
ヴェローゾガル・コスタもたくさん聴いたわけではありません。どちらも
アルバム4‐5枚づつ程度でしょうか。今じゃ聴かなくなってますが、それ
でもどちらもすっかり「大人」になってからのもの。
ご両人ともブラジルでは大立者のはずで、ヴェローゾリオ五輪では開
会式の時に出てましたっけ。
コスタも日本でいうと美空ひばりみたいな存在だと聞いた覚えがありま
す。
まあそのへんはよくは知りません。
半分以上がヴェローゾのオリジナル。
音楽も歌詞も繊細だがけだるくメランコリックで、かつかなり甘ったるい。
ヴェローゾは25歳。歌い方も楽曲も彼独特の不安定な、ふわふわした
不思議なメロディや歌い方。その後の声や歌い方とも繋がる。
でも、ここでの22歳のガル・コスタは、とてもその後の彼女とは同一人
物だと思えない。どすの効いた大姉御の感じとはまるで別人。例えば
ここじゃ高音はかすれてやたら可愛くて、小野リサさんみたい。
(ワタシ、小野リサさんのファンなのですが、これ聴くと、この時のコスタ
のイメージで歌い始め、いまだそのまんまみたい。もっともここでのコス
タさんより小野リサさんのほうが音程がいい。)
いかにも若者らしいという感性の歌詞、楚々としていてかつたいそうオ
シャレな感じのムードのアレンジも利いて、‘すべてにおいて稀有なア
ルバムだ’というライナーの文句は正しいと思います。
ただし、なぜかあまり繰り返して聴く気にはならない・・・(それが書けれ
ば感想文としてはOKなんでしょうが)


             *LPジャケット仕様・・・
          ジャケ写のvellosoの文字・・・「l」が一つ多く、間違ってますな。
          「l」は一つのはず。ネットで見ると、正しいのもある。日本でつく
          ったジャケットで、気付いてこしらえ直したりしたんだ、、、

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