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(CD2) |
①こんなにゆっくりした「シランクス」はじめて。 |
あとはヴァレーズが3曲とメシアンが2曲。 |
ヴァレーズの②。これって①との対比みたいに入っている。そうとしか、 |
ドビュッシーが入っている意味が分からん。こういう曲がヴァレーズに |
もあるんやね、抒情すら感じるフルート独奏。でも普通だとあまり気を |
引くことがないドビュッシーのこの短い曲が妙にすごく良く感じてしまう |
結果! |
③、④~⑥、⑦ |
さあて、苦手だったヴァレーズ。この3曲なんて94-5年も前ですよ。 |
効果音としては使えても、、、いや・・・当時は雑音と思われたろうね。 |
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以下、小難しいことはわからないので、宣言して脱線することにします。 |
ヴァレーズを初めて聴いたのは相当前のこと。Z・メータ/ロス・フィルの |
LP〈アルカナ、インテグラル(積分)、イオニザシオン(電離)〉で、「スタ |
ー・ウォーズ」や「未知との遭遇」なんて映画ものを珍しく録音したころ |
という気がする。たしか、とても居心地が悪く全く受け付けられなくて、 |
当然その後は聴く気にならず、ほぼ今に至っています。 |
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米国の映画音楽の専門レーベルに Varese Sarabande Records とい
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うのがあって、これまでずいぶんたくさん聴いてきましたが、この名は |
確かもろにこのヴァレーズからいただいているはず。 |
(WIKIから); |
・ヴァレーズ・サラバンド・レコーズ(Varese Sarabande Records, Inc.) |
はアメリカ合衆国のレコード会社、およびそのレーベル名。 |
映画音楽やテレビドラマの音楽といったサウンドトラック盤、及び舞 |
台ミュージカルのオリジナル・キャスト盤のレコードやCDを専門に発 |
売する会社で、新作に限らず、過去に他社で廃盤になったサントラ |
盤や、レコード発売時に未収録だった音楽を追加したCD、劇場公 |
開/テレビ放映当時にサントラ盤の発売されなかった作品のサント |
ラCD発売等、意欲的に活動している。 |
(SLCというレーベル名で邦盤も数多く出された。ワタクシメの注) |
・フランス出身の作曲家エドガー・ヴァレーズの名字と、バロック時 |
代のスペイン舞踊であるサラバンドを組み合わせたもの。 |
・1980年代以降、映画の劇場公開当時に「オリジナル・サウンドトラ |
ック盤」と銘打って発売するものの、実は劇中BGMが殆ど或いは全 |
く未収録で、ロック系アーティストの歌ばかり収録というケースが増 |
えているが、そういった映画の劇中BGM集(=本当の意味でのサン |
トラ盤)を後年になって発売するケースも多い会社である。 |
そんなこんなですが、結局のところなんでVareseの名をいただいたの |
かわからない。 |
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映画音楽ということが頭にあったせいか、思いだしたことがあって、昔 |
のテレビ映画(第二次大戦のアメリカ軍のある小隊を描く)のシリーズ |
で非常に有名な『コンバット』の音楽のこと。 |
たいそう人気のあったこのドラマ、番組前後にはマーチ系のテーマが |
流れる。覚えている方も多いと思うが、そうじゃなくて、ドラマ中の音楽。 |
ほんとにねえ、もうずいぶん前の話なんですけど、これが不協和音が |
多いアブストラクトな、あるいは即物的といってもいい尖った感じのもの |
だった。特に、つんざく狂気じみた金管や打楽器の用い方。これが、ヴ |
ァレーズのこんな3曲と重なる。似てるような気がしてきた! |
実際の担当作曲家は、ワタシ結構好きなレナード・ローゼンマン。 |
ひょっとして、ローゼンマンさん、ヴァレーズの音楽をかなり参考にした |
んじゃない?なんてね。 まあ、妄想レベルです。でも古めの映画音楽 |
音楽作曲家では往々あることですし・・・ |
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③、④~⑥は初めて。⑦はメータの録音にもあったんですね、覚えて |
ません。 |
ま、聴きやすい音楽じゃない。音の悪さは、さほどでもありませんでした。 |
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メシアン。 |
⑧ピアノ曲は「幼子の20のまなざし」とか「アーメンの幻影」は今でも時 |
時聴くけれど、これは初めて。鳥の声はちょっとだけでしたね。 |
⑨-⑮ 音で俳諧をというわけですが、決まった俳句を音にしているとい |
うんじゃないみたい。よくわからん。まあメシアンの音。これを楽しめば |
いいんでしょう。 |
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*(写真)指揮中らしいブーレーズさん。左右別々の拍子を、指を折り |
ながら指揮ができた、なんて昔どっかで読んだことがあるなぁ。 |