休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ロン・カーター・プレイズ・バッハ

20250729(了)

RON CARTER PLAYS JAZZ'N BACH

①12 トーンズ 5:51
②トゥー・ハンズ・オンリー 7:48
バッハ;無伴奏チェロ組曲より
(第1番から)
 ③クーラント 3:13
 ④メヌエットⅠ 1:38 
 ⑤メヌエットⅡ 2:17
 ⑥ジーグ 1:50
(第2番から)
 ⑦メヌエットⅠ 1:21
 ⑧メヌエットⅡ 2:00
 ⑨ジーグ 2:54
(第3番から)
 ⑩クーラント 4:10
 ⑪ブーレⅠ 1:48
 ⑫ブーレⅡ 2:33
(第4番から)
 ⑬ブーレⅠ 2:08
 ⑭ブーレⅡ 2:22
 ⑮ジーグ 3:20
(第5番から)
 ⑯ジーグ 2:44
(第6番から)
 ⑰ガヴォットⅠ 2:02
 ⑱ガヴォットⅡ 1:24
 
  ロン・カーター(ベース ソロ)
  録音;1985年4月、ニュージャージー、イングルウッド・クリフス、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオ
  CD/ジャズ/器楽曲/Ⓟ 1994 ポリグラム(PHILIPS)/The CD club/中古
  <★★☆>
 

 

四国の友人が、ジャズ喫茶店のご主人が亡くなり、処分としてもらってくれと
言われてもらったものの中から、(対処出来なかった(!)ものとして)ワタシ
に送ってくれた一つ。The CD Club とあるから、音源が名盤を安く出す業者に
渡って出し直されたアルバムでしょう、多分。すべてベースのソロ。
で、結論から言いますと、ワタシにとってもいささか具合の悪いアルバムでし
た・・・
 
サイドメンとしてはわたしもいろいろ聴いた名ベーシストの誉れ高きミュージ
シャンの演奏ではあるけれど、ちゃんと聴けたのは①と②のみ。
これらは、多分ともにカーターのオリジナルなんでしょう。
インプロヴィゼーションとして、コンボの演奏途中にだって挟み込めそうなも
のですが、まあ、ベースのソロ用の曲。大バッハ無伴奏チェロ組曲の上に被
せるなんざ、ちょっとすごいんじゃないかい?(ゴメンナサイ・・・)
 
①のほうは小さいテーマを曖昧な音程へどんどん転調しちゃうっていうのが特
色で、どの調も妙にずれた決まらない音程の感じなんだけれど、それがちゃん
と元の調性に戻るというのが何度か繰り返される。ワタシには案外ふるってい
ると感じました。
まあね、弦楽器なんて絶対音感は当たり前のコンコンチキだから、そんなこと
に驚く方がおかしいんだろうけどね。
 
②もいい曲でしたよ。やはりジャズらしい。
もっとも、ワタシが最も印象に残ったのは、ここでの低音のある音。ボン!
と何発か鳴った音(音質)の一つがね、映画『遊星からの物体X』の幕切れあ
たりでだったと思う、モリコーネが「ボン/ボン/ボン」を恐ろしいイメージ
で鳴らし続ける。その音に妙にそっくりだったぞ、なんてこと。ありゃあ、ア
コースティック、ベースのピチカート音の一つだったんだ、と、今さらながら
気づいた。(確証はありません) 真面目な聴き方とはいえないかぁ・・・
 
そして以下がメイン扱いだね。バッハの無伴奏チェロ組曲からの16曲。
音楽の学校で、多分ジャズについての先生もやっていたと、どこかで読んだこ
とがあるカーターだけれど、ここじゃあ、クラシック音楽の一ファン、バッハ
の一ファンであることを示したかっただけなんじゃないか。
「ベースで弾けるのは、このぐらいまでなんだけれどさ、どう?オレのバッハ、
そこそこいけてるんちゃう!」 
なんてね。空想です。
 
カーターさん、決して下手じゃないと思う。でもワタシは、バッハが決して嫌
いというわけじゃないが好きでもない方なので(なんて書くとバチがが当たる
ぞ言われそうですが)、無伴奏チェロも同じ、好きというほどでもない。その
へんもあるかもしれません。ともあれ、これ、果たしてうまく弾けてる?
このアルバムを、なんとか聴き通せたのは、アルコでなくピチカートだけだっ
たということはあるね。アルコだったら途中でやめちゃったかもしれない。
わかりません。クラシックのコントラバス奏者がこの曲を(勿論アルコで)弾
いている録音はいくつも出ているでしょうし、そんな楽譜も出ているようだし。
 
録音は、ジャズファンなら聞いたことがあるはずのスタジオでのもの。
よって、このアルバムは、ジャズ・・・ ってわけでもないんやけどね。
 
 
  7/31の朝刊に、知られたコントラバス奏者ゲイリー・カーさんの訃報が
  たまたま載っていました。カーさんはアルコで(って、当たり前だと思
  うけど)無伴奏チェロ組曲の録音を出していた記憶がある。

 

  二日前から発熱していまして、今日病院に行きました。

  なんと「コロナ」。インフルエンザや百日咳と並んでしっかりはやってい

  るのですね。しかし、いったいどこでもらったんだろう。

  (潜伏期間が2-3日。発熱日から5日間は外との接触は控えること。そ

  の後は本人の責任で動くこと。扱いはインフルエンザと同じ・・・)