20240213(了) |
映画『メグレと若い女の死』
監督;パトリス・ルコント/ジェラール・ドパルデュー |
原作;ジョルジュ・シムノン |
2022年製作/89分/G/フランス/原題:Maigret/DVDレンタル |
<★★★> |
もう70年ほども前のパリ。 |
20才ぐらいの若い女が、分不相応な高価でゴージャスな絹のドレスに身を |
包み、ある婚約パーティに現れた後、5,6カ所の刺し傷を負って血だら |
けで死んでいるのが見つかる。 |
これを担当することになるのがメグレ警視。 |
レンタル屋に頼んで取り寄せて観ました。たぶん新聞の紹介記事でタイト |
ルをメモっておいたもの。観るまで、ドパルデューのことも、ルコント監 |
督のこと忘れていました。 |
しかも、シムノンのメグレ警視(ずっと「警部」と思い込んでいました) |
ものは、そこそこミステリーを読んできたくせに、実に一冊も読んだこと がない! |
だものだから、メグレのイメージが自分の中にはまったくなくて、ドパル |
デューの前後にも左右にも、あんなにぶ厚い体躯を見て、ホンマカイナ? |
『ザ・ホエール』を観て間もないので、これもメイキャップなんだろうか、 |
それともドパルデューがほんとにこんな体形なんだろうかと、考えちゃっ |
た。ネットで見ると、顔は映画と感じが似てましたけど、体つきは結局わ |
からなかった。多分胴は膨らませているってことにしておこう。 |
警察官としてはかなり歳をくっているらしいメグレが、捜査に妙に前のめ |
りに熱を上げるものの、体のほうはノロノロ、えっちらおっちら。 |
頭はいいらしいが、こんなんで大丈夫なんだろうかと思いつつ、謎が解け |
て行くのを見守りました。NHKの「ブラタモリ」みたいに、なにかひらめ |
いたら、おでこのちょい上にイクスクラメーション・マークがポン!とば |
かりに見えたら面白いかも、なんてつい連想しました。解説はあとでいい |
から、ひらめいたってことだけ、教えてくれよ・・・ じゃあ、映画にな りませんがね。 多分映画作家さんについちゃあ、失礼な物言いをやってるかもしれないな。 作曲家なんかには相当拘ってしまいますけどね。ワタシは映画については きっと相当エエカゲンなんだと思う。 |
戻りまして、こんな調子でして、ワタシは乗れませんでした。相当前には |
ルコント監督の作品をおもしろがったことはあります。『仕立屋の恋』も |
シムノンの原作だったんですってねぇ、もう忘れてました。 |
(「ブラタモリ」は終わっちゃうのですな。よくは読んでませんが、ネッ |
トのニュースで見ました。ろくでもないものから、都道府県の宣伝のため |
の観光地巡りに堕したとか、NHKの闇っぽいものまでいろいろ。その幅の |
広さに途方に暮れる。「堕した」なんて。名所めぐりでいいじゃないの? |
タモリの地学の知識(の披露)なんてついでみたいなもんだろうし、地学 |
は楽しいじゃないか・・・ のんびりした悪くない番組だと思うけどなぁ) |