休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『デッド・プール 2』

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20190421(了)
映画『デッド・プール 2』 Deadpool 2

  デヴィッド・リーチ監督//ライアン・レイノルズ/ジョッシュ・ブローリン/
  ザジー・ビーツ/モリーナ・バッカリン/・・・/エディ・マーサン/その他ゲスト
  2018年/米映/120分/DVDレンタル
  <★★★△>

<映画.com解説から> R指定ながら全世界で大ヒットを記録した異色のヒーロー
映画「デッドプール」の続編。マーベルコミック「X-MEN」シリーズに登場するキャ
ラクターで、人体実験により驚異的な治癒能力と不死の肉体を得るが、醜い身
体に変えられてしまった元傭兵のウェイド・ウイルソンデッドプールの活躍を
描くアクションコメディ。最愛の恋人ヴァネッサを取り戻し、お気楽な日々を送る
デッドプールの前に、未来からやってきたマシーン人間のケーブルが現れる。
ヴァネッサの希望を受けて良い人間になることを決意したデッドプールは、ケー
ブルが命を狙う謎の力を秘めた少年を守るため、特殊能力をもったメンバーを
集めたスペシャルチーム「Xフォース」を結成するが・・・
一作目より笑ったかもしれない。志摩のマラソンから戻ったばかりのカミサン
は疲れたか、うとうとしてましたけどね。
マーヴェルのヒーローものは特に観たいとは思わないのですが、この主役は
アンチヒーロー。いや、アンチヒーローだからというのでもなく、一作目をたまた
ま観たからというだけですけどね。
アンチってのは、とにかく、下品な下ネタや説明的な自虐が次から次へと吐き
出される。吐き出すのはおおむね主役で、語り部の役もこなしながら、時間す
らも行き来しつつ、ひたすら喋る。神経質といっていいほど自己分析が好き。
歌のよう。それから映画の常套の説明を口でやっちゃう・・・
機関銃のように喋るというんでは知らない方にはピンとこないでしょうが、まあ
そうやってポンポン出てくる‘一人ぼっちの死なないヒーロー’の、お下劣な言
葉の繰り出され方がすっかりこの映画のリズムになっている。これがなきゃ、
この漫画(のような、1人よりはファミリーがいいに決まっている、という)映画は
成立しないくらいでしょうね。
前作をほぼ忘れてしまってます。無責任な発言と、案外なおせっかい・・・だっ
たか。似たような印象を書き付けたかもしれないなぁ。
今回のは、悪役のキャラが立っているものではない、巨大悪でもないというの
が途中でわかる。竜頭蛇尾ふうなんだが、もうままよ、という感じで流れに竿
を刺さず、コーダを語りで補ってなんとか盛り上げる。
言葉による映画ネタだけでなく、画面が「あれ?どこかで見たような構図だな
あ・・・」 というのが出てくる。喋りの理屈同様、チェックなんぞしている暇はな
い。このスピード漫談はどんどん進んでいく。それでいいのでしょう。
ワタシには‘茶化し’の部分のほうが性格的に大切に感じてしまうことがある
のですが、この映画は‘茶化し’で止めたくないよう。ちょっとわからない。
その微妙さが新しいかも。オモロイかどうかは疑問ですけど。
『愛のイェントル』で、ストライザンド(ファンなのです)が歌っているところがチ
ラッと映りました。
“Papa,can you hear me”  今年の1月に86歳で亡くなってしまったミシェル・
ルグランの好きな名曲(あるいは大好きな歌唱、というべきかも)。