休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ムーンライト』

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20180113(了)
映画『ムーンライト』 Moonlight 
  監督・脚本;バリー・ジェンキンズ//トレバンテ・ローズ/アンドレホランド
  製作総指揮;ブラッド・ピット  音楽;ニコラス・ブリテル
  2016年/米映/111分/DVDレンタル
  <★★★>


(映画.com解説から)  マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティ
模索する少年の成長を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時
代構成で描き、第89回アカデミー賞で作品賞ほか、脚色賞、助演男優賞
の3部門を受賞したヒューマンドラマ。マイアミの貧困地域で暮らす内気な
少年シャロンは、学校では「リトル(チビ)」と呼ばれていじめられ、家庭では
麻薬常習者の母親ポーラから育児放棄されていた。そんなシャロンに優し
く接してくれるのは、近所に住む麻薬ディーラーのフアン夫妻と、唯一の男
友達であるケヴィンだけ。やがてシャロンは、ケヴィンに対して友情以上の
思いを抱くようになるが、自分が暮らすコミュニティではこの感情が決して
受け入れてもらえないことに気づき、誰にも思いを打ち明けられずにいた。
そんな中、ある事件が起こり・・・
・・・ ・・・ ・・・

事前の情報なしで観ました。
インパクトはありましたが、はっきりいって、アメリカのアメリカらしい個別の
病巣という面が濃くて、感情移入しにくかった。
そういう社会があることは、これを見なくったってわかっているのですからね。
子を持てばますます生活が苦しくなってしまう上に、麻薬がこんなに安易に
手に入ってしまうようでは、貧乏人が溺れるのもいたって簡単。扱う人間に
なるのも簡単。
エンディングは、純愛の成就じゃないでしょう?
だからどうだというのは、お国に返すしかない。
オスカーの作品賞には意味はあると思います。もろに‘忖度’っぽいと言わ
れても、切り返しにくいけど。
でも、なんですよ、、、黒人の映画ったら、こういうふうになってしまうか、脳
天気なもの(コメディ、ヒーローもの、アクションものなど)になってしまうこと
が多くて、‘普通’なのが少ない気がするなぁ。ワタシが知らないだけなのか
しらん。
もっとも、あっても観そうもない。ということは、受けないってことなのかもね。
お国に返すしかないのでした。
連想は・・・
さまざまな「分断」を推進してしまった現大統領の任期はあと7年あるんだな
ぁってこと。日本だけはついていきそうな感じですけど・・・  
アメリカは大きいなあ。中国もそう。
でも、、、ともあれ、頭の中がこの映画の近くをうろうろするということは、チ
クチク感にさいなまれ続けるというのと同義で、ぬるま湯に浸かっているワ
タクシメには心地よくない。イヤイヤしてしまいました(・・・と、話は結局そこ
から始めるしかない)。