|
故あってなんとしても舞妓になりたいと京都にやってきた田舎の少女が、も |
う舞妓が一人しかいないという小さい老舗のお茶屋に拾われて大切に扱わ |
れ、修業し、舞妓になるまでを描く。 |
ミュージカル仕立て。 |
なんのことはない、タイトルの語呂から連想するように、「マイ・フェア・レディ」 |
のストーリーに、まあだいたい則って作られている。 |
|
「マイ・フェア・レディ」と対応させたりずらしたり、過去の周防作品を一瞬、パ |
ロディ画面で見せたりと、いたって楽しく遊んでいる。 |
ここに挙げた以外にも見知った顔がずらりと出てきて、通り過ぎるように演技 |
してゆく。 |
メインどころの出演者は、少し踊ったり歌ったりする。 |
音楽は一族のかただよね、きっと。全てオリジナルで、なかなかうまくこしら |
えているように思った。 |
映画製作が金のかかる大変なものだとは承知しているつもりだけれど、ワ |
タシにはけっこう余裕のあるお遊びのようにも見えた。 |
少々古くさいかもしれない。学芸会的であり、かつ堂々たるエンターテインメ |
ントでもある。 |
ワタシ嫌いじゃありません。 |
(なにしろ、「マイ・フェア・レディ」は、「サウンド・オブ・ミュージック」や「ウエ |
ストサイド・ストーリー」なんかよりよっぽど好きでしたからね。歌もだいたい |
覚えた。大昔の話ですけど) |
|