休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

恥ずかしながら頭を整理・・・

8/11(火) 読了
 
 
慰安婦問題を考える(上) 8/5朝日
・『慰安婦問題 どう伝えたか 読者の疑問に答えます』
まるまる4面のうち、半分を読了。問題のまとめや意味の説明の後に・・・
   強制連行
   「済州島で連行」証言
   「軍関与示す資料」
   「挺身隊」との混同
   「元慰安婦 初の証言」
要はもう少し理解しとかなくちゃと、大真面目に読んだんだが、問題が多すぎ
て混乱。
弁解めいたニュアンスとなんとなく熱意のなさを感じる。一本筋が通った社とし
ての主張というものもない。弁解めくのも当然。この場合の「主張」の出し方は
しかし、しょうがない気もする。誠意や公平だよという感じはあるんで、マスコミ
の限界、かも。
韓国側の主張との対比は、ここまでは、抑え込んである。
というか・・・韓国政府の反応をいたって冷静に表現している
韓国側ならこんな記事のありようなんて、絶対にありえないだろう。
この記事は、この状態のまんま翻訳して、世界中に配信すべきだと思うな。
投げやりかもしれないけれど、中国との問題なんかと同じで、歴認識の違い
の間を物理的に埋めることはもはや無理で、政治決着と文化や人的交流しか
ないと思わせる。さて二日目は・・・
慰安婦問題を考える(下) 8/6朝日
・『日韓関係 なぜこじれたか』
   河野談話 韓国政府も内容評価
   アジア女性基金に市民団体反発
   韓国憲法裁決定で再び懸案に
*米国からの視線
   女性への暴力 国際社会は注視/キャロル・グラック(米コロンビア大)
   「忘れない」と言い続けよう/マイク・モチヅキ(米ジョージ・ワシントン大)
慰安婦問題特集 3氏に聞く
   強制連行の有無 検証あいまい/秦 郁彦
   被害者に寄り添う報道必要/吉見義明
   ガラパゴス的議論から脱却を/小熊英二
後の2面はこんな見出しで・・・
始めの、どうこじれたかは時系列で分かるが、それだけのこと。
米国からの視線の女性学者の言葉は、仕方ないことだけど、つまらない。
3氏は学者で、言葉がちょっと問題。うち秦氏と吉見氏はその著作が(上)に
紹介もされている。
秦氏は問題点を収斂させてわかりいいものの、朝日同様、解決策は示し得
ておらず(書いているようだが実際的でない)、かつ、やや不遜。
それに対し、吉見氏の言葉は実質的で、でもまあ、被害者の心情に寄り添う
格好で、うだうだ言わず、いわばさっさと解決に向かいなさいよというような感
じに読める。米国の二人の意見も吸い上げた形、つまり国際的にもその流れ
で行かないと、ショウナイヤン! つまりは政治的判断をするんだが、「女性へ
の人権侵害」の考え方を前面に出して!
  ※いやでもこの方向しかないでしょうというところ。
小熊氏の考えは、朝日のこの報告(結構批判的)や吉見氏の考えを、もっと
俯瞰して、世界の今とその流れを捉えて動く時だと、いかにも今風な(みんな
ブチ込んだ上手な)言説。
  ※このお三方は、ここまでの記事内容を事前に読まされて発言している。
ふーっ。勉強になりましたかねえ。
でもなあ、上記のような提言を思い切って実行しちゃうような政権じゃないんだ
よね。
ワタクシメのブログじゃないみたい・・・ 読書感想文にでも入れたほうがええ
かも。(どこに入れようが、どうせ誰も読まんが、書いちゃったので・・・)
 
イメージ 1