20220628(火)
先日、前日の連絡で、娘が岡山から日帰りでひょっこりやって来た。 |
日本酒、ワイン、雑誌、文庫本(ホラー系)、桃 を置いていった。 柴犬娘の散歩に付き合ってくれた。 |
親の様子を見に来たんだろう。農業公園の集客は恢復しているそうな。 |
酒もワインもまだ封を切っていない。冷でもいい日本酒だし、ワインは少し冷やして |
どうぞとあるんだけれど、今は、なんたってひたすらビール(実は偽ビール)を飲み |
たい!飲みたい! 桃はオフクロにもあげて、どちらももう食べちゃった。 |
この写真は自慢みたいですね。お恥ずかしい。 |
雑誌はBRUTUS「珍奇昆虫」(去年年末の出版)。 |
表紙は、子どものころは小さなカブトムシもいるもんだと思ったもんですが、ダイ |
コクコガネ、要は糞虫の仲間ね。ただこの写真の奴は5cmを超えていて、カブト |
ムシといってもいいぐらいデカイ! |
色々奇抜な恰好や色彩の虫たちが幅広く集めてある。 |
でもこの雑誌の意図は、むしろもっと実際的な内容のウエイトを多くしたようで、 |
標本の作り方や道具、標本の歴史、標本の店や見本市、特色ある図鑑などが紹介 |
されているのがめずらしい。 |
特集最後は、養老先生と伊藤若冲が出てきて、若冲の昆虫の表現を見た養老先生 |
は、若冲が間違いなく昆虫好きだったと断言している。 (若冲の本、読む予定、一応あります・・・) |
下のキノコは、まあ甲虫ならありがちじゃない?なんていってしまいそう
だが、上のハナムグリにはけっこうびっくり。これは見てみたい!
この雑誌を職場に持って行ったところ、同僚のオッサンがオバハンたちに見せて |
大声で喋っていまして、共に受けたらしいのはよかったのですが、昆虫になじみ |
がほとんどないのがモロわかりなので、説明を求められたらめんどくさいなぁ、 |
と思いながら聞いていました。 |
虫の話なんてねぇ、怖がったり嫌がったりする人に説明するのは荷が重い。触ら |
なきゃ結局わかるわけがない。 |
で、虫の話は殺す対象である特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」に尽きる、 |
嫌がられても、と考えてひとくさり。 |
この時期なら公園の幹の太い桜をいくつか観察してごらんなさい。運が良けりゃ、 |
クビアカが見つかります。幹のまだ細い樹にはほぼいません。見つける2回に1 |
回は交尾したヤツやろうね。根元にはたいてい茶色い木屑(フラス)が溜まって |
いるでしょう。さんざん幹の中を食い荒らした幼虫が活動した痕です・・・ |
ワタシの乏しい情報では、このカミキリムシが多いのは、群馬県、栃木県、埼玉 |
県、愛知県、三重県、奈良県、大阪府、和歌山県、徳島県・・・だったかな。 |
ワタシが今年殺したのは6/13~6/28で220匹。柴犬と散歩するだいたい3つの |
散歩コースにある桜の木を見ての殺戮です。平たく固いものでコン!と潰す。 |
おととしぐらいから見ての話ですが、これらの散歩コースの桜のうち、幹の直径 |
が30cmを超える樹は、2割ぐらいが完全に伐りはらわれ、生きている樹もほぼ |
100%ボロボロで、それもたいてい枝の何本かは切り取られている。 |
市の職員や下請けの造園業者はよくご存知で、見廻っては穴に防御の薬を突っ込 |
んだりしている。たいして効かない。そうした活動の中に、次にはこの樹を伐り |
はらいますという印のピンク色のリボンを巻くこともやっている。その数の多い こと・・・ |
こうなってしまっている樹はもうほとんど手遅れだし、盛大にフラスが撒き散ら されているのも、ホントはもうだめ。 |
桜の花を毎年ちゃんと観たい方は気にかけるべきやね。府はもっと騒いで! |
ワタシは別に桜が(桜の花が)嫌いってわけじゃないのですが、特に好きでもな |
い。満開の桜の樹の下で酒盛りをするのは嫌いに近いですね。 |
ついでに言っておくと、(桜の花の)ライトアップは、はっきり嫌いです、少数 派でしょうが・・・ |
こういうような内容のことにすり替えて喋ります。 |
もちろんこんなにいっぺんには喋れません、そんなつもりで、ということです。 |
昆虫、観るの好きですけどね、「殺せ!殺せ!」と言っているわけです。 |
桜をめでるくせに、この状況に無関心だったり無知だったりする人たちがあまりに |
多いようで、いわば、そういう人たちへの殆ど当てつけ気分、かな。 |
今年も去年同様500匹ぐらい行きそうな感じです。 |
退治するいい方法、早く見つからないもんだろうか。 |