休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『トゥルー・ヒストリー・オブ・ザ・ケリー・ギャング』

20220206(了)

映画『トゥルー・ヒストリー・オブ・

       ザ・ケリー・ギャング』

 ジャスティン・カーゼル監督/ジョージ・マッケイ/エシー・デイヴィス/
 ニコラス・ホルト//原作;ピーター・ケアリー//音楽;ジェド・カーゼル
 2019年製作/125分/豪・英・仏合作/原題:True History of the Kelly Gang
 DVD・レンタル
 <★★★>

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<映画.com 解説から> ・・・19世紀のオーストラリアで権力と差別に立ち向
った伝説の反逆者、ネッド・ケリー・・・ 貧しいアイルランド移民の家庭に
育ったネッド・ケリーは、頼りにならない父に代わって母と6人の姉弟妹を支え
てきた。父の死後、母は生活のために幼いネッドを山賊のハリー・パワーに売
りとばし、ネッドはハリーの共犯者として10代で逮捕される。出所したネッド
を横暴なオニール巡査部長、警官のフィッツパトリックらは、難癖をつけ、家
族ともども投獄しようする。家族や仲間への理不尽な扱いに、ネッドは弟らや
仲間たちとともに「ケリー・ギャング」として立ち上がる・・・
 

・・・立ち上がる、という感じではなかったですね。

ネッドの子供時代、幼少期から描かれ始めるここが、オーストラリアかよ!

オーストラリアのアボリジニを、ニュージーランドマオリを、追いやったり
迫害したりした英国の暗い歴史とは別に、オーストラリアに入植した英国人や
アイルランド人は、常識的には当然なんですが、それはそれでさまざまな境遇
の人間がいたんだなぁ、というのが感想の全部といってもいいと思います。
 
こんなふうに底辺を這いまわり、口減らしのためにとんでもないヤツに売り払
われ、成長と共に国中に名をはせる悪党になって行く男の子のお話。
キーパーソンは、第一はなんといっても身体を売って生活する母親。それから
間男たちのうちの一人二人。ケリーを引き受ける山賊(うんと太めのラッセ
・クロウ)・・・ ともあれ、出てくるやつ、出てくるやつが、みんなワル。
 
どこでもと言ってしまっては語弊もあるでしょうが、どこでもこういう歴史は

あって、ネタなんぞごろごろ転がっているらしい。原作は知りませんし、本当

かどうかもわかりません。

きっとこういうヤツ、間違いなくいたと思う。(こういう時「マジ」と付ける

のがいいのかもね)

エンタテインメントとして楽しめたかというと、どうも、そうはいかなかった
ものの、「この不運な男を見よ!」 どこか既視感もありました。

それから、、、終ってみれば、アボリジニのアの字もありませんでした。

 

写真の中に「パンク」って言葉、使ってありますね。

確かにイメージ、ピッタリ。