休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ドッグマン』

20200217(了)
映画『ドッグマン』
  監督:マッテオ・ガローネ//マルチェロ・フォンテ
  2018年製作/103分/伊・仏合作/原題:Dogman
  DVD/レンタル
  <★★★>

(映画.com解説から) ・・・ガローネ監督が、1980年代にイタリアで起こ
った実在の殺人事件をモチーフに描いた不条理ドラマ。イタリアのさびれた
海辺の町。娘と犬を愛する温厚で小心者の男マルチェロは、ドッグマンとい
う犬のトリミングサロンを経営している。気のおけない仲間たちと食事やサ
ッカーを楽しむマルチェロだったが、その一方で暴力的な友人シモーネに利
用され、従属的な関係から抜け出せずにいた。そんなある日、シモーネから
持ちかけられた儲け話を断りきれず片棒を担ぐ羽目になったマルチェロは、
その代償として仲間たちの信用とサロンの顧客を失ってしまう。
娘とも自由に会えなくなったマルチェロは、平穏だった日常を取り戻すべく
ある行動に出る。・・・

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ウーン、難しいとは思うけれど、上の解説はあまり解説としてはプロらしく
ない感じです。最後の最後に近いところが書いてあるけれど、そこまでの経
過がこの映画だと思います。不条理てのも違うな。
最後は・・・珍しくちゃんと観ていたカミサン、あきれているような、怒っ
ているような、ともあれ気に食わなかったようです。

 

いいオッサンになっても、どうしようもないダチとの縁が切れず、あわよく
ば余禄にあずかろうという欲を捨てきれない、極めて弱気で優柔不断な男の
一面。彼の悪いダチへの我慢を観続ける時間が長い! そうそう、コカインと
言っていたようだけれど、あんなに簡単に(?)手に入るものなのかねぇ。
ここはイタリアの田舎町らしいんだが。
もう一面は優しさ。特に動物(特に犬)に対して。犬を預かったり、風呂に
入れたり、トリミングしたり、散歩したり。ある時などは危機一髪で冷蔵庫
の中から助け出したり(これは表現が怪しかった)。
写真のようなドデカイ犬もいましたねぇ。ありゃ多分グレート・デン、ほん
とにデカかった。襲われるとは思わないものの、しなだれかかられたって、
絶対支えきれない。
さてさて、このギャップが、まあ、人間らしいということでしょうか。

 

ワタシの好き嫌いからすると点数は多目。これはもう犬とのシーンに免じ
て。