休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

デュリュフレ:ミサ「クム・ユビロ」

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20161027(了)
デュリュフレ Maurice Duruflé 1902-1986
(1)ミサ「クム・ユビロ」 Op.11
  ①キリエ 3:12 ②グローリア 5:02 ③サンクトゥス 3:32
  ④ベネディクトゥス 2:19 ⑤アニュス・デイ 4:35
(2)前奏曲,アダージョと「来れ創り主なる精霊」によるコラール変奏曲
   Op.4
  ⑥前奏曲 7:54 ⑦アダージョ 6:28 ⑧コラール変奏曲  8:47
(3)オルガン組曲 Op.5
  ⑨前奏曲 7:55 ⑩シチリアーナ 6:10 ⑪トッカータ 7:36
  ミッシェル・ピケマル指揮(1)(2)/シテ島管弦楽団(1)/
  ミッシェル・ピケマル・ヴォーカル・アンサンブル指揮(1)(2)/
  エリック・ルブラン(オルガン)/ディディエール・アンリ(バリトン)(1)(2)
  録音:1994年6月&10月、パリ、サン・アントワーヌ・デ・カンズヴァン教会
  Tot.62:30
  CD/宗教音楽・器楽曲/Ⓟⓒ1995,Naxos 8.553197
  <★★★★△>
(帯紹介文)
・生涯にわずかの作品しか残さなかった美の求道者デュリュフレ
・神秘、幻想、宇宙などのイメージさえ彷彿とさせる傑作ミサ曲
・複雑なテクスチュアと瞑想的なむーどで独自の境地を行くOp.4
・期待どおりにシチリアーナの歌謡性がなんともすてきなOp.5
音楽業界では2000年前後のヒーリングや癒しのブームがあったけれど、
まあそれとは関係なく、デュリュフレ/レクイエムは自分で見つけて、好
んで聴く曲にはなっていた。
ところがかなりの寡作なので、そんなに多くアルバムが出ていなくて、
見つけた曲(アルバム)がこれ。
といってもどうもブログなどやり始める前の頃で、ネットで探すことはして
おらず、中古屋か大手のレコード屋で見つけたんだろう。
(どこかに紹介した気がするんだがなあ、古いブログには見つからなか
った。)
時々聴いていたが、久々にかけてみて、その美しさ何とも素晴らしい。
上記引用4行の惹句の通りで、付け加えることは特にはないが、オケ
付きミサも、オルガンと合唱も、そしてふつうは苦手なオルガン曲も、全
てすばらしい。演奏もいいのだろうが、雰囲気のある録音もいいのだろ
うと思う。
紹介がてらアップしてみました。
いちばん有名であろう「レクイエム」については、オルガン伴奏版も含め
て何種類かこれまでに聴いていて、とくに興味深いのが、作曲者自身
の指揮による録音(エラート)。普通は、いかにも癒されるという(嫌味で書
いているわけじゃない!)曲なんだけれど、聴いたものの中では作曲者
自身の演奏が、最も骨太で男っぽく、いわば‘癒し系’から最も遠いと言
えそうな演奏であったこと。といっても、美しいことに変わりはない。
(やっぱりデジャヴ・・・どこかでこんな書き方したんだけど・・・まぁいいや)
 *このCD、 Sacrid Choral Works・Organ Works Vol.2 となっているの
  で、Vol.1を手に入れれば、合唱曲とオルガン独奏曲は多分揃うん
  だな。「レクイエム」などがまた重複するだろうが、当盤の演奏が優れ
  ものであることからして、損にはならない気がする。考えてみよう。