休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『愛、アムール』

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20140128(了)
 

ミチャエル・ハネケ監督/映画『愛、アムール

 

AMOUR

 

   ジャン=ルイ・トランティニアン/エマニュエル・リヴァ/イザベル・ユベール

 

   2012年/オーストリア・仏・独映/127分/DVD/レンタル

 

   <★★★★>

(ネット紹介) 第65回カンヌ国際映画祭で、最高賞にあたるパルムドールに輝いたヒュ
ーマン・ドラマ。長年にわたって連れ添ってきた老夫婦が、妻の病を発端に次々と押
し寄せる試練に向き合い、その果てにある決断をする姿を映し出す。『ファニーゲー
ム』『白いリボン』の鬼才ミヒャエル・ハネケが、沈痛かつ重厚なタッチで追い詰めら
れた老夫婦が見いだす究極の愛を浮き上がらせていく。『Z』『消される男』のジャン・
ルイ・トランティニアン、『トリコロール/青の愛』のエマニュエル・リヴァと、フランスが
誇るべきテラン俳優が老夫婦を演じているのにも注目。
正直なところ、かなりつらいものがありました。
名古屋で一度観ようとして、時間が取れなくてそのまま返却したことがあったものだ
から、リヴェンジ・・・
これがカンヌのパルムドールであり、アカデミー賞の外国映画賞。日本でも(まあさ
もありなんだけれど)キネマ旬報の昨年の外国映画ベストワン。
ハネケ監督は2年連続のパルムドールだそうな。
トランティニアンも奥さん役の方もすごいが、俳優さんがどうのこうのという作品じゃ
ない。いわゆるエンタテインメントじゃない。観る側に重くのしかかってきてしまう。
リヴェンジなんてもんじゃなかったですね。
夫婦と彼らの介護(≒愛情)の話です。
比較的裕福ではあるけれど、リアルでストレート。インパクト絶大。
それがですね、90歳のオフクロが一緒に観てしまった。
オフクロも、途中でいいから退席すればいいものを、最後まで・・・
これは借りたワタシが悪い。
オフクロ、何を感じたろうねえ、案外冷静に観たのか、いやそうでもないのか・・・
この“終え方”をはぐらかすように、エンディングは時間をいじっている。
ワタシは、観終わって一晩たった今も、うまく咀嚼できません。
三者的感想が出せないとでも言いましょうか。夢に出てきそう・・・。
観てみようと思われた方には、賞をとってるんだからそこそこ名作なんだろ?ぐらい
の軽いノリでで観ると相当シンドイ。身近な話とはいえ、いくらか構えて観たほうがい
いとだけは言っておきたいと思います。
(このレヴューじゃだれも観ないか・・・)