休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ホセ・カレーラス ミサ・クリオージャを歌う

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20180403(了)
ホセ・カレーラス ミサ・クリオージャを歌う
 
アリエル・ラミレス Ariel Ramirez(1921-2010)/
(1)ミサ・クリオージャ(南米大陸のミサ) Misa Criolla 1963
   ①キリエ(ビダーラ~バグアラ) 3:49
  ②グローリア(カルナヴァリート~ヤラヴィ) 6:58
  ③クレド(チャカレーラ・トルンカ) 3:24
  ④サンクトゥス(カルナヴァル・コチャバンビーノ) 2:14
  ⑤アニュスデイ(エスティロ・パンペアーノ) 4:11
(2)夏のクリスマス⑥ 4:51 1974
(3)アルゼンチンのクリスマス Navidad Nuestra
  ⑦マリアへのお告げ(チャマメ) 2:06
  ⑧さすらい(ウエジャ・パンペアーナ) 2:48
  ⑨誕生(ビダーラ・カタマルケーニャ) 3:54
  ⑩羊飼いたち(チャージャ・リオハーナ) 2:31
  ⑪東方の三博士(タキラリ) 2:18
  ⑫逃避行(ビダーラ・トゥクマーナ) 3:53
  ホセ・カレーラス(テノール)
  アリエル・ラミレス(ピアノ&チェンバロ)
  サルヴェ・デ・ラレード合唱団(ホセ・ルイス・オセーホ指揮)
  ビルバオ合唱協会(ゴルカ・シェラ指揮)
  ルイス・ヴァン・アーメリック(チェンバロ) 
  指揮;ホセ・ルイス・オセーホ(1)、ダミアン・サンチェス(2)(3)
  録音:1987年6月-7月、スペイン Tot.43:34
  2005年/CD/宗教音楽系声楽/ユニバーサル・ミュージック/邦盤/中古屋
  <★★★>

今度はアルゼンチン。南米物が続いてます。偶然・・・
(解説から)
(1)・・・アルゼンチンおよび隣国ボリビアに伝わるフォルクローレの歌や
舞曲の形式から、各章にふさわしい趣のものを選んで当てはめた。各章
ともソリスト(独唱または二重唱)、合唱、民族楽器を活用した合奏団、ピ
アノまたはチェンバロという編成で書かれ、フォルクローレ固有の色彩と、
ミサ曲らしい格調をもたらすためのアカデミズムが、大変うまく融合してい
る。合奏団の楽器として譜面に記されているのは ギター、コントラバス
ボンボ・レグエロ(大太鼓)、トゥンバドゥーラ(コンガ・ドラム)、トライアングル、
鈴、ゴングなど打楽器類である。が、実際の演奏ではさらにフォルクロー
レ色を強めるため、ケーナ、シーク(パンの笛)、チャランゴなどを加えるの
が習慣になっている・・・
(2)・・・アルゼンチンのキリスト降誕祭をテーマにしている・・・
(3)・・・ラミレスとF・ルーナの協力によって生まれた、一種の“フォルクロ
ーレ連作歌曲”である。あるいは「フォルクローレカンタータ」と呼びうる
ものかもしれない。《ミサ・クリオージャ》の姉妹編としてほぼ同じころに完
成・・・ 6つの楽章はアルゼンチン国内のいずれかの地方(⑪のみは例
外的に本来ボリビアのリズム)の民族音楽、伝承民謡のリズム、形式に基づ
いているのである。独唱者、合唱と民族楽器アンサンブルのために書か
れ・・・
邦盤なので日本語の解説になっていまして、一応目を通しました。
甘い歌声カレーラスのファンというわけではありません。‘フォルクローレ
というのに惹かれ、中古屋で衝動的に。
‘現役’の時に新譜リストとして目の前を通過した可能性もありますが、覚
えはないです。1987年と言えばもともとCDの時代に入っています。2005
年の発売は「再発売」じゃないですかねぇ。それともずっとお蔵だったか。
印象は、ごくありていに言って、ミサを
 「フォルクローレ調でやってみました!」
だね。嫌いではありません。まあ、それだけです。
(1)の歌詞はラテン語からの訳でしょうが、(2)や(3)の歌詞はオリジナル。
南半球のクリスマスって知らないですし、ラテン語でなくてよくなったという
のでスペイン語。この語感も微妙に違いがあるみたいで、面白いもんです。
打楽器中心の民族楽器やケーナチャランゴなんてねぇ、好きではあるん
ですが、ミサ曲とすれば信じられない雰囲気。しかも「夏」。
連想は・・・
ヨーロッパのオルガンを東のほうからぽつりぽつり聞いていって、おしまい
はほぼ西の果てのスペイン。これがびっくりするような明るくド派手な音が
する・・・。というようなラジオの番組を(大昔)聴いたことがありましす。よく
もまあ、しつこく覚えているもんですが、それを久々に思い出しました。
解説にはどんな楽器が使われているのか書いてあって、書き写してみた
わけです。音がだいたい想像つくでしょ?
打楽器群はどんな方が(団体が)担当したのかは書いてありません。録音
場所だってねぇ、ただスペインとあるだけ。