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今度はアルゼンチン。南米物が続いてます。偶然・・・ |
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(解説から) |
(1)・・・アルゼンチンおよび隣国ボリビアに伝わるフォルクローレの歌や |
舞曲の形式から、各章にふさわしい趣のものを選んで当てはめた。各章 |
ともソリスト(独唱または二重唱)、合唱、民族楽器を活用した合奏団、ピ |
アノまたはチェンバロという編成で書かれ、フォルクローレ固有の色彩と、 |
ミサ曲らしい格調をもたらすためのアカデミズムが、大変うまく融合してい |
る。合奏団の楽器として譜面に記されているのは ギター、コントラバス、 |
ボンボ・レグエロ(大太鼓)、トゥンバドゥーラ(コンガ・ドラム)、トライアングル、 |
鈴、ゴングなど打楽器類である。が、実際の演奏ではさらにフォルクロー |
レ色を強めるため、ケーナ、シーク(パンの笛)、チャランゴなどを加えるの |
が習慣になっている・・・ |
(2)・・・アルゼンチンのキリスト降誕祭をテーマにしている・・・ |
(3)・・・ラミレスとF・ルーナの協力によって生まれた、一種の“フォルクロ |
ーレ連作歌曲”である。あるいは「フォルクローレ・カンタータ」と呼びうる |
ものかもしれない。《ミサ・クリオージャ》の姉妹編としてほぼ同じころに完 |
成・・・ 6つの楽章はアルゼンチン国内のいずれかの地方(⑪のみは例 |
外的に本来ボリビアのリズム)の民族音楽、伝承民謡のリズム、形式に基づ |
いているのである。独唱者、合唱と民族楽器アンサンブルのために書か |
れ・・・ |
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邦盤なので日本語の解説になっていまして、一応目を通しました。 |
甘い歌声カレーラスのファンというわけではありません。‘フォルクローレ’ |
というのに惹かれ、中古屋で衝動的に。 |
‘現役’の時に新譜リストとして目の前を通過した可能性もありますが、覚 |
えはないです。1987年と言えばもともとCDの時代に入っています。2005 |
年の発売は「再発売」じゃないですかねぇ。それともずっとお蔵だったか。 |
印象は、ごくありていに言って、ミサを |
「フォルクローレ調でやってみました!」 |
だね。嫌いではありません。まあ、それだけです。 |
(1)の歌詞はラテン語からの訳でしょうが、(2)や(3)の歌詞はオリジナル。 |
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南半球のクリスマスって知らないですし、ラテン語でなくてよくなったという |
のでスペイン語。この語感も微妙に違いがあるみたいで、面白いもんです。 |
打楽器中心の民族楽器やケーナやチャランゴなんてねぇ、好きではあるん |
ですが、ミサ曲とすれば信じられない雰囲気。しかも「夏」。 |
連想は・・・ |
ヨーロッパのオルガンを東のほうからぽつりぽつり聞いていって、おしまい |
はほぼ西の果てのスペイン。これがびっくりするような明るくド派手な音が |
する・・・。というようなラジオの番組を(大昔)聴いたことがありましす。よく |
もまあ、しつこく覚えているもんですが、それを久々に思い出しました。 |
解説にはどんな楽器が使われているのか書いてあって、書き写してみた |
わけです。音がだいたい想像つくでしょ? |
打楽器群はどんな方が(団体が)担当したのかは書いてありません。録音 |
場所だってねぇ、ただスペインとあるだけ。 |