休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

『葉 隠』 黒鉄ヒロシ

 
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20161123(了)
マンガ 日本の古典[26]
『葉 隠』 黒鉄ヒロシ
  夜陰の閑談
  聞書 一 
     武士道といふは 死ぬことと見付けたり
  聞書 二
     恋の至極は 忍恋と見立て候
  聞書 三~十一
     勝ちといふは 味方に勝つことなり
  山本神衛門常朝の事
  あとがき
  参考文献
   1995年12月/マンガ/中央公論社/ネット/中古
   <★★★★>
 
WIKI からちょっとだけつまんでみると・・・)
葉隠』(はがくれ)は、江戸時代中期(1716年ごろ)に書かれた書物。
肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述し、それを
藩士田代陣基(つらもと)が筆録しまとめた。全11巻。葉可久礼とも。
葉隠聞書』ともいう。
 ・・・
「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」・・・ 特に有名な一節であるが、
葉隠の全体を理解せず、この部分だけ取り出して武士道精神と単純に
解釈されてしまっている事が多い。実際、太平洋戦争中の特攻、玉砕
や自決時にこの言葉が使われた事実もあり、現在もこのような解釈を
されるケースが多い。
 ・・・
しかし山本常朝自身「我人、生くる事が好きなり(私も人である。生きる
事が好きである)」と後述している様に、葉隠は死を美化したり自決を
推奨する書物と一括りにすることは出来ない。
葉隠の記述は、嫌な上司からの酒の誘いを丁寧に断る方法や、部下の
失敗を上手くフォローする方法、人前であくびをしないようにする方法等、
現代でいうビジネスマナーの指南書や礼法マニュアルに近い記述がほ
とんどである。また衆道(男色)の行い方を説明した記述等、一般に近
代人の想像するところの『武士道』とはかけ離れた内容もある。
 ・・・
戦後、軍国主義的書物という誤解から一時は禁書扱いもされたが、近
年では地方武士の生活に根ざした書物として再評価されている。先述
したように『葉隠』には処世術のマニュアル本としての一面もあり、『葉
隠』に取材したビジネス書も出版されている。
**
 
と、珍しく事前のお勉強。
なんたって「古典」。
だいたいは上記のような内容を踏まえているみたい・・・ 
著者の参考文献は案外たくさん。
捉えきれないで、どうしたものかと思案呻吟したに違いないと思えるも
のが、いくつかあるが、そこはほれ、黒鉄ヒロシさんなんだからね、い
ろいろ参考にはしても、描くいじょうは、遊びまくる、ふざけまくる。
「だいたい、何度も断ったではないか、それでも描いてくれというのだか
ら、もうしょうがないってもんだ・・・」とでもいう感じ。
他国はいざ知らず、この鍋島藩の武士たるもの、、、と主に山本神衛門
常朝さんが哲学した結果。
WIKIにもあるように、深いものも至極浅いものもあるものの、なんだかほ
とんど処世術的「ハウツー本」。でも「葉隠」という書物の精神について、
こういうものだったんだなということは、けっこう理解したような気もする。
ネット販売情報にくっつけて載せてある読者のレヴューは、いいものは
ほとんどない。悲しいネ。
ワタシは大いに楽しみ、笑いましたゾ。
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(まだ続くので、、、先のものからちょっとだけ・・・)
 
 
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