休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『チャッピー』 Chappie

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20151118(了)
映画『チャッピー』 Chappie
  ニール・ブロムカンプ監督//デヴ・パテル/ヒュー・ジャックマン/
  シガーニー・ウィーヴァー/シャールト・コプリー(チャッピー)/ニンジャ/
  ヨ=ランディ・ヴィッサー/ホセ・パブロ・カンティージョ
  音楽:ハンス・ジマー
  2015年/米映/120分/DVD/レンタル
  <★★★☆>
これが南アフリカの「色」なんだろうなあとやっぱり思えてしまう映像。
(映画.com解説から) ・・・ブロムカンプ監督が、「第9地区」同様に南アフリカヨハネ
スブルグを舞台に設定し、成長する人工知能を搭載したロボットをめぐる物語を描い
たオリジナルのSF作品。2016年、南アフリカヨハネスブルグでは、テトラバール社
の開発した警察ロボットが配備されて注目を集めていた。ロボット開発者のディオン
は、自ら考え、感じる人工知能を独自開発し、スクラップ寸前の1台のロボットに密か
にAIをインストールしようとする。しかし、その矢先にストリートギャングに誘拐されて
しまい、AIをインストールして起動したロボットは、ギャングの下でチャッピーと名付け
られ、ギャングとしての生き方を学び、成長していく。そして、ディオンのライバルでも
ある科学者ヴィンセントにチャッピーのことが知られ、その存在を危険視するヴィンセ
ントによって、チャッピーは追い詰められていく・・・
エリジウム」のようじゃ困る、ちゃんとエンタテインメントになっているように!と期待
してレンタル。
またSFで、今度はロボットの話。
ピノキオを考えてもらえばいいわけでね、小悪党どものアジトでもってどんどん成長
する。ひどい先生、ひどい絆。成長の表現にあまりリアリズムが徹底されないので、
不満がつのる。ピノキオの体験とはえらい違いの、いまふうな犯罪がらみ。なんたっ
て親代わりは珍奇なストリートギャング
話は思ったようには進んでいかない。しっかりもたついて、世界が哀しいほど狭い。
ストーリーあるいはロボットの成長譚としてはヘンテコリンで、もろにマンガっぽい。
たいてい人の脳みそなんてたいしたもんでもないとはいえ、脳や意識というものの
コピーはいくらなんでも、ああかんたんに行くわけがない・・・ 
それでも、うるさく言っても始まらない。オリジナリティはある。結末もうまく行った。
もともと警察官としてのロボットなんで、「ロボコップ」みたいな面もあるし、対抗して
出てくる大きなロボットなんざ、これがまさに「ロボコップ」に出てきたヤツにそっくり!
あれってあまりに似ているので、了承を得て頂戴したんじゃなかろうか。
ということで、暴力に溢れてはいるものの、楽しい(ほとんどディズニーとか子供用
に近い)エンタテインメントでした。
音楽は大物でしたが、フツー。