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バルセロナ出身。8歳のときから音楽を始める。1922年までチェロを学び、そ |
の後独学で作曲を学んだ。さらに1930年から1936年までロベルト・ジェラー |
ルに師事した。 |
初期の作風は自由な対位法が特徴であったが、徐々に無調を取り入れてい |
き、1954年から十二音技法を採用した。後期の作風は依然としてモダニズム |
に忠実だったものの、十二音技法から距離を置いたものであった。〈Wiki〉 |
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WIKIの紹介文は上記だけ。その下にいくつか作品のタイトルが載っていて、 |
残念ながら、このCDにある曲は一つもない。 |
NAXOSにも紹介文はなし。 |
みんな聴きやすい音楽ですが、言葉にするのが難しいです。よわったなぁ。 |
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(1)平均1分ちょっとの短いものが8つ。 |
かすかにデジャヴ感が伴うタイプで、フランス6人組(オーリックの映画音楽 |
にこんな感じのがあった気がする)やイベール、ストラヴィンスキーなどのご |
った煮のよう。といってもごちゃごちゃしているわけじゃない。いかにも小オ |
ケで、新古典の雰囲気。涼やかで風通しがいい。 |
こんな表現では失礼極まりないし、当然無茶な話なんだけれども、イランの |
アッバス・キアロスタミ監督の作品3つをぽつぽつ観たのを思い出しました。 |
実にぴったり! |
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(2)ピアノが主役だけれど、雰囲気は上記(1)からそう遠くない。鄙びた感 |
じ。でも部分によっては(1)は調性の不安定なところがあるけれど、このコ |
ンチェルティーノのほうはもう少し落ち着いていて、調性の揺らぎのような |
ものは感じない。 |
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(3) ピアノ独奏。この作曲家がバルセロナ出身、つまりピアノのモンポウ |
やブランカフォートなどと同じカタルーニャ出身なんだ。そう書けばわかる |
方も多いと思います。テンポの速いのもゆっくりしたものも、メランコリック |
な踊りという感じ。非常に素敵。でも、この曲だけうんと古く、他の曲と大 |
きく違う。と見れば、作品1。 |
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(4)ありふれた曲名。これは無調なんでしょうか。揺らいでいるようではあ |
っても、そうでもないみたいですが、しめやか。武満の弦楽のためのナン |
トカなんていうのに似たような音色も感じますね。 |
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(5)音がぐっと新しい。セリーなんじゃないかと思います。歌詞がわからな |
いだけ余計にというべきか、楚々としていい雰囲気です。 |
2分以上の㉑と㉔がすてきで、ともにクリスマス。 |
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(6)ピアノソロ。これもセリーなんでしょうか。わかりませんが、もちろん(3) |
とは似ても似つかない。これしき、聴きにくくはありませんが、カタルーニャ |
の雰囲気は当然ありません。 |
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(7)SoliloquyⅡ。 |
「独白」では明るいわけはありませんが、暗くもない。少々陰気かもというレ |
ベル。やはり聴きづらいということもありません。とまれ、これが‘現代’とい |
うものでしょう。 |
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前半の(1)~(3)が明るめ。あとが少し暗め。 |
NAXOSらしい発掘的音楽紹介。 |
適切な言葉は書けませんでした。それは悲しいが、結構楽しく聴きました。 |
ワタシは後半ですね。(5)(6)(7)。特に(5)。歌の苦手なワタシですから、 |
これは名曲かも・・・。このメゾがもっと上手だったらなぁ。 |