休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

京町家に泊まる~奈良・・・

イメージ 1

 

20190402(了)
“京町家に泊まる” 〔インバウンドと六原学区〕 
 
  1、雰囲気 街ごと満喫
  2、相続 帰国 リニューアル
  3、融資断られ 投資募り再生
  4、陶器の街 ホテルが続々
  5、空き家活用 学生がDIY
 
  2019年1月31日~2月4日(朝日/夕刊)
 
古都・京都でもインバウンド(訪日外国人客)の風が吹きやまない・・・
と始まる5回の夕刊の特集記事。
 
京都市によれば・・・
  京町家を1950年の建築基準法施行以前に伝統構法で建てられた
  木造建築
などと定義されるんだって。木造建築とはいえ、意外に新しいところまで含
むんや。
 
で、宿が足りないという事情。
古い町家が余っている。商売のチャンスではないか。でも銀行はなかなか
金を貸してくれない・・・
そうやって苦労して商売を始め、ようやくそれなりに実績を上げ始めた人た
ちのことをかなり詳細に紹介している。例えば一棟貸し。
なにも日本人だけじゃない。きっとそうだろうと思う通り、中国人の運営・経
営も。運営側の感触は・・・
  「これから淘汰が始まる」
  「民泊・簡易宿泊所は毒にも薬にもなり得る」
  「地域に良く思ってもらわないと事業の継続は難しい」
と存外真面目なもの。
地域住民側の反対意見の代表的な一つは(排除に動こうとしているわけで
はないものの)・・・
  「地域にとって毒以外の何物でもない」
と極めて否定的。でも、どんな伝統も・・・
  「世界を相手にしないと・・・生き残れない」
という判断が優勢になってきた。
  「この学区では世帯数が半減し、成り立たない町内会も出てきた。
  街は壊れそう」
住宅はもちろんできなかったのだが、そのうち空き家が売れ始めて民泊・
ゲストハウスになってきた。排除はもうできない。住民も専門家とタッグを
組み「共生」を模索。
ところが、宿は地価を押し上げてきてしまっている。若い世代には住みにく
い、次のリーダーも育たない・・・嗚呼、というところ。
 
  ワタシは京町家に別段泊まりたいとは思わないので、切実感はまるで
  ありません。
 
で、繋がりました・・・
イメージ 2
昨日の新聞。
知事選関係の記事だったので、見逃すところでした。
時々連れていってもらい歩く「奈良」。観光しても泊まらない県(市)なので、
奈良にとって京都の話は、一見ヨダレが出そうな話しなんだけれど、さあ
どうなんだろう。
ここには町家は多いとは思えないけど、とにかくホテルは少ないと思うよ。
大阪や京都から近いということもあるが、実は県内のホテルや旅館の客室
数は全国最下位。宿泊者数は最下位徳島県に次ぐブービー
今回の知事選では、大きくは例えば奈良公園にホテルを作って滞在型を目
指すべきだろうという候補者と、それはアカン!もっと別にすることがあるや
ろ、という候補者に分かれて争っているようです。住民の反対意見にも多い
というのは「自然を壊すな」というひどくあいまいなもの。
さあてねぇ、って、写真じゃ、もう作り始めてるじゃん。
 
同じく昨日・・・
食事の最中にNHK-BSプレミアムで、よく観る景色が映っていた。火野正平
の自転車による「こころ旅」の一シーン。奈良県庁の屋上からの景色を一枚
あわてて撮ってみました。
東側、東大寺若草山。今回のシリーズはここがスタート。
イメージ 3
 
作りものの鹿。鹿といえば・・・
今日のネットのニュースには、死んだ鹿の胃袋から5キログラムのポリ袋
の塊が出て来たって書いてありました。5キロとはすごい(≒むごい)。
日本人だって気を付けたいが、京都でなくても、奈良公園の旅行客も半
分近くは外国人という感じだから、外国人労働者の問題だけでない、ほ
んとにいろいろな決め事が必要で、日本は、まさにこれから始めなきゃな
らないことが山ほどある、その途に就いたばかり。