休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『アンロック 陰謀のコード』

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20190209(了)
映画『アンロック 陰謀のコード』 Unlocked
  マイケル・アプテッド監督//ノーミ・ラパス/オーランド・ブルーム/
  ジョン・マルコヴィッチ/トニ・コレット/マイケル・ダグラス
  2017年/英映/98分/DVDレンタル
  <★★★△>

<映画.com解説から> ・・・CIAの尋問のスペシャリストだったアリス・ラシーンは、
ある受刑者を「完落ち」に追い込めず多数のテロ犠牲者を出してしまったことをき
っかけに前線から退き、ケースワーカーとしてロンドンで穏やかな生活を送って
いた。そんなある日、バイオテロ計画の情報を握る容疑者が逮捕され、アリスは
尋問官としてCIAに呼び戻される。絶妙な尋問で容疑者を完落ちさせるアリスだ
ったが、かつての同僚からの連絡で、CIAを装った偽捜査官たちの罠だったと気
づく。CIA内部に裏切り者がいることを知った彼女は、テロを阻止するべく孤独な
戦いに身を投じるが・・・
組織や勢力の図式がよくわからないまま、アリス・ラシーンは本部へ行くまもなく、
のっけからあれよあれよという間に、、テロや陰謀に巻き込まれていく。
あまりにいきなりで、落ち着いて観ておれる暇がない。いったい何なんだ・・・とい
う感じでね、当然スピード感ありましたよ。
でもまあそれにしても、奇妙にねじくれた世界です。
そもそもこの映画、彼女が本部、つまり「城」に行きつくまでのことを描いているだ
けなのであって、「城」に行きついてから何か始めるというわけじゃないのね。城と
書いて気が付きました。気分がカフカづいているようです。せんだってはインド映
画を観て「審判」を連想しましたから・・・
実存の「城」は冗談でも、この映画は表現も図式も、‘今はこれがリアル’なんで
すかねぇ。収斂先がどうもよくわかりませんでした。
名のある俳優さんたちに交じって、地味で小柄なノオミ・ラパスさん堂々と渡り合
っている感じで、頼もしかった。『ミレニアム』がもう随分昔に感じられます。