休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『エターナル』

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20190112(了)
映画『エターナル』 Single Rider
  監督・脚本:イ・ジェヨン//イ・ビョンホン/コン・ヒョジン/アン・ソヒ
  2016年/韓国/97分/DVDレンタル
  <★★>

〈映画.com解説から〉 ・・・証券会社で支店長として働くカン・ジェフンは、安
定した仕事、オーストラリアで離れて暮らす妻のスジンと息子と2人の家族に
も恵まれ、まずまず成功した人生を送っていたが、不良債権事件により平穏
な日々が一変する。すべてを失い、失意のジェフンは家族と会うためにオー
ストラリアへと向かう。しかし、やっと会うことができた妻と子にはオーストラリ
ア人男性の影がちらつき、ジェフンをさらに落胆させる。ショックを受けたジェ
フンは、密かに妻子たちの秘密を探り始めるが・・・
朝日の夕刊の評が好意的だったという記憶で観てみました。
韓国映画はえらい久しぶり。
ポスターにある‘衝撃のラスト’は、書くわけにはいきませんが、ワタシには衝
撃じゃありませんでしたし、主演のイ・ビョンホンが日本人にこそ観てほしいと
か言っているという記述(読まなきゃよかった・・・)にも、正直なところ感じよく
なかった。バブル時の経験がある証券マンとかなら、まあわかるかもしれない、
てなところでしょうか。ま、文句言ってもせんないこと。
でも、引き起こしてしまった問題は、猛烈(逸脱)会社の管理職社員が小金を
持ったために安直に発想したことなのであって、すべてを失った原因は必ずし
も仕事だけとは言えないようでした。韓国社会が(も)今こういう面を確実に持
っているんでしょ? イ・ビョンホンさん。
そういや、中国でもそんな話が多いことを聞き及んでいます。
カナダやオーストラリアは、小金を持ち始めているアジア人が憧れる(発想し
がちな)国なんでしょうね。


以下、‘安直な発想’から更に妄想・・・
悪くなっていかなきゃいいが、と前置きさせてもらって、コスタリカなんかが
いい国みたいな気がする。とても進んだ感じの北欧なんかよりも。
もっとも今の日本人には、コスタリカでの生活は、なにをして生きて行くか
にもよるだろうが、我慢できないかも。
猛烈な企業戦士が第一次産業に、という大きな振れ幅で人生を見直す人
のことをよく聞くし、身近にもいる。確実にいらっしゃるんだろうね。そういう
振れ方をするのはおおむねある程度以上成功した人じゃないか。いったん
そうなってからある種の精神的落差やショッキングなことを経験した人・・・
ま、そんな単純なわけはないでしょうけど、振れ幅のないままのワタシなん
ぞは妄想をたくましくするのです・・・