休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ツノゼミ ありえない虫 /丸山宗利

 

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20181225(了)
ツノゼミ ありえない虫 丸山宗利 著
  Treehoppers Incredible Insects
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 2011年/昆虫写真+エッセイ/幻冬舎/中古
  <★★★★△>
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この先生は、もとは蟻の研究がスタートで、アブラムシと同じように、蟻
と不思議な共生をすることの多いツノゼミへの興味とは、容易に結びつ
いたんでしょう。
 
奈良公園の近くの「ならまち糞虫館」も楽しかった(去年秋)のですが
・・・この奇想天外を伝えなくてなんとする!って感じでしたね。
大きさったって、2-3mmから、大きくてもせいぜい1cmレベル。
本来はセミじゃないので、セミの名は正しくないんでしょうが、ベースは
明らかにセミそっくりな形。
大写しにされてみれば見事にセミそっくりの土台。
そのセミのソックリサンの背に、多分何らかの意味を与えられた、いろ
んな奇天烈な‘被り物’をしている。
またその被り物の意味を分かったつもりになれるものもあるが、多くが
学者さんも頭をひねるもの。衣食住&防御・繁殖・・・ ・・・ ・・・
ワタシ、ガキの頃からツマグロヨコバイの類はきっとセミの仲間なんじゃ
ないかと疑っていたんですが、これはこの本では詳らかになりませんで
した。長いこと忘れていた疑問ですけどね。思い出して、ちょっと残念で
した。(ツマグロヨコバイは、当たり前にいたんだけれど、なんだかこの
ごろ見かけない)
ともあれ、この本の面白さは口では説明できません。
ワタシではうまく写真も撮れません・・・ そもそも、中国の安直・露骨な
『真似しぃ』をしょっちゅう苦々しく感じてしまうワタシが、写真をこんな
に無断で出してるんじゃアカンわねぇ。
 
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          (でもこんなん、口で説明せぇ言われても無理やもん)
 
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昨日の記事(12/24)ちょっと思い出しました・・・
美術・文芸・音楽著作権の記事が昨日だったか特集されてました。12月
30日、作家の死後50年から70年へ延長、というやつ。
日本も諸外国に「追従」して、といった感じの論調。追従の扱いはどちら
かというと否定的扱いだったものの、賛成だというマンガ家松本零士
意見をはじめに載せてあった・・・
1968年が境になる。1967年に亡くなった山本周五郎の作品は今まで通
り。ところが、例えば先日ちょろっと観た藤田嗣治なんかは1968年没でち
ょうど没後50年、三島由紀夫は自殺とはいえ1970年没。あと一年ちょっと
で没後50年になるんだが、20年延びる・・・
 ・歓迎; 権利者 「世界の潮流 子孫も養える」
 ・残念; 利用者 「公共財産」化遅れ 使用に壁
さあどうなんだ、っちゅうわけです。
 
写真思い出しました。
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  こういうのもありました。
  カマキリのオモロイ形状も観てみたいもんです。
  ワタシのアルバイト先の町の博物館で、去年、キラキラした昆虫の展示が
  あって、夏に観てきたのですが、これも上記にある箕面市の施設からの
  引っ越し展示だったはずです。
  大阪でも箕面や伊丹はまだまだ昆虫が多いんだろうね。さらに北の能勢
  町のほうは大阪でも山深いんやろうな。