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(映画.com解説から) 天才的な戦略を駆使して政治を影で動かすロビイスト |
の知られざる実態に迫った社会派サスペンス。大手ロビー会社の花形ロビ |
イストとして活躍してきたエリザベス・スローンは、銃の所持を支持する仕事 |
を断り、銃規制派の小さな会社に移籍する。卓越したアイデアと大胆な決断 |
力で難局を乗り越え、勝利を目前にした矢先、彼女の赤裸々なプライベート |
が露呈してしまう。さらに、予想外の事件によって事態はますます悪化してい |
く・・・ |
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わかっているべきでした。ものすごい量の会話、そのスピード。 |
えっ?えっ?と思っているうちにどんどん進んでいってしまう。 |
いや、忙しくて参った。かなり理解できてないところがあったやろなぁ。 |
観なおせばいいだろうと言われそうですが、なかなかそうもいかなくて・・・ |
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そしてロビー活動の内容というのが、銃規制の法案を通そうというもの。 も |
ろにアメリカの極めてやばい部分。 |
スローンは部下を何人か引き連れて小さな会社に移籍すると、規制派と規 |
制反対派のロビー活動は白熱し、なんでもありの様相。裏でなにをやっても |
いいのかという問いかけは、されてますかね。されてないように思えたんで |
すが、どうでしょうか。 |
それより、全米ライフル協会の名や姿って出てきませんで、そのことは逆に |
気色悪かった。まだまだ本丸は先なんだということでしょうか。 |
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彼女の私生活や睡眠障害のことも、まあ一応記憶には残りましたが、ロビー |
活動ってのは「会社~企業」として動くんですね。ぜんぜん知りませんでし |
た。小さな会社だと上には書いてありますが、立派なオフィスを構えている。 |
あんな形をとって‘暗躍’するものなんだ。 |
それにしても猛烈な世界。“必要悪”のオンパレード。しかしこの映画におけ |
る‘敵側’に付いた場合、採る方法や手段は果たして「必要悪」というレベル |
あるいはイメージで済むだろうか・・・ |
嵐のような映画。社会派エンタテインメントですね。この切り口としては十 |
分だったと思います。 |
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音楽のマックス・リヒターの名は知っていました。映画音楽を聴くのはたぶ |
ん二度目。映画音楽は色々担当しているようです。 |
ここでは特にこれという印象はなかったのですけどね。 |
環境音楽系の方だと思ってました。ポスト・クラシックとか呼ばれるジャン |
ルなんだってね。といってもそっちはまだ聴いたことがありません。
10/29(月)追加・・・ |
昨日かおとといのニュースで、・・・のユダヤ人の礼拝堂でもって、銃の乱 |
射事件が発生、11人が亡くなったという。 |
白人至上主義がどうの、トランプ大統領が煽る分断に乗っかってしまう人間 |
の行動がいよいよあからさまになっている、云々・・・ |
組織的じゃなく、個人的な憎しみからの犯行のようだけれど、銃をゴロゴロ |
持っていて、とても‘護身’のイメージではない。攻撃のためのもの。おそら |
く近視眼的な単純な理屈に基づくものなんだろうが・・・げっそりです。 |
「分断」はもともとあったものだろうが、「寛容」なんてものだって、もと |
もとあった。「寛容」なんてもののほうが煽られて擦り切れてしまった。こ |
れは憲法や法律やルールの問題ではない・・・(この書き方、新聞の影響受
けてますネ)
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この映画は、臭いはしても、そういう踏み込みのものではありません、映画 |
の趣旨でもない。でも、繋げて考えないわけにはいかなかったですねぇ。 |
面白い映画作るもんです。
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