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(映画.com解説から) ドイツ国内で220万部以上を売り上げ、26カ国で翻訳 |
されているベストセラー児童文学を・・・ファティ・アキンのメガホンにより映画化。 |
14歳のマイクは同級生から変人扱いされている冴えない中学生。 母親はアル |
中で、父親は若い恋人と浮気、マイクは学校だけでなく、家に帰っても息苦 |
しい毎日を送っていた。そんなある日、チックという少し風変わりな転校生が |
ロシアからやって来る。2人はクラスでも浮いた存在で、マイクが思いを寄せ |
るクラスメイトの誕生パーティの招待状も、結局マイクとチックの2人にだけは |
届くことがなかった。夏休みに入り、チックはマイクをドライブに誘う。無断借 |
用したオンボロのディーゼル車に乗り、南へと走り出した2人は、退屈な日 |
常から飛び出し一生忘れられない旅に出る。 |
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ヴォルフガング・ヘルンドルフという作家のドイツの児童文学『14歳、ぼくらの疾 |
走 マイクとチック』というのが原作。 |
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「スタンド・バイ・ミー」のようなタイプの、少年たちのちょっとした成長譚ふうな映 |
画だと決め込んだような評があったけれど、だいぶん違うと思う。いやだいたい |
「スタンド・バイ・ミー」は成長譚?(・・・んー、まあその面もあるか) |
本作は確かに成長譚だけれど、もっと、なんというか、身につまされるという点が |
違いとして大きいかなぁ、うまくは言えないけど。 |
身につまされない人も厳然として‘いる’ということも結構大事なポイントかもしれ |
ない。 |
本のほうはまったくわからないので、映画に限って考えてみても、この年代の |
少年少女に薦めるべきかどうかは、わからない。どうなのかな。 |
本はともかく、たぶん大人が観る映画なんじゃないか。安直には “ノスタルジー” |
のためと言われそう。実はそうでもないのではないか。なんというか、、、記憶の |
中で何か確認作業をしてしまう感じ・・・ |
結局大人が書き、大人がつくった映画だと思う・・・ |
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なにを言っていることにもなりませんね。 |
ワタシは楽しみました。 |
身につまされるほうの側だったということなのかな。 |
いくらかかかわりを持った“ドイツ語”だったことも何故か嬉しかった。ついに喋れ |
るようにはなれませんでしたが、子供たちの喋りは、これが今のドイツ語の感じな |
んやな、という感覚。 |
モンゴル人の少年が演じるロシアからの移民‘Tschick’もなかなかよかった。 |
ワタシにとって好ましくなかったのは、80年代の(?)ラップが途中や最後に使わ |
れていたことかな。意図はわかるようなわからないような。でも誰に何と言われ |
ようと・・・ラップは苦手なんです。(それに比べたら、オペラなんて大好きといって |
もいいくらいだ・・・関係ないけど) |
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家裁のようなところで、マイクと家族が出てくると、業を煮やした父が、あろうこと |
か飛び上がりざまマイクの頭をポカリッとやり、笑いを誘う(!?)。以上。 |
そしてエピローグ・・・ |