休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ぼくのエリ 200歳の少女』

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20180819(了)
映画『ぼくのエリ 200歳の少女』 Let the Light One in
  トーマス・アルフレッドソン監督//カーレ・ヘーデブラント/リーナ・レアンデション
  2008年/スウェーデン映/115分/DVDレンタル
  <★★★☆>

<映画.com解説から> 永遠に年をとらないバンパイアの少女と、孤独な少
年の交流を描いたヨン・アイビデ・リンドクビストのベストセラー小説「モー
ルス」の映画化。内気で友達のいない12歳のオスカーは、隣の家に引っ
越してきた不気味な少女エリに恋をする。しかしエリの正体は、人間の血
を吸いながら町から町へと移り住み、200年間も生きながらえてきたバン
パイアだった・・・
テレビで始めのほうを観たことはあるのですが、通して観て面白かった。
夏の夜にぴったり。寒い国でのヴァンパイア、なかなかいいですね。
オッサンと少女のコンビがどういうものか、説明はないが早々にわかる。
どうなっていくかもそこからなんとなくわかりましたが、映画の面白さは損
なわない。
突っ込みどころもなくはなかっただろ?と思ってはみたものの、これほどの
北国では、ヴァンパイアだってありようがちがうかもな。‘ところ変われば’
ってこと。
この寒い国の何の変哲もない夜の景色の中で、時々ヴァンパイアの特殊
な能力がさりげなくチラッ、チラッと見えるのもよかった。ルールとして、弱
点も見せてました。
そしてしみじみ感さえ漂う、一見ヴァンパイアものとは思えない、でも実は
これが一番正しいと言っていいエンディング。
彼女の絶望的な寂しさや、現状から逃れたいという渇望を、その存在のあ
やうさなどと併せて、意外なほど堪能しました。
音楽は、ソースミュージック以外は、最低限という感じでした。


 (昨日は、台風通過。もう古い家屋だからでしょうか、揺れましたねー。
  内心びくびくものでした。雨はまたふりだして、気温は下がってます。)