中古屋で、一部持っているシリーズをさらに2枚、めっけ。 |
何度か聴いてメモったけれど、捉えづらく、文章が意に沿わない。 |
恥ずかしながら、そういう音楽って多くって・・・、でもこの方の音楽、結構
好きなタイプですね。
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(1)第1番。二楽章の短い交響曲。ひんやりした空気感で始まり全体的 |
には美しいのに、盛り上がってのズシン、ドシーンという大仰な音が耳に
残ってしまう。ゆったりした第一楽章。
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プロコフィエフやショスタコーヴィチなどのこまめに動き回る感じの調子の |
アレグロで、特に諧謔味も楽しそうな雰囲気もない。これで終わりなの? |
と訊きたくなる。後年弄ったようだけれど、あまり効果はなかったんじゃな |
いか。これセリーとか?そうでもない気がする。
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(2)第2番。これはセリーでしょうか。 |
③ひんやりしめやかで、少々不気味な第一楽章。サウンド的にはすきな |
ほうなんだけど、何かとりとめがない。②短いヴィヴァーチェ。明るめ。 |
⑤どろどろとティンパニが鳴り、高弦は不気味に流れる。なにかに収斂し |
てゆくでもなく、陰気でスリラーか実存ふう。 |
⑥交響曲らしく最後はプレスト。短い。おどろおどろしさはあるが、若干コ |
ミカル。 |
この曲も後年、弄っている。 |
尖がった感じに行きたかったわけでもないんだよね、きっと。試し打ちの |
感じがする。2曲とも。 |
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(3) 第3番。解説ではこの時期からは、セリーなどから離れ始めて、独自 |
路線へ進んでいくんだそうだ。 |
1960年以降は(略)題名に「天使」などの語が織り込まれ、清澄で神 |
秘的な要素を帯びてくる。(略)弦楽器による簡素で民族的な主題や、 |
旋回するフルートの旋律、ベルによる静かな不協和音、牧歌的なホ |
ルンが特徴的なものとしてあげられる・・・(Wiki) |
⑦第一楽章のlangsamは、前の2曲とは違って意思的なものが感じられる。 |
いきなりブルックナー調、そして鳥の声。(メシアンとは取り込み方がまる |
で違ってストレート) 涼し気なところはシベリウス、かな。たかが知れた経 |
験からですが、M・アーノルドの交響曲によく似た音があったという気もしま
す。
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⑧第二楽章のLangsamは息が長くひそやか。どこか甘美。時に鳥たち。 |
そしてやっぱりブルックナーが見え隠れするみたいな感じがあります。 |
⑨は‘とても速く’、⑩は‘生き生きと’でしょうか、なんかブルックナーから |
のいただきっぽくって、笑ってしまう。(きっと、笑ってしまうひと多いと思う) |
ともあれ、この3番に至って、がぜんかっこよくなる。 |
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1番2番は初めて聴きました。 |
3番は聴いたことがあり、次の4番5番は初めて。6番は第4楽章が別の曲 |
に生まれ変わっている分のみ聴いたことがあり、7番8番は知っています。 |
次は4番5番です。第3番の調子にとどまるわけにはいかなかったようです。 |