| (帯紹介文) ポルトガルの作曲家、音楽学者ロペス=グラサ(1906-1994) |
| の胸躍るピアノ協奏曲集です。彼はリスボン音楽院で学んだ後、パリへ行 |
| き、シャルル・ケクランに作曲法と管弦楽法を師事した人ですが、その作品 |
| には、まるでバルトークのようにポルトガルの民族音楽の影響が強く表れ |
| ています。この2つのピアノ協奏曲は対照的な曲想を持つもので、明るく楽 |
| しい第1番(とりわけ終楽章の音の使い方がすばらしい)と、暗く渋めの第2 |
| 番、そのどちらもが「ヨーロッパ的な音」とは違う面白さを持って聴き手にア |
| ピールしてくるのです。ピアノの扱いは打楽器的な部分も多く、美しいメロデ |
| ィを期待するよりも、どちらかというと「音のシャワー」を楽しむ音楽と言えそ |
| うです。 |
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| スペインとは似ているが、どこか違うといった感じ。 |
| サウンドは、これだ!というほどの独特さではないんだが、繰り返し聴いて |
| いると、ああなんだか‘これかなぁ’と感じてくるものがありますね。表現す |
| るにはワタシの音楽の知識はお粗末で、、、 |
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| 小さめのオケでしょうか。 |
| 録音のせいばかりでないと思う、そんなにシャッキリとした音でなく、ケクラ |
| ンぽいというならわかるが、バルトークというイメージでもなかったですね。 |
| ぶったたくというほどではない。確かに打楽器としてのピアノと言っていい |
| けれど、せいぜい木琴レベル。緩徐楽章ではメロディアスな面もある。 |
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| 第1番はエスニックを感じるような始まり。 |
| やはり北アフリカがうんと近いというか、イスラムの匂いがするというか。 |
| でも楽章が進むうち、音楽的にどうなのかってことはよくわからないのです |
| が、庶民の日常のナイーヴな感覚というような風情なのかな、と思えてき |
| ました。最後は終わりにくくて、無理やりプッツン。 |
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| 2番は、第1番よりは少し尖った感じの入り。美しい女性を思い浮かべそう |
| になるも、ブラスを中心とした厚めの心地良い和音にとってかわられ、徐々 |
| に高揚してゆく。いったん物憂くしぼんだ後、一気に終わる。 |
| 第二楽章はラヴェルの‘左手’の第二楽章のような抒情がありました。この |
| ‘抒情’は考えてみれば2曲を通じてあった様な気もする。乾いて仄暗い。 |
| スペインほどぶっていないものの、それに近い独特のダークサイド・・・ |
| なかなかカッコいい。 |
| 第三楽章は複雑なリズムでもって、意外に柄の大きなストーリーのありそ |
| うな音楽を形作る。ピアノ付きの管弦楽組曲の終曲。 |
| 地味でしたが、聴いているうちに滋味に転じた感じで、これは、“どんどん |
| よく鳴るホッケの太鼓”・・・聴きぼそりしない素敵なコンチェルトでした。 |
| 聴き終えてジャケット写真を見ると、赤を基調にしたカラフルな壁か何か。 |
| ここまでカラフルでもないけれど、なんだか使いたくなる気持ちがわかる気 |
| はしました。(Portuguese Tiles とありました) |