休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

(期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ)ギター

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20180122(了)
(期待の新進演奏家リサイタル・シリーズ)
J.S.バッハ(1685-1750):

  無伴奏ソナタ 1番 ト短調 BWV.1001
   ①Adagio 3:50 ②Fuga 4:57  ③Sicilliano 3:04  ④Presto 3:59 
タルレガ(1852-1909):
  ⑤夢  2:07  ⑥マリア 1:22  ⑦前奏曲 第1番 1:10
  ⑧前奏曲 第5番 1:36   ⑨ロシータ 1:48
アグアド(1784-1849):
  ⑩ロンド  イ短調 Andante-Allegro moderato 9:01
アルベニス(1860-1909):
  ⑪マリョルカ島舟歌 Op.202 6:40
  ⑫12の性格的小品集 Op.92より 朱色の塔(セレナータ) 4:27
マルタン(1890-1974):
  4つの小品
   ⑬プレリュード 2:27 ⑭歌 1:48 ⑮歎き 2:42 ⑯ジグのように 2:18
アセンシオ(1908-1979):
  小曲集「内なる想い」
   ⑰心静かに 4:11 ⑱宝物 2:47 ⑲静寂 3:01 ⑳よろこび 1:51.
   ㉑あこがれ 3:01
  ホセ・アントニオ・エスコバール(g)
  録音:2001年3月,カナダ,ニューマーケット,セント・ジョン・クリソストム教会 Tot.68:06
  2001年10月/CD/器楽曲/Naxos/輸入/中古
  <★★★~★★★☆>

(帯惹句) チリ出身の若手はバッハも20世紀音楽もメチャウマ・・・
いかにもギターが上手そうな顔をしている、73年チリ生まれの若手奏者エス
バールのリサイタルをお届けします。最初のバッハは一般に無伴奏ヴァイオリ
ン・ソナタ第1番として知られる、あの名曲です(ここではイ短調に編曲)。アグ
アド、タルレガ、アルベニスあたりの定番に続いて、20世紀の音楽にご注目を。
スイスのマルタンの作品は巨匠セゴビアに拒否され、作曲家は二度とギター
音楽を書かなかったという曰く付き。同じカタロニアの作曲家モンポウっぽい癒
し系タイトルのアセンシオ作品は、各曲の副題とイメージが少し違う最後の2曲
が聴き物。終曲は、弾き終えて「決まった...」と思わずつぶやきたくなるカッコ良
さです。 
チリの作曲家のものを集めたアルバムが気に入って、このギタリストのものを
探してみた。
バッハ ギターというより、なんとなくリュートみたいな雰囲気。ワタシはバッハ
 の聴き手としては最低クラスですし、ギターの聴き手としてもロクなもんじゃ
 ないが、いいですねぇ、古典。イタリアとかスペインとかの田舎っぽい景色に
 合いそう、なんて連想した。
タルレガ:全然いいんだけど、ものすごく古さを感じる。かえってバッハのほう
 が新鮮。オレおかしいのかなぁ。この5曲では⑨のロシータがかわいい。
アグアド これも古めかしい。ピアノの教則本みたいだ。
アルベニス ここらあたりになると、ロマンの表情が濃く、奥行きも感じる。
マルタン:御大セゴヴィアに言われてもうギター曲は書かなかった? そらひど
 い。べつにヘンじゃないけどね。
アセンシオ モンポウの名を出している。ズバリ!この音色や流れは好きで
 す。このアルバムの中で、⑰⑱⑲が頭抜けて素敵。ご推薦の㉑と㉒は華麗
 なテクニックの曲で聴き映えするけれど、ショパンと同じで、この手は飽きる。
2000年 タルレガ国際ギターコンクール第1位優勝、とある。
よくはわからないが、かなりうまいんだろう。
そして、ギターじゃみんな有名曲なんだろうね。