1986年のこと、インド、デカン高原のどちらかというと北のほうのスラムで、 |
駅で兄とはぐれてしまったサルーという5‐6歳の少年が、駅でつい空っぽ |
の車両に乗る。それが寝ている間に動いて、とんでもなく離れたコルカタ |
に運ばれてしまう。 |
収容された施設で、うる覚えの出身の町の名と、自分と兄の名くらいしか |
わからない(苗字はわからない)状態で調べてもらうが、調査には全く引 |
っかからず。 |
そのうち、親切な施設の方の計らいで、タスマニアの子供のいない素晴ら |
しい夫婦に引き取られることになる。 |
それから25年。彼は立派に成長する。ところが、抑え込んでいたのであろ |
う故郷や母や兄への思いがどんどん膨れ上がって、育ての親や仕事や彼 |
女をもさしおいて、収拾がつかなくなる。 |
のめりこむ主なる調査方法は、知人の勧めによる、おぼろげな記憶を頼り |
の‘グーグル・アース’。 |
さてさて、実の親は、実家は、見つかるものだろうか。 |
実話だそうです。 |
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すごいねぇ、Google Earth! |
グーグルでかなり最新の状態のウチなんてわかるもんねぇ、なんかこれ、 |
あられもなくて、個人的には好きじゃないんだけどなあ。 |
もうそんなこと言ってられない時代なんだよって言われそうだけど、ワタシ |
ャまだ抵抗したい。 |
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ジャリンコ時代のサルー少年がやたらとかわいい。 |
インドじゃ行方不明になる子供が年8万人?ほどもいるとか、ちらっと見え |
た気がしたんだけど、全くもって極端な国。人口、貧富、核保有国、トイレ |
が乏しい(ヒンドゥー教がトイレを遠ざけてきた歴史がある)パソコンの国。 |
頭の回転の速い、損得勘定に秀でた国民というイメージ・・・。 |
このあいだは、ナショナル・ジオグラフィックの記事で、民間がロケット開 |
発して月まで行き、月面で月面車が一定のノルマをこなせるかどうかとい |
うコンペティションが行われているが、インドのロケットが日本の月面車を |
も運ンでくれることになっているんでしたっけ。 |
(まだ話題として盛り上がってこない。ホントにやってるんやろか!) |
脱線してます・・・ |
ニコール・キッドマンはたいそう上手い。というか、ちゃんと別人。新鮮に見 |
えました。 |
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タスマニアの森や山岳の絶景とインドの景色の対比・・・ |