(映画.com解説から) 「コーヒーをめぐる冒険」のトム・シリングが天才ハッ |
カー役を演じたドイツ製サイバースリラー。並外れたコンピューターの才能 |
を持つ青年ベンヤミンは、正体不明のハッカー集団「CLAY」からメンバー |
になるよう誘いを受ける。彼らはやがて危険な陰謀に巻き込まれ、警察か |
らもマフィアからも追われる身となってしまう・・・ |
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“安全なシステムなんてあれへん”というわけです。 |
主役のベンヤミンだってエエカゲンすごいハッカーなのに、上には上がい |
るもので、ものすごいハッカー集団がいて、ハッキングする輩の頂に君臨 |
している。その地位を危うくするものはハッキングを駆使しての暴力に訴 |
えて排除することも辞さない。これがなかなか怖くて、“ホラー”と言えなく |
もない、ということらしい。でもこれはミステリーだね。 |
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ハッカーであるベンヤミンが捕まって、捜査が進んでゆく状況を描いてゆ |
く。騙しや罠がこれでもかと仕掛けられたのがわかるようになっている。 |
ハッキングを描くにあたっては、キーボードを操作しているところだけでは |
芸がないということだろう、ハッカーたちが電波の中で人間の格好で蠢い |
たり対峙したりする。アイデアだよね。危なっかしくも、オモロイ。 |
でももうSFなんかじゃないんだ。正直なところ、ヤレヤレです。
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初めには最後はとても予想はつかないものの、最後が近づいてくると、結 |
末は選択肢としてはメインじゃないかなあ、なんて感じた。 |
理屈込みでわかったというのではありません、ただのヤマ勘。 |
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ドイツ語だからドイツ製なんだけれども、なんだかアメリカのエンタテインメ |
ント映画を観ているような錯覚をおぼえました。 |
なのにアメリカでのリメイクが決まっているとか書いてありましたので、そん |
なの意味あるのかしらんとは思いましたけどね、どうでしょうか。 |
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「コーヒーをめぐる冒険」の主役の男の子? そうだったんだ――。 |