休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ラジオ、テレビから

11/13(月)
片山杜秀‘・・・の迷宮’ NHK-FM
「ヴィルヘルム・ペッテション=ベリエル」
Peterson-Berger、ピーターソン=バーガーじゃつまらんわなぁ。
・・・の迷宮。「・・・」は‘音楽’かな、‘クラシック’だったかな。
スウェーデンの、ペッテション=べリエルの特集。
19世紀から20世紀半ばあたりまでの、北欧の重要な作曲家3人を挙げて
面白い解説。そもそもべリエルの名を知らない。
10歳ぐらいしか違わないほぼ同世代のシベリウスフィンランド)、ステン
ハンマル(スウェーデン)。
論旨は、三人とも、はじめはうんとドイツを向いた音楽を発信したが、それ
ぞれがそれでは北欧のアイデンティティ不足である、もっと質実剛健であ
るべきで、余計なものは要らないなどと批判された。
で、シベリウスは2番の交響曲のあと、3番で苦労して方向転換した。あま
り成功しなかったか、3番が交響曲の中で最も人気がない(ワタシもほぼ
知らない)が、でも出だしを聴かせてくれたところ、これ、案外よかったなあ。
ステンハンマルは1番をまず聴かせ、たしかにワーグナーやリヒャルト・シュ
トラウスが聞こえる。それが2番では涼やかになるのね。この作曲家、古臭
そうで敬遠してきたんでした。
で、ベリエルは交響曲第3番「ラップランド」でサーミという北の民族の民謡
を取り入れる。これは細かく説明された。ま、面白いかどうかはよくわから
なかった。
収穫:
シベリウスは3番も聴けそう。(オスモ・ヴァンスカ/ミネソタ管)
ステンハンマルは一度全部聴いてみたい。(ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ響)

で、ベリエル、どうしようか・・・(ユロフスキ/ノールショッピング響.)
シベリウス交響曲は、CDの時代になってからはほったらかしで、何かま
とまったものがほしいな。(これはどうだろうと思っているものがあるんだけ
ど、片山氏が使ったソースとは違う。)
もう一月近くも前、エルガー交響曲第2番をラジオで聴いて、目からうろこ。
まあドイツを向いた音楽そのもの(ワーグナーや後期ロマン派)やったが、音
が鳴りすぎ、詰まりすぎ、の感はあったものの、結構気に入ったのね。
片山氏の番組ではなかった気がするが・・・エルガー、聴き直しかぁ!
(プレヴィン/ロンドン響)



11/16(木)
TV/NHK-BSプレミアム
「カヴァキーニョ」のことなど


グループ(忘れた・・・)の宮沢なんとかさんの取材旅行の形で・・・
(これたぶん再放送だね、それも大分前の)
フラで必須のウクレレに似た小ぶりな弦4本のギターのこと。
由来はポルトガルだったか、よく聞いていなかった。
メロディも弾くことは弾くんだが、リズムを取ることが多くく、いわば
パーカッションに似た使われ方をよくする。
話がブラジル音楽に移っていく。
欧州のポルカやワルツをブラジル風に表現したものが「ショーロ」
となった。18世紀ごろ。いいね。
ショーロは‘泣く’から来ている。
フルート、カヴァキーニョ、ギターなんかで奏されるのが古い編成。
サウダーデ(サウダージ)、つまり郷愁という心情と結びついたの
だが、それがアフリカからやってきた黒人の心情や、古い黒人の
音楽とも結びついた。言わずと知れたサンバ。
サンバには、モーツアルトと比べるのもなんだが、どこか駆け抜け
る(疾駆する)悲しみが宿っていると、オレは常々感じていたが、
我が意を得たり、やね。
取材の中でサッと奏されるショーロやサンバの見事なこと!
フラメンコやファドのやや大仰な悲しみとは違っている。
もっとも、近ごろのサンバ、特にあの大騒ぎのカーニバルの音楽
は、少々厳しい言い方だが、観光用に堕しているとのこと。
好きなジャンルのことだけど、ぜんぜん知らないや。
その辺までしか観ていない。


同窓会からスピンオフしたゴルフの会の幹事交代の集まりに出か
けました。

カミサン、この頃ウクレレの練習さぼってる。