休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ティエリー・トグルドーの憂鬱』

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20170929(了)
映画『ティエリー・トグルドーの憂鬱』 La loi du marche 
  ステファヌ・ブリゼ監督//ヴァンサン・ランドン/イブ・オリー/
  カリーヌ・ドゥ・ミルベック/マチュー・シャレール
  2015年/仏英/93分
  <★★★☆>

(映画.com解説から) 長年勤めていた会社から解雇されたティエリーは、
職安に通い、ようやくスーパーの警備員の職に就く。買い物客だけでなく、
スーパーで働く同僚たちの不正も監視し、会社へ告発するのが、警備員
としての役目だった。しかし、ある日、告発により従業員の一人が自殺。
ティエリーは会社側の厳しい対応に疑問を覚えるようになるが……。
子供が障害児で世話や進学に苦労したり、生活費のために家を売ろうと
したり、車を買い替える必要が生じたり。
解説の後半のように、さらに憂鬱さを増す再就職先での仕事上のあれこ
もリアルでね、ああいう仕事に就かなくてよかったなんて思いましたね。
で、ワタシにとってのリアルは、失職、職安 (これ存外日本のハローワー
クと似てました) とそこでの会話、面接のお勉強、スカイプでの面接(も
ちろんワタシはあんな形の面接の経験はありません) などが結構面白
かった。というか、いろいろ自分の経験と重なる部分があって、思い出し
ました。
楽しいとはいえない、微妙な感覚なんだが、それでも興味津々で観ちゃ
ったことには違いない。つまりは‘成功作’。
こういう観方になってしまうこともたまにはあるんですね。
くたびれた扮装ではあったけれど、この役者さんワタシにはとても見栄え
がよすぎて、こういう役にはどうかなぁ、あんまり向いていなかったかも。
なんてつい思ったんだけど、ラテン系だとかバルカンの人たちにはこうし
た彫りの深い立派な顔立ちの人が多い。こっちにはベチャンコ顔の僻み
みたいなもんが染みついているからね、いろんなものの見方にそれなり
に影響はあるのかもしれないな、気付かなくてもさ。