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(映画.com解説から) ・・・ポーランドの鬼才イエジー・スコリモフスキ監督が、 |
大都会に暮らす人々の午後5時から午後5時11分までの11分間に起こる様 |
様なドラマをモザイク状に構成した群像劇。女好きの映画監督、嫉妬深い夫、 |
刑務所を出たばかりのホットドッグ屋、強盗をしくじった少年といったいわくあ |
りげな人物と、一匹の犬を中心に描かれるサスペンスで、多種多様な視点を |
駆使した映像や都市空間にあふれる音などによって、人々の悲哀に満ちた |
人生の陰影を表現。人々のありふれた日常が、わずか11分で変貌していく |
様を描き出した。 |
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〈上記解説とあまり変わらいようでもあるし、ネタバレのようでもあります。観 |
るつもりの方は・・・それでも以下を読まないほうがいいと思います。〉 |
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こりゃあかなり実験的な作品なんでしょうね。 |
説明的に描いてもしらけそうだ。 |
解説にもあるように、5つほどの「状況」がぐるぐるとっかえひっかえ描かれる。 |
何かに収斂するとかいうようなことはあり得るとは思いつつも、全体の9割以 |
上が上記「状況」をひたすら煮詰まらせるばかり。「状況」同士が若干接触す |
るときもあったよなぁ。 |
このような表現が面白いのか面白くないのかはよくワカラン。 |
でも、やっぱりやってくるのです、カタストローフが。 |
カタストローフがあるかもしれないと思ったとは書いたが、5つ6つの「状況」が |
そもそもどういう意味があるか、意味があるかどうかすら考えなきゃならない |
ように思えたんだけどね、、、これが、どうも、、、意味なんぞないんだよね。 |
なのに、最後の最後に収斂とも言えないような奇妙なカタストローフを迎える。 |
そこまでイライラとわけもわからず観ていたこと、「状況」について考えたことを、 |
なんだか後悔しそうになった。(自分の考え方の傾向が出ているかも) |
フンフンと流して、ワタシのように後悔などしない人になら、受けるかもね。 |
81分は是か非か・・・そうか、ワタシの後悔に相当するのは70分だったのか。 |
ん? |
いや、そういう意味じゃないんだな。状況個々の11分を描くのに81分かかった |
ということね。 |
言葉にするとOKみたいだけれど、ワタシにはOKじゃありませんでした。 |
最後の最後ででんぐり返っちゃって、ああそういうことだったんだ、わかった!
いや、収斂した、だ。BOMB!
| で、許容できるかどうかというと、ねぇ、そうもいかんのですよ。 |
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