休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ポンチョ・サンチェス&テレンス・ブランチャード


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20170906(了)
PONCHO SANCHEZ and TERENCE BLANCHARD
 /CHANO Y DIZZY!
①Chano Pozo Medley  Tin Tin Deo(Pozo-Fuller)/Manteca(Pozo-  
  Gillespie-Fuller)/Guachi Guaro(Pozo-Gillespie) 6:47
②Con Alma(Gillespie) 5:31
③Wandering Wonder(Blanchard) 2:58
④Siboney(E.Lecona) 4:54
⑤Dizzy's Dashiki(David Torres) 4:07
⑥Groovin' High(Gillespie) 5:19
⑦Nocturna(Lins-Martins) 6:23
⑧Harris' Walk(Ron Blake) 4:46
⑨Promenade(Francisco Torres) 5:29
⑩Jack's Dilemma(Francisco Torres) 4:04
⑪Ariñañara(Chano Pozo) 4:16
 PONCHO SANCHEZ:リード・ヴォーカル、コンガ、パーカッション
 TERENCE BLANCHARD:トランペット
 TONY BANDA:ベース、ヴォーカル
 RON FRANCIS BLAKE:トランペット
 JOEY DE LEON,JR:ボンゴ、パーカッション、ドラムス
  ROB HARDT:テナーサックス、アルトサックス 
 GEORGE ORTIZ:ティンバレス
 DAVID TORRES:ピアノ
 FRANCISCO TORRES:トロンボーン、ヴォーカル
 CD/ラテンジャズ/Ⓟ&Ⓒ 2011 Concord Music Group,Inc./輸入/中古
 <★★★★>
ジャケットはダサいんだけど、中身は予想外でした。
「いよ! 名調子!」 
なんて古いか。
ポンチョ・サンチェス、聴いたうちで一番アルバムだったかもしれない。
ジャズ色は濃いが、ラテンジャズといったって、これは本来のジャズじゃ
ない。
ジャズっぽいチャチャチャ、ジャズっぽいルンバ、ジャズっぽいサルサ
ジャズっぽく迫ったり、そこから抜け出したりする。そのまとまりや演出
が良ければいい。
アルバムともなると、そういうものにどこか不出来なものも混ざってしま
うものなんだけど、これにはほとんど具合の悪いものがない。
このCDはトランペットのテレンス・ ブランチャードが加わっているのが
ミソだと謳ったもので、どの曲にもブランチャードが出てくる。
タイトルのガレスピーが、大ガレスピーを想定しているのか、ガレスピ
ーの絡んだ曲が多いためかワカラン。
映画音楽だと何作か素敵なのがあったブランチャードですが、アルバ
ムにあえて難癖をつけるなら(つけなくてもいいんだけどね)、ソリスト
としてのブランチャードは残念ながら素人の耳には期待外れで、あまり
素敵なソロとは言えないみたいでした。
インプロヴィゼーションで言えば、グループ専属らしいサックス奏者の
ほうがよほど素晴らしかった。