休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ナショジオ日本版 2017年7月号 2/2

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20170828(了)
ナショナルジオグラフィック日本版 2017年7月号  2/2
【特集】

③生命を包む美しく硬い翅:
 地球上の生物のなかで、最も大きなグループである甲虫。知られている
 種は、全世界で約38万、日本で1万。その多様さを生んだ秘密が、体
 を包む美しい翅(はね)にある。
④麻薬戦争の暗い影:
 ドゥテルテ大統領の下、過激ともいえる麻薬撲滅運動が進むフィリピン。
 多くの命が奪われ、社会に影を落とす。
⑤消えゆく蜂蜜採り:
 精霊に守られた蜂蜜を命懸けで採るネパールのクルン族。近代化のなか、
 その伝統が消え去るかも知れない。
⑥傷だらけの黄河
 急成長を続けてきた中国だが、その代償が顕在化し、母なる川である黄
 河も大きな傷を負っている。
 【コラム】
(a)VISIONS 世界を見る
(b)撮っておきの瞬間:「これが私のアドベンチャー
  冒険の定義は人によって違うだろう。でも、勇気を少し出せば、誰にで
  もわくわくする世界が待っている。
(c)写真は語る:「白化現象の記録」(古見 きゅう)
(d)EXPLORE 探求のトビラ:
 「地球を北から南へ 8 万キロの航海」
 「ウイングスーツの死亡事故を防げ」
 「繰り返される遺跡破壊」
 「水中洞窟を地上で体験」
 「古代の航海の出発点」
(e)生命をつなぐ
(f)読者の声
(g)もっと、ナショジオ
(h)テレビでナショジオ
(i)次号予告
(j)日本の百年:「岩に歴史が刻まれた京都の川下り」
   7月号/2017年6月30日発行/日経ナショナル ジオグラフィック社


(感想 2/2)
③生命を包む美しく硬い翅:
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 ルリボシカミキリ・・・ もう長らくお目にかかっていない
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 アオカナブン・・・ シロテンのはなんてったっけ、これは見るけどカナブンはこの頃見かけない。
            まだ低学年の頃は、胸と腹の間(かな?)に糸を巻き付けて飛ばしたりした
            ことを覚えてます。飛ばすだけなんですぐに飽きる。しまいに糸のところで
            ちょん切れてしまう。子供は(ワタシももちろん)残酷なもんです。
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 モモチョッキリ  この辺は養老孟司先生の領分ですね。ぜんぜん知りません
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 タマムシ・・・ きれいに写せるもんですな。この夏は、路上でベッチャンコのものを見た
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・ベニカミキリ・・・もうずーっと見てません    ・ヒメトラハナムグリ・・・かわいい!ぜんぜん知りませんが
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 シロコブゾウムシ・・・ 1.5cm程度のものだけど、ド迫力!これも養老先生だナ
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 ・ミヤマカミキリ・・・昔見たことがある  ・センチコガネ・・・これってよくいたよな
虫のことはちょっと読みたくなります。まずは写真・・・
関係ないけど思い出した。日本には35種類ぐらいの蝉がいるんだってね。でも
ワタシが見たことがあるといったらたったの7種類ぐらい。チッチゼミとかツノゼミ
の類なんて見たことがない。ツマグロヨコバイなんてのもどうせ系統的には蝉に
近いんだろうなあ・・・ この小さいヨコバイなんてのも近ごろ見かけない。
で、さあ、38万種もいる甲虫。この間、タマムシのオスの死体を見つけたっけ・・・
ルリホシカミキリの写真からだもんね、ぐっとつかまれちまう。と思って本文にとり
かかったら、なんとたった2ページほどの文章を書いているのは“丸山宗利”さん
じゃないですか!(丸山さんの本、読みたい!自分の中で順番がなかなか回っ
てこない。)
④麻薬戦争の暗い影:
2016年5月にドゥテルテが大統領になってから、警察によって2000人が、その
他の人によって4000人がすでに殺されたというもの。麻薬犯罪撲滅のためだが、
進んでいるんだろうか。遺体の入った棺に10日間関係者が付き添い、恨みを募
らせる。とにかくそういう人の死にかたが日常茶飯事になっているという記事。
⑤消えゆく蜂蜜採り:イメージ 10
NHKだったと思う、似たドキュメンタリーを見たことがある。
ネパールと中国の国境に近く、国でいうとネパール側。エヴェレストの麓。中国
でならいろいろと問題になる少数民族。とはいえこの民族、ネパールという国へ
帰属意識はほぼないみたい。
ヒマラヤオオミツバチという大型種は、養蜂できる巣作りはしない。とんでもない
崖に作る。それが春には幻覚作用を有する(毒素があるつつじの花のため)蜂
蜜を作り、これが高く売れる。現金収入のために、竹で編んだ縄梯子を使い、命
綱もなく、1回に数十回は刺される。あまりにも危険な収集作業をする。
蜜の収集には奇妙な(!!!)ルールがあって、選ばれた者だけが収集のリーダーを
務めるが、後継ができないし、年も年だし、開発が進んできたし(道ができ、トレ
ッキングコースにもなっている)で、もう止めようか・・・というような話。
感慨ほとんどない。
⑥傷だらけの黄河
中国の汚れ様は、やっぱり収まっちゃいない。小さい記事で、文章はせいぜい1
ページ足らず。写真は汚らしく紹介する気にならない。
  中国には環境保護に関する規制が多くあるものの、それらは重視されず、
  めったに適用されない。地方の役人たちは経済成長に応じて報酬が与え
  られるので、環境目標よりも経済発展を優先させる
まあそんなもんでしょう。
もっとも、
  中国は風力と太陽光で世界トップの発電量を誇り、代替エネルギーによ
  る発電量では、フランスとドイツの合計よりも多い
【コラム】
(a)中国;チベット仏教における世界最大級の学びの場となっているラルンガ
 ル・ゴンパ(中央)。そこで修行している僧侶や信徒が寝泊まりに使う赤く塗
 られた家々・・・・といった説明。うまく写らなかったが、すっごい赤(写真)イメージ 11
(b):「これが私のアドベンチャー
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(c)沖縄におけるサンゴの白化の何枚もの写真には一応インパクトはあるも
 のの、わずかな気温の上昇でこうなるなら、止めようはない。地球全体で、
 人間が絡まない理由でだって、何百回か、あるいは何万回かわからんが繰
 り返されてきていないわけがない。とはいっても、人の営為によるものかもし
 れないものについてはなんとか対策しなきゃならんが・・・、上の特集①の南
 極の氷の話のほうが波及の規模が大きいみたいで怖い。
 もっとも・・・モルジブの例では、年間通じて27~29℃のところ、白化が進むと
 ころでは34℃だったという。それは確かに高い。
(d)「古代の航海の出発点」;結構興味がある内容なんだが、こんなものでは
 面白くもなんともない。特集してほしいね。見つかった道具などからも、「彼ら
 は優秀な船乗りだったに違いありません」だって。そんな安直な言葉で締め
 てくれるな!


台風18号、近づきつつあります。
明日、名古屋行きです。
だいじょうぶかなぁ。